10月の渡韓レポ(大邱・咸陽(ハミャン)・山清(サンチョン)・昌寧(チャンニョン))
こちら↓の記事のつづきです。
10/17 大邱からの日帰り旅① 両班の息遣いを感じられる村@咸陽介坪韓屋マウル
いつの間にか橋を渡って咸陽(ハミャン)介坪(ケピョン)韓屋マウルから程遠い南側の場所まで歩いてきてしまったらしく、畑仕事中のアジュンマに道をお尋ねしてなんとかマウル内に戻ることができました(笑)
教訓: 橋を渡ってはいけません。坪村川(ピョンチョンガン)に沿って歩きましょう。
道谷書院(トゴッショウォン)。
収獲した唐辛子や小豆を干していました。
私が道に迷った引き金となった散策路を歩いていたという朝鮮王朝時代の大学者일두(一蠹) 정여창(鄭汝昌)氏。
その12代後孫の정환필(鄭ファンピル)氏が住んでいたという梧潭古宅(オダムコテク)。
こちらは別のお宅。
とても立派な韓屋だわ~と思いながらお庭に潜入したこちらのお宅。
韓屋の右手に「展示館」と書かれたオンギ(甕)が。
細い通路を通って裏手へ回ると、このマウルの中で一番訪ねたかったソルソン酒文化館(솔송주문화관)がありました!
無形文化財のパク・フンソン女史が朝鮮王朝時代と同じ伝統製法で500年経った今でも醸していらっしゃるソルソン酒の展示販売をしている空間です。
気になるお酒を試飲させてもらえますよ。
自然の宝庫である智異山(チリサン)の澄んだ湧水にもち米&うるち米、麹、そして松の芽と葉で香りづけされたソルソン酒。
なんとも言えないその香りは本当に独特。
その香りを楽しみながら、自宅で少しずついただいています。(375ml 7千ウォン)
お隣の敷地では、440年前の建物だという名家院(명가원)という民泊も経営していらっしゃいます。
ソルソン酒文化館・名家院(명가원)
住所 咸陽郡池谷面介坪里263-1(경남 함양군 지곡면 개평리 263-1)
電話番号 010-5259-1943
E-mail solsongiu@naver.com
yangyoum@hamail.net
蓮田もありました。7~8月に来れば蓮の花を楽しめるんですね。
名残惜しいけど2時間15分に亘る介坪(ケピョン)韓屋マウルの散策を終え、ここからバスに乗ってランチの場所へ移動。
見渡す限り一面田んぼの穀倉地帯。
精米工場もあちこちに有りました。
バスターミナルへ向かう途中の咸陽中学校付近でバスを降り、そこから徒歩10分のヌルポムガードゥン(늘봄가든)へ。
右手前の入り口は団体専用らしく、テーブルにずらーっと料理が並んでいるだけで人がおらず。
左奥の入り口を開けたら漸くスタッフがいらっしゃいました。
奥のアコーディオンカーテンで、先程の団体エリアと区切られているんですね。
11時半前だったのでどなたもおらず。
ネットで見つけた五穀定食(오곡정식 1万ウォン)を食べようと思ったので「ひとりでも大丈夫ですか?」と確認したところ、「まだ混みあう前だからどうぞ」と。
おひとり様ご飯を成立させるためには、空いている時間を狙うのが鉄則です!
すごーい勢いでテーブルの上にパンチャン(おかず)が並べられました。
まずはビールをグビ~!
いろんなナムルやニラのチヂミ、高級なツルニンジンまで。
このツルニンジン、アツアツに焼かれて出てきたんですが、なぜかバナナの香りがしたんですよ。
そして4食の五穀ご飯とチゲ。
咸陽(ハミャン)は美味しいお米の産地。介坪韓屋マウルやこの店へ向かうバスの車窓からも稲穂が見えたもんね。
なので、こちらの食事をすごーく楽しみにしていたんです。
右からもち米、キビ、黒米、そしていろいろ混ざっている雑穀米?
もち米のモチモチ感がハンパないです。キビの香りもいいし、文句なし!
特筆すべきはこちらの納豆。
全州在住の日友たちが、「韓国にも納豆があるにはあるけど、日本のとは全然違う」と肩を落としながら口にしたことがあります。
でもね、こちらのお店の大粒納豆は、日本の納豆に負けず劣らずムッチャ旨かったんですよ。
これだけ食べにまた咸陽へ行ってもいいかも!・・・・と思わせるほど。
パンチャンは季節や仕入れ状況によって変わると思うので、必ず出してくれるとは限りませんが。
美味しいもち米と一緒にパクッ!うーん、究極の幸せ気分。
蟹の出汁が効いたチゲには、たっぷり入ったどでかい椎茸からも良い出汁が出ていて、大満足のお味でした。
ヌルポムガードゥン(늘봄가든)
住所 咸陽郡咸陽邑校山里946-3(경남 함양군 함양읍 교산리 946-3)
道路名住所 咸陽郡咸陽邑ピルポン山キル65(경남 함양군 함양읍 필봉산길 65)
電話番号 055-962-6996
営業時間 11~21時(L.O.20時)
不定休
KONEST地図
すぐそばにある咸陽上林(ハミャンサンリム・함양상림)へ。
統一新羅の末期、崔致遠(チェ・チウォン)が咸陽大守だった時、マウルと農耕地を保護するために造成した森として、天然記念物第154号に指定されています。
韓国のあちこちで見かける連理の枝。2種類の異なる種類の樹が絡み合っております。
のどかな風景をいつまでも眺めていたいけど、そろそろ別の街へ移動するバスの時間です。
咸陽上林(ハミャンサンリム・함양상림)
住所 咸陽郡咸陽邑雲林里(경남 함양군 함양읍 운림리)
先程のバス通りまで歩いて移動し、タクシーでバスターミナルへ移動しました。
大邱からの日帰り旅にピッタリ!
大邱から咸陽(ハミャン)への行き方はこちらの記事で → ★
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