遺伝学講座・みしま | 禄のブログ

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昨日、三島にある遺伝研の先生による「遺伝学講座・みしま」なる講演会に行ってきた。

関心のある内容なので、楽しみにしていたのである。


     



遺伝研(国立遺伝学研究所)については、一昨年秋の講演会の時のブログに書いたので、割愛する。

今回は三島市民会館小ホールで行われた。


     


     


約350席のホールではあるが、始まる頃にはほぼ満席状態であった。 中々人気が高い。

秋元順子さんのコンサートとは違って、男性の方が随分と多かった。 もちろん学生とか若い人たちも多く来ていたが、とっくにリタイアしたような年配の人 (斯く言う僕もその一人であるが) が 、知的好奇心が旺盛なのか、単に暇なのか・・・ヒマと云うだけじゃ来ないか?・・・目立っていた。

下らない話は程々にして、


講演 Ⅰ 「不思議な脳の作られ方」

      脳機能研究部門 平田たつみ教授


     


脳科学は難しいし、レジュメも無かったので、内容の説明は出来ない。

この講演では視覚の話が中心だったのだが、大脳皮質の視覚野の中に「顔を認識する領野」があるという話がチラっと出てきた。


僕は最近とみに、いや昔から、人の顔が、特に若い女性の顔(?)が中々覚えられないことがあるので、 この領野のごく一部が劣化rしているのだろうかと、一寸思った。



講演 II 「ゲノムDNAから日本列島人の起源をさぐる」

     集団遺伝研究部門 斎藤成也教授


     


斎藤先生は、近隣結合法(neighbor-joining method) という系統樹を作成するためのクラスタ解析法を提唱して、世界的に知られた人らしい。 人の起源の研究には極めて有効な方法のようだ。


“日本人は何処から来たのか?” という話は置いといて(スミマセン)、勉強になったことが一つある。

僕の旧い知識では、ヒトの起源を追跡する道具はミトコンドリアDNAとY染色体だと思っていたが、今は常染色体を追っかけるのが主流なんだそうだ。 吃驚!


5月ごろには、斎藤成也著 『日本列島人の歴史』 岩波ジュニア新書が出版されるという。

覚えていれば読んでみよう!




知的欲求が大分充たされた。 気分転換にもなった。 AJさんファンの新年会にも行きたかったけれど。


帰り道の喫茶店でマンデリンを飲んで帰った。 今一つ旨くなかった(基本、味は分からないんだケドネ)。