現役医師による!抗がん剤治療相談室

がんのなぜ?どうして?どうしたらよいの?を始め、とにかく分かりやすく紹介し、不安を解消し、がんと闘う気持ちをますます強めて頂きくメッセージを送りたいと思います。同時に、家族がどのように支えていったらよいかを考え、共に考え、応援していくブログです。


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● 咽頭がんで声を失っても声を取り戻せます。

こんにちは。加藤隆佑です。

先日、テレビをみていたら、咽頭がんで手術をうけて、声を失ったつんくさんが、次第に声を取り戻しているというお話をやっていました。

食道発生法という習得に少し時間のかかる方法(つまり機械を用いない方法)で、声がでるようになっているとのことです。

ちなみに、人によっては、カラオケも歌えるようになります。

普通の方と全く同じような感じで歌う方もいらっしゃいます。

私も、その領域のリハビリには、それほど詳しくはないのですが、かなり地道なトレーニングをして、発声練習(食道の粘膜を振動させる)をしないといけません。

しかし、地道にやっていけば、できるようになるのですね。

つんくさんが、再び歌が歌えるまでに回復してほしいと思います。

ちなみに、声帯が残っているのに、治療や腫瘍の影響で声がでにくくなったときは、漢方がとてもよいですよ。

声を取り戻してくれます。

声を取り戻しつつ、再発をしないようにしていきましょう。


手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。
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● ほくろをとってきました。

こんにちは。加藤隆佑です。

実は、私には、左の目のすぐ上にとても大きなほくろがありました。

生後まもなくして、突然できてきました。

皮膚がんの危険もないわけではないとのことで、研修医になったころに、取ったという思い出があります。

とった後に、ヒキツレがおきて、目がしまりにくくなるかもしれないとか、いろんな合併症を説明されて、おどおどしながら、その治療を記憶をしています。

さて、先日は、妻もほくろをとってきました。

妻は完全に美容目的ですが、ほくろをとると、かなりすっきりした感があります。

女性はちょっとしたことで、大きく雰囲気がかわると思いました。

ところで。私のブログ友達も、橋本久美子さんは、大阪でメイクのアドバイスをされています。

妻もそのようなメイク指導をうけたら、もっと変わるのかもしれません。

ちなみに、ほくろをとったら、今度はシミが気になりだしているようです。。。。


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● 卵巣がんを再発させないための新薬があります。

こんにちは。加藤隆佑です。

あなたは、卵巣がんの再発を抑えることはできます。

漢方が、再発しない確率をあげることに役立ちます。

さらに適切な抗がん剤を用いると、さらなる再発予防になります。

先日も卵巣がんが再発したのちに、再び緩解状態になった方から、以下のようなことを言って頂きました。

腫瘍マーカーも安定しており、再発もなくて、よかったです。

このかたは、卵巣がんが再発したあとに、ドキシル+カルボプラチンという抗がん剤を受けました。

その後は、再発予防のために、アバスチンによる治療を受けて頂いています。

1つ悩ましい問題があり、アバスチンをどの段階でやめたら良いかの目安がないことです。「再発したがんの緩解後の再発予防」の場合は、無制限に用いてもよいことになっているのです。

そうはいっても、いつかはやめないといけないので、漢方などを併用しつつ、そのお薬をやめていく方針でいます。

さて、アバスチン以外にも、今後、日本でも用いられる可能性がある薬の1つに、ニラパリブという薬があります。

これも「再発した卵巣がんの方で、再発した卵巣がんを白金製剤により緩解にもっていった」あとの維持療法に用いられる薬です。

海外ではすでにかなり治療成績がよいことが判明しています。

その薬は、ゆくゆくは、日本でも用いられるようになるでしょう。

ちなみに、ニラパリブは、PARP阻害薬に分類され、BRCAという遺伝子に変異を有する方に、とても効果があります。

このように、最近のかなり有効な新薬の開発はすごいスピードで進んでいます。

そのような最新の治療を取り入れつつ、漢方や薬膳的な食事を組み合わせるのが、もっともよい治療になります。

そして、卵巣がんを克服してきましょう。


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● 食欲がでたのはいいけど、常に食べてないと落ち着きません。

こんにちは。加藤隆佑です。

あなたが、抗がん剤治療をうけて、食欲がなくなっても、食欲をだしてあげることはできます。

主治医から吐き気止めを飲んでおくくらいしか方法がないと言われても、そうではありません。

食欲がでるようにして、がんに負けないような体力を維持しましょう。

昨年後半の出来事なのですが、以下のようにおっしゃる患者さんがいらっしゃいました。

先生から指示してもらった漢方を取り寄せて飲んでみました。

食欲はでたのですが、逆に、常に何かを食べたい気持ちになってしまい大変です。

しょうがないので、ひっきりなしに、飴をなめています。

このかたには、ネズミモチという漢方を飲んでもらうことにしました。

量が少し多かったせいか、常に食欲がでて、困ってしまったそうです。

食欲がでないときに、私がよく用いる漢方ですが、ここまで食欲がでたのは印象的で、昨年の出来事にも関わらず、今でも記憶に残っています。

ちなみに、この方は、今は食欲もちょうどよい状態になり、落ち着いています。

あなたが、食欲がでなくて困っていても、漢方で食欲がでるようにしていきましょう。

そして、体力を維持して、抗がん剤の副作用に負けないようにしていくのです。

そのことが、がんに負けないことにもつながります。


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● ニューイヤーコンサートに行ってきました。

こんにちは。加藤隆佑です。

昨日は、妻とニューイヤーコンサートに行ってきました。

広上 淳一さんの軽やかな感じで見ていても面白い指揮と、服部 隆之さんの演奏はとてもよかったです。

服部 隆之さんは、大河ドラマ「真田丸」メインテーマをひいた方です。

かっこいいですね!

ちなみに、ニューイヤーコンサートの前には、いつも私に診療のことなどでいろいろ助言してくださる方とお話してきました。

いろんなことを教えていただきました。

今回は、身の引き締まるお話でした。

簡単にいえば、以下のような内容でした。

白衣をきるだけで、その人から発する言葉には、人を幸せにもできる力がでるし、その逆もしかりである。

そして、医師としての実力がついてくると、(説得力が強くなってくるために)その力はさらに強いものとなる。

そのことは、諸刃の剣的な要素があり、意図せず、患者さんをとても不幸な気持ちに追いやったり、間違った方向に誘導してしまうこともでてくる。

だからこそ、実力がつけばつくほど、傲り高ぶることなく、より慎重に、より真摯に、発言並びに判断をしないといけない。

上記のような趣旨でした。

今回のお話は一般論として教えていただいたことなのですが、「専門家として発する言葉は、責任重大であり、発言した人が気づかない程度の軽はずみな言葉でさえも、患者さんを数週間(場合寄っては年単位)に渡って悩ます可能性があること」も忘れるべきではないと思いました。

振り返ってみれば、ある医師の言葉で、数年来苦しまれていた患者さんをみかけたこともありました。

私も気づかないうちに、そのような言葉を発しているかもしれません。

そのようなことがないように、気を引きしめて、今週も診療していきたいです。


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● 右側大腸がんと左側大腸がんは区別して抗がん剤治療を行う時代になりつつあります。

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、最近の大腸がんの抗がん剤治療の話題を1つ書きます。少し専門的な話です。

大腸といいましても、発生学的に中腸と後腸に分かれて由来し,部位により血流・リンパ・神経支配や腸内細菌環境の差異があることが知られています。

そして、右側(盲腸、上行結腸)には低分化腺癌・粘液癌・腹膜播種の頻度が、左側(直腸、S状結腸、下行結腸)に比べ高いと言われています。

そのような前提をもとに、最近発表されているデータを見てみます。

右側(盲腸、上行結腸)にできているがんに対して、一番はじめに導入する抗がん剤として、アービタックス(もしくはベクチビックス)という分子標的薬を用いても、効果が乏しい傾向があることが分かってきました。

そして、ヨーロッパのガイドラインでも、右側の大腸がんに対しては、効果がそれほど望めないために、積極的にはアービタックスを用いない方針とされました。

今後は日本でもそのような流れになるでしょう。

アービタックスを用いないかわりに、ベバシズマブを用いるということになります。

今回のお話は1番はじめに導入するときの抗がん剤のお話です。

1番目の抗がん剤が効かなくなって、別の抗がん剤に変更を検討するときは、たとえ、右側の大腸がんであっても、アービタックスは検討してもよいことになっています。

さらに、漢方も併用して、抗がん剤の効果を増強させて、がんを克服していきましょう。


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● それ以上の治療法はないと言われたら、本当にべきことがないのか?

こんにちは。加藤隆佑です。

あなたがたとえ、終末期に近い状態になったとしても、すべきことはあります。

すべきことをして、一日でも楽しみをもちながら生きていきましょう。

たとえば、リハビリも大切です。

ベット上の生活では、運動療法は難しいですが、ストレッチ、マッサージなどはよいでしょう。それらも、リハビリに入ります。

もし呼吸困難感があれば、口すぼみ呼吸、複式呼吸を覚えたり、胸郭の柔軟性をよくして、姿勢をよくする工夫をすると、より楽に呼吸できます。。

呼吸困難感で、パニックになるときは、パニックをコントロールする方法をマスターしていくことにより解決できます。

また、浮腫がでてくることもあります。

そうでっても、スキンケア(皮膚の清潔保持)、必要に応じて圧迫療法(緩い圧迫)、場合によっては用手的なリンパドレナージがよいです。

それらをすることにより、浮腫がよくなります。

症状をとっていくことが、一日でも長く楽しく生きることにつながります。

ご自宅で過ごしたい場合には、そのようなことが自宅でもできるような環境作りをしていきましょう。

上記のことをしていけば、体調はよりよくなり、楽しみをもちながら、もっと長く生きていくことになるのです。

さらにいうならば、人に話を聞いてもらうと、自分の考えが整理されて気持ちも落ちつきます。

抗がん剤だけが、長く生きる為にすべきことではありません。

抗がん剤を受けられなくなったら、もうすべきことはないというのは間違った認識です。

といいますか、抗がん剤を受けられなくなったときからこそ、やらなくてはいけないことがたくさんあると言えるでしょう。

ちなみに、漢方も、あなたの心と体を支えてくれますし、がんを抑えてくれます。

本当ならば、このままではまずいと思うような状況からでなく、もっと早い段階から、漢方を取り入れてほしいです。

そして、がんに負けないようにしていくのです。


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● 前立腺がんの治療をすぐにはじめなくても、予後はかわらない。

こんにちは。加藤隆佑です。

あなたが、PSAが上昇してきて、がんが強く疑われても、必ずしもすぐに治療を受ける必要はありません。

厳重に経過をおっていくこともできるのです。

もちろん単に経過を追うだけでなく、前立腺がんを抑える漢方を飲んでいくことも大切です。

先日も以下のようなデータが発表されています。

1999年から2009年までの10年間に,限局性前立腺癌患者で,積極的PSA監視療法(545例),前立腺全摘術(543例),放射線治療(545例)の各治療を比較した。

結果

がん特異的死亡は,各治療グループでそれぞれ8例,5例,4例であり,有意差はなし。全死亡率も各グループで有意差なし。


このデータが示すように、すぐに治療をしなくても、経過をみていくことができるケースが多数あることがわかります。

もちろん、厳重に経過をみていっても、治療が必要と判断されれば、躊躇無く治療をすることになります。

がんと診断されればすぐに治療と考えられる方も多いでしょうが、そうではないのです。

このことはステージⅣのがんについてもいえることがあります。

先日も、大腸がんの肺転移の方がいらっしゃいました。

ある程度の期間、抗がん剤などの治療を受けて頂いたら、がんはある程度小さくなり、治療をとめて経過をみることになりました。

その後は、大きさにそれほど大きな変化はない状態が続いています。

万が一、大きくなるようであれば、また抗がん剤を再開する予定であります。

このように、抗がん剤の治療にも、大きさの変化などもみながら、治療をお休みする期間を作ることもできます。

がんの治療においては、「治療をあえてしないで、待つ」ということも大切なのですね。

そして、その間に、体力を回復させて、さらにがんに負けない体を作っていくのです。


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●どのような病院で抗がん剤治療をうけたらよいか悩んでいます。

こんにちは。加藤隆佑です。

あなたが、どのこの病院で抗がん剤治療をうけたらよいか迷われている方もいらっしゃることでしょう。

そこで、どのような病院がよいかについて、お話します。

最も大切なことは、症例数の多い病院で治療をうけることではありません。

主治医に自分の考えをしっかり話すことができる関係にあることが一番大切です。

どんな名医による治療であったとしても、コミュニケーションがとれない関係ならば、よくないでしょう。

自分の意見をきいてくれて、8割くらいは、ちゃんと受け入れてくれるがよいですね。

もっと理想をいうならば、西洋医療の限界を補うために、漢方のアドバイスをできることです。

そのあたりのことがしっかりできるならば、小さな病院における治療でも全く心配はないです。

あとは、万が一、体調が悪くなったときに、しっかりと対応してもらえることも大切です。

ちなみに、2年前に聞いた話なのですが、某がんセンターは、時間外に体調が悪くなったときには、受け入れをしないで他の病院にお任せするというところもありました。

しかし、それはあまり好ましくないでしょう。

このあたりの条件がそろえば(もちろん他にもいろんな条件はありますが)、悔いのない良い治療をうけられます。

ただし、病院にすべてをお任せというわけにはいきません。

あなたが、自宅でできるセルフケアを加えると、がんを克服する確率がさらに増えますよ。


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● 本を読みながら、目頭が熱くなってしまいました。

こんにちは。加藤隆佑です。

昨日は上の子供の卒病式の前撮りの写真をとってきました。

天候にも恵まれて、とてもよい写真がとれました。

だんだんと大きくなっていく子供をみていると、とてもうれしいです。

一方で、下の子どもがおむつをやめて、パンツをトライしているのですが、どうしてもパンツにするとおしっこをしてくれません。

先日は24時間トイレに行きませんでした。。。苦戦中です。

さて、今日の本題です。

人はなぜ落ち込み、そしてどのような過程で、そこから元気になっていくのか?

生まれ死んでいくとは、どういうことなのか?

そのことに関して、私たちはあまり時間をさいて考えることはありません。

しかし、死生観を養うことは、とても大切です。

しっかりした死生観がないと、がんの治療において、まちがった判断並びに選択をしてしまうこともあります。

そして、私は、子ども達に、小さいころから死生観などを考えてもらいたいと思い、絵本を通して、そのようなお話をしています。

しかし、絵本といえども、あなどれません。大人でも読む価値がある絵本もあります。

最近は、この本を子どもに読み聞かせながら、少し目頭が熱くなってしまいました。

そして、普段忘れていたことを思い出させてくれました。

よい本を書いてくださった大野正人さんに感謝です。


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