しばらく冒険をさぼっていたので、
カンが取り戻せずにいます。
というのも、冒険はハッサンに任せて馬車の中で遊んでいたからです。
僕の自分探しの旅をハッサンに任せるなんて、
なんか不思議な話です。
しかも、馬車の中で遊んでいる間に転職してしまいました。
魔物マスターをマスターして、盗賊になってしまったのです。
魔物マスターを極めたら、魔物ドクターになれると思ったりしたのですが、
そんなことはなくて、
しかも、なんか大きなものを盗んでやろうという気がしてきて、
こういう転職をしてしまいました。
大きなものを盗むっていうのは、この世界の秘密を盗むとか、そういう意味で、
決して万引きとかの技術を磨こうと思っているわけではありません。
ありませんが、ついつい癖で、
モンスターからたまにアイテムをスッてしまうことがあるのです。
職業病です。
他人の家に侵入して、タンスやツボの中身を盗んでしまうのは、
職業病ではなくて、僕の生まれ持った性格です。
休憩が終わって、ハッサンから指揮権を取り戻したわけで、
パーティーを総替えしました。
ハッサン→カイン
アモス→ピエール
チャモロ→バーバラ
ミレーユは据え置き
決して、
ハッサンと仲が悪くて一緒にパーティーを組まないわけではないんですよ。
別に、レイドック兵士を目指したときの競争意識が、
今でも残っているわけではないんで。
さて、馬車から出たら、クリアベールに着いていたわけですが、
今は夢の世界か現実世界か、よくわかりません。
えっと、地図を見たら、、、現実世界か。
僕の本体があるほうの世界ですね。
現実世界のクリアベールでは、
ジョン君という男の子が病気で亡くなっていて、
お父さんのハリスと、お母さんのマゴットが、
いつも教会で辛い気持ちでお祈りしているのです。
幼くして病気で命を落としたジョンは、本当に幸せだったのだろうか、と。
ジョン君は生前に、勇気のバッジ、というものを欲しがっていて、
ある旅芸人のパノンという男が、
次に来るときに持ってきてあげると約束をしていて、
ジョン君はそれを心待ちにしていた、というのです。
なるほど、もう遅れ馳せ過ぎではありますが、
僕もその心意気にちょっとだけ協力したいと思うに至りました。
調査によると、勇気のバッジは、
「運命の壁」という崖の上にある「勇気のかけら」という岩の破片を材料に、
作ることができるということがわかってきました。
長旅ではあったものの、勇気のかけらを手に入れて、
お父さんのハリスさんに持っていこうと思ったのです。
これでジョン君が報われるわけでもなんでもないんですけど、
ハリスさんたちの心残りが少しでも軽減されればいいな、と。
ところが、ミレーユ達と話すと、
「これでジョン君もハリスさんも喜ぶわね」
とか言っているわけです。
なんか、浅はかなんです。
子供を失った親の気持ちを軽く見てるんです。
ところがところが、
実際にハリスさんに勇気のかけらを見せると、
大喜びしたのです。ミレーユの予想通りに。
なんか、単純ならざる気持ちがあるはずなのに、
気を使ってそう見せてくれているんだなぁと、そう思うことにしました。
ミレーユの予想通りの軽い心境ではないと、僕は思っているのです。
勇気のかけらから勇気のバッジを作ったハリスさんは、
息子のお墓に供えるつもりのようでありました。
ハリスさんとマゴットさんが納得できれば、
それでいいんだと思うことにしました。
さてさて、
そういうわけで、ハリスさんとマゴットさんからはいたく感謝され、
ジョン君のベッドで1泊させてもらえることになりました。
そして、目が覚めると、夢の世界に移動していました。
そしてそして、夢の世界ではジョン君のベッドは空を飛ぶことができ、
これが空飛ぶベッドの正体だったのか、とやっとわかりました。
現実世界でジョン君が生きていたときには、
夢の世界でジョン君はベッドで飛び回っていた、と。
現実世界でジョン君がお亡くなりになった時点で、
夢の世界でも空飛ぶベッドを目撃されなくなった。
そして、今まさに、ジョン君のベッドを頂くことができ、
また夢の世界での空飛ぶベッドが復活した、
と、そういうことであるわけですね。
空飛ぶベッドを手に入れたら、
これまた行動範囲が広がるわけで、
またしてもどこに行っていいやらわからなくなりました。
移動手段は、船、ひょうたん島、空飛ぶベッドがあり、
それぞれ、まだまだいろんなところに行ける可能性があるのです。
僕は、ベッドに乗って、自分を探す旅を続けることにして、
さらに現実世界と夢の世界を行き来し、
フォーン城、というお城に辿り着きました。
ちなみに、フォーン城があるのは現実世界。
あまりに脈絡なく上下の世界を行き来し過ぎて、
夢と現実が区別できなくなっています。
ちなみに、旅の途中でよさげな情報を仕入れました。
最強の剣は「ラミアスの剣」というのを以前聞いたことがあったけど、
「スフィーダの盾」という伝説の盾があることを耳に入れました。
右手にラミアスの剣、左手にスフィーダの盾、
そんな姿を想像してワクワクしたりしたのですが、
仮に手に入れたとして、ハッサンとかアモスに取られちゃうかもしれないし、
青い剣士テリーも、当然ラミアスの剣を追っているだろうし。
ワクワクした気持ちは、自分の中だけに止めておくことにします。
ただいまレベル28、プレイ時間18時間48分。

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