槍ヶ岳に水源を発する高瀬川。高瀬渓谷には湯俣温泉以外にも秘湯といって良い素晴らしい温泉がある。三軒宿の葛温泉(くずおんせん)と七倉山荘のある七倉温泉だ。いずれも立ち寄り湯を受け入れているのでおススメだ。アクセスも悪くない。

 

まずは七倉山荘だ。タクシーの運転手さん曰く、最近、オーナーが「やる気のある若い人に変わって、建物も新たに建て替えた」らしくとても小奇麗だ。日帰り湯は朝早くから夜まで(夏は朝6時頃~夜19時)受け付けているので、北アルプス裏銀座・立山・白馬連峰への登山には重宝するだろう。

 

七倉温泉 七倉山荘
大町市平高瀬入2118-37
0261-22-4006


 

次に葛温泉(くずおんせん)だ。約400年前、桃山時代に発見されたという。湯量豊富で、大町温泉郷や木崎湖温泉にはここから配湯しているそうだ。秋には見事なまでの紅葉を眺めながら露天風呂を楽しめるとのことだ。

 

葛温泉で最も鄙びているのが『高瀬館』だ。タクシーの運転手さんは「ここは素朴だけど湯が良くて一番安いので、よく入りに来る」と言っていた。

 

葛温泉 高瀬館

大町市平高瀬入2118-13

0261-22-1446


 

道を大町方面に下っていくと、次に『温宿かじか』(旧・かじか荘)が見えてきた。

 

葛温泉 温宿 かじか

大町市平高瀬入2106

0261-22-1311

 

湯俣で世話になったマイ秘湯オジサン が葛温泉の三軒の中で一押しだったのは、この『かじか』だ。「一番きれいだよ」と言っていたが、たしかにオシャレな感じだ。オジサン、ああ見えてシャレ男だった。

 

そして最後に『仙人閣』。

 

葛温泉 仙人閣

大町市平高瀬入2118

0261-22-3211

 

ここもなかなか良さそうだ。

 

今回は時間がなくて(ブロンプトンが途中でパンクして、チューブの穴にパッチを当てたりしていたら時間がなくなった)、いずれにも立ち寄り湯が出来なかった。次回は秋にでも葛温泉を再訪して、高瀬渓谷のいで湯と紅葉を楽しみたいと思う。


 

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