館山駅に戻り、バスを待ちます。

(洲崎方面同様、バスは1時間に1本)

 

20分程で安房神社前のバス停に着き、そこから5分程で社頭です。

 

◆安房国一の宮 安房神社◆

 

社号標の筆跡、どこかで見たようなと思っていたら、東郷平八郎によるものでした。

 

香取神宮の楼門の扁額もそうですね。

(几帳面にまとまった感じが印象的)

 

鳥居の先に続く、桜並木の参道。

 

 

春はさぞ美しいのでしょうね。

 

 

参道から外にふと目をやると、ミニ御神田発見。

(近くに"プランターで米栽培"を謳う会社がありました)

 

二の鳥居が見えてきました。


 

この左手奥に忌部塚と呼ばれる縄文時代の洞窟跡があるのですが、痛恨のスルー。

 

社務所

 

授与所はこの先にあります。

 

二の鳥居

 

房総の青空と生い茂る森。

 

境内を進むと、とても開けた空間。

 

旧宝物殿

 

厳島社

 

岩場に築かれ厳かな雰囲気。

 

この岩は元からここにあったのだろうか?


 

境内は、巨木に囲まれ、まるで古代に時空が飛んだかのよう。


 

そのどれもが御神木と思えるほどに立派。

 

それでは、厳島社の横を通り、御神前へと。


 

拝殿

<御祭神>

天太玉命

(アメノフトダマノミコト)

 

紀元前数百年前、神武天皇に仕えていた天野富命(天太玉命の孫)が、神武天皇の勅命により四国の阿波に渡り土地を開拓し、更に、阿波の忌部一族を率いて黒潮に乗り、未開の地だった房総半島に辿り着きます。

 

そして、阿波にちなんでこの地を安房と名付け、開拓をしていきます。

 

 

天野富命と忌部氏がその祖神を祀ったのが安房神社です。

 

現在の拝殿は平成21年の大修造によるもの。

 

 

これが総檜造りであったら、どれほど素晴らしかったことか。

 

御本殿

 

上の宮と呼ばれています。

 

木造、桧皮葺なのが素敵です。

 

山の麓に佇む雰囲気が素晴らしい空間。

 

お参りを済ませて、境内散策。

 

御仮屋

 

中央に伊勢神宮のお社があります。

 

かつては、例祭時に周辺の神社の神輿を納めたそうです。

 

続いて、御本殿の裏手へ。

 

御神水

 

山からの湧水なのですが、中からキ~ンと、水琴窟の様な音がして、とてつもなく神聖な雰囲気が漂っていました。

 

御神饌所

 

1月の粥占神事のお粥はここで焚かれます。

 

崖の脇を通り先へ。

 

 

祭器庫

 

琴平社

 

兼務社遥拝所

 

下の宮

(主祭神:天太玉命)


 

拝所に入ると、おもむろに檜系の香りに包まれました。

 

日頃からここまで香るのだろうか?

 

有り難い気持ちに満ち溢れたお参りが出来ました。

 

あっという間の1時間。



 

帰り際、手水舎を見ると、眩いお見送り。

 

見逃してしまった境内の遺跡もあるし、参道脇には「ふれあい野鳥館」なる、鳥好きには堪らない施設もあるので、次回はゆっくりお参りしてみたいものです。

 

御朱印

 

それにしても、ソテツの参道というところが、南国ですね。

 

 

宿泊先の安房白浜へ向かいます。

 

続く

 

 

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