日産セレナ発表 | CAR STYLING公式ブログ
11月8日、横浜の日産自動車グローバル本社で新型セレナの発表会がありました。1991年に初代が登場してから今日までロングセラーを続けているセレナは今回のフルモデルチェンジで4代目。11月29日より全国で一斉に発売します。

新型セレナのデザインキーワードは「スペースカプセル (家族を包み込むカプセル)」 3つのアピールポイントとして乗ってひろびろ、使ってラクラク、エコでわくわくを掲げています。価格はほぼ据え置きで標準グレード (2WD, 20S) の216万3000円~上級グレード (4WD, 20G) の285万6000円。目標販売台数は5400台/月を見込んでいます。


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従来の箱形のような野暮ったさのない、なめらかな流れを意識したという外観。フロントバンパーの形状を工夫したり、リアランプの後端に5ミリ程度の突起を設けて空力性能の向上をはかるなど、細部までこだわっています。上二つの写真の車体色は"ナチュラルハーブ"という新色で、青々と広大に広がる草原がモティーフとのこと。


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「お父さんがわくわくする空間」をめざしたというインテリアは運転席まわり、インスツルメントパネルをとくにこだわったそう。室内も先代より拡大され、開放的な室内空間を家族で共有することができます。セレナのDNAである「室内空間の広さ」と「使い勝手の良さ」がさらに進化していることが伺えます。


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2、3列目をラゲッジスペースとしてフルに活用すると、自転車が4台も収納できます。ただしママチャリのような形状だと積めて3台というところでしょうか。


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エンジンは新開発の2リッター直噴エンジン"MR20DD"。発電機と再始動モーターの機能を兼ね備えた装置"ECOモーター"を採用し、素早い始動性と高い静粛性を実現させ、さらに低燃費にも貢献。


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セレナのCMソング「風と未来」を歌っているいきものがかりがゲストとして登場しました。いきものがかりは厚木や海老名を拠点として活動してきたアーティストです。厚木といえば日産デザインセンターがある場所ですね。これも何かの縁でしょうか。写真は日産自動車・中村史郎CCOとの貴重なフォーショットです。


セレナの主要諸元は以下のとおり (2WD設定の場合)
全長:4685mm (ハイウェイスター:4770mm)
全幅:1695mm (ハイウェイスター:1735mm)
全高;1865mm
ホイールベース:2860mm
トレッド 前:1480mm
     後:1485mm
車両重量:1600~1630kg
エンジン:直列4気筒DOHC筒内直接燃料噴射
内径×行程:84.0×90.1mm
総排気量:1997cc
圧縮比:11.2
最高出力:108kW (147PS)/5600rpm
最大トルク:210Nm (21.4kgfm)/4400rpm
タンク容量:60L
燃料消費率 (10-15モード):14.4~15.4km/L
トランスミッション:CVT
ステアリング:ラック&ピニオン式
サスペンション 前:独立懸架ストラット式
        後:トーションビーム式
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク式
     後:ディスク式

「お父さんにとってわくわくするクルマ」をめざしたというこの新型セレナは斬新ではないけれど確実に進化している、そして有意義に家族と過ごす時間を提供してくれる印象を受けました。室内空間が広いのはやはり魅力的ですよね。実際に家族を持つお父さんがたにはどう映るのでしょう。余談ですがいきものがかりの山下穂尊さん(写真右端)の実家の車はセレナ(先代)だそうです。

日産セレナ
http://www2.nissan.co.jp/SERENA/

(文/写真:高田仁志)