現役医師による!抗がん剤治療相談室

がんのなぜ?どうして?どうしたらよいの?を始め、とにかく分かりやすく紹介し、不安を解消し、がんと闘う気持ちをますます強めて頂きくメッセージを送りたいと思います。同時に、家族がどのように支えていったらよいかを考え、共に考え、応援していくブログです。

● 膵臓がんになったからといって、もう治らないというわけでは、ありません。

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、膵臓がんの方の治療がありました。無事、内視鏡治療を終えて、よかったです。

今後は、「化学療法+放射線治療」を行い、手術をしていく予定です。

さて、この方とは別に、外来に、膵癌と診断された方も、本日、いらっしゃいました。

治療のお話をしたところ、治療は希望しないと言われました。

理由を聞いた所、「膵がんになったら、治らないと、他の人から聞いたから、治療を受けません」とのことでした。

「膵がん=治らない」ということでは、ありません。その旨を、私は、お話しました。

もちろん、治癒が難しいこともあります。

そうであっても、治療を受ける事により、より長く、毎日の生活に楽しみを持ちながら、生活を送る事につなげることもできます。

また、以前に比べれば、膵がんの治療成績は、向上しています。いろんな治療法も、出現していることを、忘れてはいけません。

膵がんと診断された瞬間に、治療をあきらめるのは、もったいないです。

膵がんの治療をうけるならば、これだけのことは、知って欲しいです。


手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。
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● 一目でわかる胃がんの治療と、副作用をとる方法

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、漢方外来がありました。

抗がん剤治療のあとに、味覚障害がでてきたとのことで、味覚障害を改善させる漢方を1つ提案いたしました。

女貞子です。

女貞子は、体の不調を整える漢方でもあり、調子が悪いときは、試みる価値のある漢方の1つです。

さて、今日の本題に入りますね。

胃がんの治療は日々、発達しています。

用いられる抗がん剤も、数年前と比べると、だいぶ
違います。

そこで、胃がんの治療と、副作用をとる方法で、絶対に知って欲しいことを、一目でわかるように、しました。


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● 放射線治療は、どこで治療を受けるかで、治療成績が異なることがあります。

こんにちは。加藤隆佑です。

先日、放射線治療学会に参加してきました。

放射線治療を適切なタイミングで足すと、非常によいことが、改めて認識できました。

また、どこの施設で放射線治療を受けるかで、治療成績が異なることがあります。

たとえば、大腸がんの肺転移に対する放射線治療は、あまり効果がないと、一般的に言われています。

しかし、工夫をした放射線治療ですと、きわめて高い治療成績になります。

私が、注目しているやり方ですと、99%の確率で、大腸がんの転移した部位を制御できます。

もちろん、放射線治療の適応にある病変への治療になることが前提条件にあります。

しかし、放射線治療の適応があるにも関わらず、主治医が、放射線科に紹介してくれないことが多いという問題もあります。

放射線治療の適応があると、主治医が気づかないからです。

私も、遠隔診療をしていますと、そのような状態の方からのご相談も、多いです。

がんの治療は、抗がん剤、手術、放射線治療、東洋医学を、適切か形で組み合わせることが、重要です。

それが、最も高い確率で、がんの克服につながるのです。

そのあたりのことは、こちらに、詳しく書いています。


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● 採血だけで、がんの治療に結びつくことが判明する時代に、突入しました。

こんにちは。加藤隆佑です。

今後は、リキッドバイオプシーという手法が、検査の主役になってくることが予想されます。

リキッドバイオプシーとは、内視鏡や針を使ってがんの組織を採取する検査法の代わりに、血液などの体液のサンプルを用いて、診断や治療効果予測を行う技術のことです。

1つ例をあげます。

肺がんの患者さんのcirculating tumor DNA(ctDNA)というものを、血液中から採取することにより、以下のことが、分かります。

どのタイプのEGFR阻害薬の効果があるのか?

現在用いているEGFR阻害薬に対して、耐性が、出現していないか?

もし耐性がでてきたなら、次のEGFR阻害薬は、どれを用いたらよいか?

状況によっては、第一世代(イレッサ)と第三世代のEGFR阻害薬(
タグリッソ)を併用したほうがよい状況があるのですが、そのようなことを、した方がよいのかも、分かるのです。

以上のことが、採血だけで、簡単に分かってしまうのです。

それだけでは、ありません。

がんの再発の超早期(CT検査やMRI検査で検出しにくい段階)も、できるようになります。

超早期の再発の段階で治療を開始すれば、再発がんの治療成績は、改善することでしょう。

そのような治療概念も、今後は、普及してくることが予想されます。

ちなみに、再発を予防するためには、漢方や薬膳的な食事も、効果があります。

つまり、東洋医学です。

そのようなことも組み合わせて、がんの再発を抑えていきましょう。


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● 抗がん剤治療を受けるときに読む本が、増版になりました。

こんにちは。加藤隆佑です。

先日、抗がん剤治療を受けるときに読む本の出版本である出版元から連絡があり、増刷がきまったとのことでした。

たくさんの方に読んでいただけたおかげです。この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

私の本が、少しでも多くの方の、抗がん剤治療を受けるときのお悩み解決につながればと思います。

一方で、抗がん剤治療の副作用で、辛い思いをされる方がいなくなり、私の本を手にする必要がなくなれば良いという思いも、あります。

そのような状況はいつ来るのでしょうか?

5年から10年後も、残念ながら、同様の状況であると、予想しています。

しかし、今から15年後に関しては、そうではないかもしれません。

この時期になると、がん治療は、かなり大きく変わっていることが予想されるからです。

以下のようになっていると、私は思います。

1、オーダーメイドの治療が中心になり、遺伝子検査をして、その人にあった治療薬をするようになります。

2、手術で切除するという治療法の割合も、かなり減ります。より発達した放射線治療や、局所療法が、台頭してくることが予想されるからです。

3、ビッグデータや、AIを併用した治療になります。

上記のようなことを積極的に取り入れようとしている病院のトップの方と、お話をして、そのように感じたのです。

ちなみに、最近の医療機器の発達も、目を見張るものがあります。

従来のPET-CTでは、見つけられない病変も、最近新しくでたPET-CTを用いると、発見できる確率が、高くなります。

新しい検査法や治療法が、どんどんでてくることになるのです。そのような治療法に乗り遅れないために、私も、次の準備をしていかないといけないと、感じている今日この頃です。

そして、どんながんでも、簡単に完治するような時代になってほしいです。


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● 卵巣がんにオラパリブ(リムパーザ)が承認されました。

こんにちは。加藤隆佑です。

卵巣がんに新しい薬が承認されました。オラパリブ(製品名はリムパーザ)です。

再発した卵巣がんを、白金系の抗がん剤(カルボプラチンなど)を併用するお薬で治療した後の維持療法として、オラパリブ(リムパーザ)を用いることになります。

さて、副作用としては、以下のものがあります。

貧血(23%)、悪心(71%)、嘔吐(35%)、下痢(27%)、疲労(無力症を含む)(63%)、食欲減退(21%)、および頭痛(21%)

治療成績は以下のようになります。

BRCA遺伝子変異陽性の場合(SOLO-2試験より)

がんが悪化しない期間(無増悪生存期間)を13.6ヶ月延長

BRCA遺伝子変異を問わない場合(試験19より)

がんが悪化しない期間(無増悪生存期間)を3.6ヶ月延長し、全生存期間の延長は、2ヶ月

実際の臨床で用いることができるのは、数ヶ月先になりますが、卵巣がんの治療の選択肢がふえたことは、とても嬉しいです。

そして、副作用に悩まされないで治療を受けるようにしていきましょう。


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● ご高齢のがんの方の入院する際に、注意しないといけないことがあります。

こんにちは。加藤隆佑です。

インフルエンザが流行っていますが、大丈夫でしょうか?かからないように、あなたも気をつけてくださいね。

さて、今日の本題に入ります。

がんの方で、体調を崩されることがあります。入院しないで通院で様子を見て、元気になれるのか、それとも、入院した方が良いのか、判断に悩むケースもあります。

そのように悩むのであれば、入院での対応にしたら良いと思われる方も、いらっしゃるかもしれません。

その通りなのですが、入院することによるデメリットが1つあることを忘れてはいけません。

入院したことによって活動量が落ちるというデメリットです。

入院した途端に、体を動かす機会が減り、ガクッと、体力が落ちてしまうことがあるのです。認知症の症状が、一気に進むこともあります。

そして、そのようなケースは、ご高齢の方に多いです。

「病院に入院したら、もう安心!」と思われる方も、いらっしゃるかもしれませんが、そうでは無いのです。

もし、あなたのご高齢のご両親が、入院することになったら、入院中も、体を動かすサポートをしてあげてください。

一緒に、売店に買い物に行くというのも、良いアイデアです。そして、主治医に、リハビリもお願いしましょう。

それ以外にも、ご高齢の方のがん治療で、注意しないといけないことが、何個かあります。


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● オプジーボは、ステージ4の胃がんに、どの程度の効果があるのか?

こんにちは。加藤隆佑です。

胃がんにオプジーボが、保険診療で用いることが承認されて、数ヶ月たちました。さて、実際の臨床の現場では、オプジーボは、どの程度の効果があるのでしょうか?

ある研究会の発表では、オプジーボを使って、がんが縮小するケースは1割程度ということでした。

そして、「がんの大きさが、ほとんど変わらなくなる」という程度の効果になることが多いようです。

私の担当している患者さんにも、オプジーボでの治療を受けていただきましたが、その方も、がんの大きさがほとんど変わらないという結果でした。

大きさが変わらないというのも、オプジーが効いているということになります。しかし、劇的に効果がでるということは、胃がんに関しては、あまりないと考えざるを得ません。

さて、劇的な効果につながらない理由の1つが、免疫細胞の疲弊であると推測されています。

ある程度、体内の免疫細胞が元気な状態でないと、オプジーボを用いても、あまり効果は出ないのでしょう。

そのあたりのことに関しては、今後、データとして、明らかになってくるかと思います。

また、「ある程度、免疫細胞が元気な状態でないと、オプジーボを用いても、あまり効果は出ない」という考えが正しいならば、「普段から、免疫細胞を元気な状態を維持すること」が必要となります。

そのためにすべきことは、いくつかあります。そのうちの1つが、漢方を取り入れることです。

ある種の漢方は、免疫細胞を元気にさせることは、医学論文で、証明されているのです。

そして、オプジーボの治療が、より良い結果になるようにしていきましょう。


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● がんによる胸水をへらして、日常生活を普通に送るようにしていくことはできます。

こんにちは。加藤隆佑です。

胸水が溜まって、体が必要とする酸素を供給できなくなることがあります。その結果、病院から退院することができなくなることもあります。

そうであっても、胸水をもっと減らすことはできます。

例えば、胸膜癒着術という治療法があります。

それによって、胸水を、増えなくすることはできます。

約8割の方に効果があるとされています。

比較的安全にできる治療です。私も、先日も、そのような治療を行いましたが、問題なく治療を終えることができました。

仮に、胸のお水を減らすことができなくて、酸素を吸い続けないといけない状態になることもあります。そうであっても、以前よりも面倒がかからない形で、酸素を吸って、生活をしていくことはできます。

今は、小さな携帯用の酸素ボンベになったのです。

こちらのページの複数の画像のような携帯用のボンベになっています。

状況によっては、別のタイプの酸素ボンベを用いることもありますが、このような手軽な酸素ボンベもあるのです。

ちなみに、胸水を減らしていくことに、漢方も有効です。

漢方と、西洋医学を組み合わせて、胸に溜まった水を減らしていきましょう。


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● がんの治療中は、良質なタンパク質をとることが大切です。

こんにちは。加藤隆佑です。

食事内容を工夫することが、がんの治療成績に、影響を与えます。そのようなデータも、複数あります。

さて、気をつけるべきポイントの1つが、良質なビタミン、ミネラル、たんぱく質です。

そして、最近、良質なビタミン、ミネラル、たんぱく質を摂ることができる食品を、見つけました。

インカミールです。

インカの伝統食を参考にして作られています。キヌア、アマランサス、カニーワ、サチャインチとなどを、バランスよく配合したものです。

我が家も、スープに混ぜたりして、使っています。

このような良質な食品が、もっと増えると良いですね。


治療歴15年目のがん治療専門医によるがん治療のサポート

加藤隆佑プロフィール
小樽協会病院 消化器内科 主任医長
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
肝臓専門医
内科認定医
がん治療認定医

抗がん剤治療の悩みをとる方法

抗がん剤治療を受けるときに読む本

がん治療の悩みをとる遠隔診療


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