ゆっくりでもいい

さまざまな個性を持つ生徒さんたち。
私の教室には、定型発達の生徒さんも発達障碍の生徒さんも
混在しています。
みんなそれぞれのペースで、ピアノやお歌を通して音楽を楽しんで
います。

新小学6年生のSちゃん。
以前もご紹介しました。Sちゃんも自分のペースでピアノと向き合って
います。
（ご参考記事→「続・続けるとわかるよ」、「続けるとわかるよ」）

どんなに時間がかかってもいい。
その生徒さんが、心から納得して先へ進めるタイミングが
必ずあります。
逆にいえば、納得していないのに次へはいこれね！って課題を
貸してしまうことはとても危険だと思うのです。

だから、ピアノのレッスンをするときには私が一番気長な姿勢を
忘れないようにしないといけません。
唯一の例外で、我が子にはどうしても辛抱ならなくて短気に接して
しまうことがありますけれど。。
生徒さんたちには、こちらがどっしりとゆったりと構えて受け止める
よう常に心がけています。

さて、Sちゃんのレッスンは実は1か月ぶりでした。
先々週はいつも付き添いで来てくれるパパが、
そして先週はSちゃんご本人が…インフルエンザにかかりまして。
辛かったろうね、久しぶりに元気が姿を見られて先生は嬉しいよ。

ただ…ちょっと心配だったのが、モチベーションが下がっている
のではという点。
しかしワタシのそんな心配などなんのその、Sちゃんはしっかりと
課題をこなしてくれました。

今回のメインの課題は「まつぼっくり」。
Sちゃんも、昨日のKちゃんと似ている点がありまして、
とにかく間違えたくない、間違えたらもうおへそ曲げちゃうみたいな
ところがあります。(;^ω^)
そこもやはり根気強くこちらが指導していくことで、だんだんと
学ぶ側の生徒さんの姿勢が変わってきます。
態度も変わってきます。

Sちゃんは、今回も動画を撮らせてくれました。
とてもゆっくりのテンポで慎重に演奏しています。
私は、どんなにゆっくりでもいいからつかえない速さで弾いてねと
良く生徒さんたちに言うのですが、なかなかできない子が多いです
ね。
ゆっくり弾くって難しいです。
時間も忍耐も要りますしね。

それでもSちゃんは、心の中で拍子をしっかりと取って弾けています。
素晴らしいです。

Sちゃん、動画も写真も撮らせてくれてありがとう。
そして素敵な演奏がまた一つ増えたね。
とっても上手ですよ(o^―^o)！
これからもSちゃんのペースで頑張って行きましょう。
先生はいつでもSちゃんを応援しています。

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