7/4 慶尚南道4都物語 統営(トンヨン)編① リーズナブルな料金のトンゲストハウス
7月の慶尚南道(キョンサンナムド)の旅レポ こちら↑の続きです。
いつも他の方とはひと味もふた味も違う珍しいエリアを見つけては、マニアックな旅を続ける旅友あっちゃん 。
今回の旅に出発する前に、そのあっちゃんが「岡山村というところがあるんですが」という情報とともに教えてくれた t_arirangさんのアリラン峠の石神 というブログの記事を見て、「さすが、あっちゃん!」と感心。
日本統治時代に建てられた日本家屋が残っているこの村に、私も強く惹かれたのでした。
宿からは比較的近そうな感じだったので、夕食前に歩いて訪ねてみることにしました。
宿の前の路地も、のどかでいい雰囲気。
ノウゼンカヅラの花が満開でした。
のどかな街に、路駐の車が邪魔だわ。
思いの外遠かった(汗)
「道南観光地区にある」という漠然とした情報のみで、場所の特定ができないまま。
そろそろジモティに確認してみましょうと、こちらのアジョッシに声を掛けてみたところ、なんと日本語が話せる方だった!
ただし、岡山村(강산촌)なんて知らないと。
気が付けば、あちらからこちらから、ジモティが集まってきて、みんなで悩んでくれました(もう一人、アジュンマもいらっしゃいました)。
(←あっちゃん提供)
言葉だけでは心当たりがないとのことなのでブログの写真を見せたところ、最初のアジョッシが漸くわかった様子。
みなさん、ご親切にありがとうございました。
水産市場や遊覧船乗り場のある埠頭を通り過ぎ、飲食店が並ぶその先にあるらしい。
歩くこと50分、ひょっとしてここじゃない?
岡山からの移民たちが発動機船によるイワシ漁を行うために、1908年(明治41年)に岡山県が補助金を支給しこの地に岡山村(강산촌)を作ったのだそうです。
港が近く、弥勒山の澄んだ水が流れるという立地の良さから、この地が選ばれたのだとか。
庭先には唐辛子が。
帰国してから知ったのですが、赤い矢印の飲食店は、当時郵便局があった場所。
その裏手には郵便局長の家があり、現在でも原形のまま残っているとか。
現在は道南洞(ドナムドン)という地名のこの一帯、空き家もありましたが、今でも韓国人の方が住んでいらっしゃいます。
なんだか昔にタイムスリップしたみたい。
いわゆる「長屋」スタイルの建物。
こちらの路地は、南浦2キルという地番らしい。
その北側にあった小学校は、1910年に日本人が通うために建立されたシムサン(심상)小学校(現 南浦初等学校)だったそうです。
今度は、南浦2キルより一本北側の路地歩き。
このあたり、子猫がたくさんいましたよ。
井戸も、当時掘られたものなのかな。
水産市場のある埠頭のあたりだと思われるのですが、10本ほどの松が植えられた小高い丘があるそうでして。。。
現在は埋め立てられてしまったそうですが、日本統治時代にはトンゲ島という島があり、そこには漁に出る漁民の安全を祈るために金毘羅神社があったそうです。
恐らく他の神社と同様に、こちらの神社も日本からの解放直後に取り壊されたのでしょう。
こちらの丘を見学し損なったのが心残りです(泣)
↑こちら↓の2枚の画像は、ネットから拝借しました。
とはいえ、またも日本統治時代の歴史に触れることができ、有意義な時間となりました。
参考にさせていただいたブログ
アリラン峠の石神 (ご承認いただき、ありがとうございました)
http://blog.daum.net/backsekim/758
旧岡山村(강신촌)
住所 統営市道南洞南浦2キル一帯(경남 도남동 남포2길 일대)
さぁ、いよいよ夕食。
今が旬のウニのビビンバ(성게비빔밥)を食べようと、タクシーで予定していた店に行ったら休業(泣)。
「美味しいウニのビビンバなら、中央市場に行かなきゃ」というタクシーキサニム(運転手)の一言で、急遽そちらへ移動。
キサニムお勧めのヨンソンフェッチッ(영성횟집)へ。
実はこの店、2日目にこれまた旬のハモのお刺身を食べに来ようと思っていた店でした。
店の前では、いろんな海産物が元気に泳いでいました。
ハモちゃんもね。
ここは初志貫徹。
あっちゃんと私はウニビビンバ、旅友はムルフェ。
通常のウニには保存料としてミョウバンが使用されていますが、こちらはミョウバン不使用の純粋な生ウニが、それはもうてんこ盛りになっているウニビビンバ。
ウニ以上に海苔がふんだんに載っていて、ウニが見えませんが(苦笑)。
パンチャン(おかず)はイマイチどころかイマ百。
旅友のムルフェ。
白身の刺身に、氷入りの炭酸抜きサイダー?のようなスープと酢コチュジャンを掛けたもの。
味見させてもらいましたが、このスープが大変ビミョーなお味でした(汗)。
折角の新鮮な獲れたてのウニちゃん、ご飯と混ぜてなるものか!
持参したワサビと少量の醤油を浸けたウニちゃんを、スプーンですくって口に運べば、
ウニとご飯を交互に食べるだけで十分なのよ~。
やっぱり鮮度がいいし旬だから、甘みと旨みが違います。
幸せな時間でした。
ヨンソン刺身店(ヨンソンフェッチッ・영성횟집)
住所 統営市東湖洞156(경남 통영시 동호동 156)
道路名住所 統営市統営海安路349-2(경남 통영시 통영해안로 349-2)
電話番号 055-643-7956
営業時間 10:00~22:00 第三日曜定休(ネット情報)
2013年10月撮影
お腹がいっぱいになったところで、夜の散策。
壁画村であるトンピランマウル( 동피랑마을)へ。
ここは、去年の10月に続いて2度目。
でも、夜は雰囲気が違います。
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10/26 慶尚南道FAMツアーに参加④ 統営(トンヨン)トンピランマウルから最高の眺望を堪能
ペンキを塗っていらっしゃる壁画アーティストの方がいらっしゃいました。
これが「東洋のナポリ」と呼ばれているトンピランマウルからの100万ドル?の夜景。
ナポリというよりは、香港みたい(これまた、行ったことないけどw)。
門限を気にしなくていいように、宿のすぐそばのGS25で飲もう!ということになりまして、人生初めてのコンビニ飲みを。
食べたくもないツマミを注文する必要もなく、各々好きな飲み物を買うこともできるので、3人とも結構気に入ってしまいました。
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