4人の者が導かれて集まったと思ったら、
「ホフマンさんは導かれし者ではありません。」
と、つれないことを言うミネア。
ホフマンは導かれてないけど、トルネコは導かれているという。
カインは、もはや、誰が導かれているのかわからなくて、
それは、ミネアが勝手に決めているものだと思い込んでいる。
ここで、各人の目的を整理しておくことにする。
カインは、地獄の帝王の情報を集めるためと言いながら、
実のところは、デスピサロへの復讐を誓って旅をしている。
マーニャとミネアは、バルザックへの仇討ちを目的としているが、
戦力が欲しいので、仲間を探している。
ミネアの占いにはこう出ていた。
導かれし者は、残り5人であり、
その都度、カインへの報告が必要になるけど、
カインには導かれし者が誰かわからないので、
ミネアの好みで、パーティーが編成されているものと疑っている、
と。
ミネアは、カインが疑っているのを重々承知で、
導かれし者の選定を行う必要があった。
ホフマンは、父の宿屋を継ぎたかったが、
まずは、商売の腕を鍛えるために、
商売の神と言われるヒルタン老人に弟子入りしたいと考えていた。
4人が、
いずれも、船を手に入れて航海をすることを望んでいたため、
このパーティーはまとまっていたが、
デスピサロへの関心を持つ者は、現時点では、カインのみであった。
さて、一行は砂漠を抜け、温泉街のアネイルを訪れる。
この町は、
戦士リバストが纏っていたという天空の鎧が展示されている、
観光街である。
名のある鎧の割りに、その力が感じられないカインたち。
ミネアは、なんとなく、
この鎧が偽物であるような気がして、そう口にしてしまったのだが、
ミネアの発言は、カインからしてみたら、
占いの結果なのか、単にそう思っただけか、よくわからないでいる。
ただ、この一件に関しては、カインも賛成であり、
天空の鎧は、
すでに誰かに持ち去られているのだという結論に至った。
この時点で、別に天空の鎧に興味のなかったカインは、
早々に町を出て、次の町を目指すのだった。
アネイルの次に、コナンベリーという港町にたどり着いた。
この町は、造船が盛んで、
世界一いい船を作る船大工たちがいることで有名だった。
ところが、最近急に、灯台から邪悪な光が出始めて、
次々と船が遭難するという事件が相次いでいるという。
この町で、豪華な船を作っている大商人がいるという話を聞いた。
その大商人こそトルネコで、
船を作っても、灯台の邪悪な光で出港できないことを知り、
彼は、その問題を解決すべく、灯台へと向かっていた。
マーニャは、カインと出会う前には、カジノに入り浸っていて、
20000G相当のコインをスッてしまっていた。
もちろん、このお金は、ミネアの稼ぎ分である。
それほどにお金を吸い取られているマーニャであるが、
カジノへの愛情は抑えられないでいる。
トルネコと会って、大金を手に入れたならば、
全額カジノのコインに返還して、
スロットをやり続けるつもりでいた。
しかし、コナンベリーほどの大きな町ならば、
きっとカジノがあるに違いないと思っていたマーニャは、
この町にカジノがないことにガッカリした。
そして、もっとガッカリしたのは、
トルネコに会ってしまったときだった。
マーニャの、トルネコへの期待は、
とてつもないものへと膨れ上がっていた。
大金持ちにして美男子で、
かつ、灯台に1人で乗り込むほど勇猛である、
と、思い込んで止まなかったので。
だから、
灯台の入り口で、縦縞ファッションのお腹の出た中年を見ても、
マーニャだけは、それがトルネコだとは夢にも思わなかった。
トルネコは、美男子でも勇猛でもなんでもなかった。
トルネコは言う。
「つい調子に乗って灯台まで来てしまいましたが、敵が強すぎて先に進めません。代わりに行ってくれませんか。いえ、そこを何とか。」と。
カインとミネアは、それがトルネコだとすぐにわかっていた。
だから、突然の頼まれ事に、少し戸惑いはしたものの、
トルネコの頼みを引き受けることにした。
トルネコは、ただ怯えて動けないわけではなかった。
独自に調査し、
灯台に巣くう魔物を倒し、「聖なる種火」を手に入れ、
邪悪な炎を消し、「聖なる種火」を再び灯せば良いことを
調べていた。
魔物に狙われる身であるので、調べる途中にも、
悪魔に狙われていた。
ただ、その悪魔も、あまり賢いモンスターではなく、
ルーラで天井に頭をぶつけて失神していたのだったが。
さてさて、トルネコの情報どおりに灯台に聖なる炎を蘇らせ、
港町に平和を取り戻すカイン。
もともと、トルネコを保護するつもりであった上に、
船を手に入れたいと思っていたカイン。
そんな考えを知っているかのように、
トルネコの方から仲間にしてほしいと言う。
もちろん、トルネコが仲間になるんだから、船も一緒である。
トルネコは、愛妻と息子の名前を取って、
「ネネポポ号」という名前を船につけていた。
船は手に入ったけど、トルネコは仲間になったけど、
なんだかガッカリのマーニャ。
なんとなくヤケ酒が飲みたくなり、
酒場が開く時間を待った。
夜のコナンベリーでは、
神父が若い娘を「神の思し召し」と偽って口説いていた。
「神父さん、フケツです。」
と言い放つミネアであったが、
実は、ミネアがカインに発言している言葉は、
この神父の言葉と同等のことを意味している。
それを思い起こし、ぐっと堪えるミネアであったが、
酒場で、カインがウェイトレスに赤くなっているのを見て、
「カインさん、フケツです。」
と、またしても言い放ってしまうのだった。
一行は、次の進路をミントスと定めた。
ミントスは、
ホフマンが教えを請いたがっているヒルタン老人がいる商売の町。
それから、サントハイムの姫がいるという情報も耳にしている一行。
ミネアには、
サントハイムの姫一行も導かれし者だと目星がついている。
そして、マーニャは、また勝手な想像を広げていた。
エンドールの武術大会で優勝するくらいなんだから、
きっと、ものすごいゴッツイ姫であるに違いない、と。
マーニャの、この想像は当たっているのかどうか。
一行は、ネネポポ号に乗って、南へと航路を定め、
ミントスへと向かうのだった。
カイン:レベル12、プレイ時間11時間11分
パーティ:カイン、ミネア、マーニャ、ホフマン、パトリシア、トルネコ、ネネポポ号

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