<殺生石>
<稲荷神誕生の秘密①>
<稲荷神誕生の秘密②>
<稲荷神社復活>
復習しますと、
古くは古代インド、中国殷の時代から日本の中世にかけて、九尾の狐(正式には「白面金毛九尾の狐」)の悪霊が活躍し、美女に乗り移って時の為政者に近づき、為政者を色事によって堕落させるとともに、国や朝廷も堕落・崩壊させてきた。
時は平安時代、鳥羽上皇の時代。九尾の狐の霊が、藤原得子という女性(玉藻の前)に乗り移つり、鳥羽上皇に寵愛されるようになる。そして、本后を追いやり后にまで上り詰める。それ以降、鳥羽上皇は独裁的な政治が目立つようになり、崇徳天皇に譲位を迫るなどし、朝廷は混乱し保元の乱へ繋がる。
<WIKI:藤原得子>
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51T47A65PNL._SL160_.jpg)
鳥羽上皇崩御後、崇徳上皇を初めと下朝廷は、藤原得子の正体を暴くため、陰陽師、安倍泰成(安倍晴明の後裔)に依頼。藤原得子は九尾の狐に憑りつかれていることが発覚。
安倍泰成の真言によって藤原得子の憑依が解かれ、九尾の狐が姿を現す。九尾の狐は、霊体となった後も憑依等によって悪事を働くが、安倍泰成によって、とうとう那須で殺生石にされてしまう。1150年前後のこと。
<WIKI:玉藻の前>
殺生石になった九尾の狐は、その後も毒ガスを放出して、付近を通りがかった人や付近の家畜に被害を与え続けた。そこで、1385年源翁心昭(げんのしんしょう)という僧によって殺生石は砕かれ、その際、那須を中心に九つに分かれて各地へ飛散してしまった。
<WIKI:殺生石>
以上が概略です。
実は、この砕かれた九つの殺生石には、現在も九尾の狐の呪いが残ったままだったのです。九尾の狐を完全に封印するには、当然、その呪いを解く必要がありました。そこで、今年4月までに、私が全ての殺生石の邪気(呪い)を祓いました。
次に、殺生石の呪いが解けた後は、九尾の狐の大元の正体だと考えていた、大宜都比売命(おおげつひめのみこと)の封印も解く必要があると思い込んでいました。
そこで、徳島へ行き、大宜都比売命にゆかりある神社で、その封印を解きました。これが今年6月初めのことです。前述の稲荷神社復活の記事に書いた内容です。
しかしながら、ここにきて、一点大きな勘違いをしていたことに気づきました。
それは、九尾の狐=大宜都比売命 ではなかったということです。
実は、九尾の狐は、大宜都比売命の魂の流れを持つ、時代時代で転生してきた人物にターゲットを絞り、その人物に憑依(ウォークイン)するのではなく、すり替わっていたようなのです。これまでご紹介してきた阿修羅幹部による為政者のすり替わりと同じような方法です。
<すり替わりの真実>
鳥羽上皇の後后である藤原得子は、本来は大宜都比売命の魂が転生した女性なのですが、九尾の狐が乗り移った女性である玉藻の前(阿修羅の肉体)によって、すり替えられてしまっていたのです。
同様に、加賀百万石の前田利家の妻まつ(芳春院)や、生類憐みの令で有名な徳川第5代将軍、徳川綱吉の母親でもあるお玉(桂昌院)も、本来は大宜都比売命の魂の流れなのですが、本人は消され、九尾の狐によって阿修羅にすり替えられてしまっていたのです。
大宜都比売命の封印を解くとは、このように時代時代で九尾の狐によってすり替えられた魂の無念を、晴らすことだったのです。ここに訂正しておきます。
さて、このように太古の昔から悪事を働いてきた白面金毛九尾の狐は、女性の霊なのですが、この九尾の狐とペアになって人間界の歴史を改竄してきたのが、この世の悪の根源である増上慢こと阿修羅王の霊です。
阿修羅王の霊は、九尾の狐に対して、八頭八尾大蛇(やつがしらやつおのおろち)がその化身です。記紀に登場する素戔嗚尊が退治したヤマタノオロチもそうです。
八頭八尾大蛇と九尾の狐は、太古の昔からペアになって、神々や人間に憑依(ウォークイン)し、世の中を混乱させ、歴史を改竄してきたのです。
以前、悪の根源増上慢が誕生したのは、神々のささいな対立からと書きました。インド神話に登場する契約神ミトラの反乱です。
<アスラと阿修羅>
このミトラが、後に九尾の狐になる女神とペアとなり、仲間を増やしながらアスラ族(阿修羅族)を構成していきます。ギリシャ神話のゼウスとヘラもそうでしょう。そして、神々(の化身)に憑依しながら悪だくみを行っていくのです。
出口王仁三郎の霊界物語には、阿修羅や増上慢という言葉は出てきませんが、八頭八尾大蛇と金毛九尾の狐は頻繁に登場します。
さらに、八頭八尾大蛇と金毛九尾の狐は、それぞれ天足彦(あだるひこ)と胞場姫(えばひめ)の邪気から誕生したと書かれています。
霊界物語には書かれていませんが、天足彦とは契約神ミトラのことだと思われます。天足彦と胞場姫は、もとは善神だったのが、前述のようにささいなことから反乱し、その反乱が拡大、宇宙を善悪二界に分断するような勢力になっていったのです。
その始まりは、数百万年、数千万年、もしかしたら億年を超えるような大昔のことのようなのです。この間、何度も地球、及び宇宙内を揺るがす、大きな出来事、大参事が生じたようなのです。
そのような、増上慢との戦いの過程で、人類誕生前に一旦地球上の生物がすべて滅ぶような出来事があったようです。数十万年以上前のことだと思いますが、その直後の創造主による地球の立て直しの際に、現在のような人類が誕生したのです。もちろん進化論は全くのウソ。人類は神々による創造です。
この人類誕生こそが、旧約聖書の創世記に登場する、あの有名なアダムとイブの物語なのです。
<WIKI:アダムとイヴ>
ここで皆さん、ピンと閃きませんでしたか?
アダムとイブ
イブは本来の発音はエバです。
そう、霊界物語に登場する神の化身である、前述した天足彦(あだるひこ)と胞場姫(えばひめ)に関係しています。
アダルヒコとエバヒメ
アダムとエバ(イブ)
最初の人類、アダムとイブとは、天足彦と胞場姫の魂から誕生したのです。否、創造主によって誕生させられたのです。
天足彦と胞場姫は、神々の化身です。太古の昔、人類が誕生前は神々の化身が地球上で活躍していたのです。
ところが、天足彦と胞場姫が反乱。数百万年以上に渡る神々の対立が始まります。霊界物語に書かれているのは、この対立の話です。
そして、地球上で全生物が絶滅するような大艱難が生じ、おそらく、この時にポールシフトが生じ、地球は23.4度傾いたのです。この際にムー大陸も沈んだはずです。これが少なくとも数十万年前のことだと推測します。
<オノゴロ島の真実>
その後、創造主(天之御中主神)は、地球を再興します。この時に、天足彦と胞場姫の魂も封印せずに地球に転生させます。
ただし、以前のように悪事ができないよう、神通力などの神々の能力を奪い取り、ヒトというたくさんの制限のある生物を新たに創造し、生まれ変わらせ、身魂磨きをさせることにしたのです。
これが旧約聖書に書かれている人類誕生、アダムとイブの物語なのです。その延長が現代なのです。
しかし、旧約聖書では、その後、アダムとイブは、禁断の果実を食べ、神の怒りを買ったとされています。この時期を境に、神々の対立から、神々VS人類の対立、人類間の対立へ、地球のフェーズが移行していったのだと思われます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。