『陰の季節』  横山秀夫 | ページをめくった先に広がる世界と解け合う心

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陰の季節 (文春文庫)/横山 秀夫
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***この小説は2006年の8月頃読了しました***




現実に起きる事件が謎となるだけではないのだ。謎はむしろ人の心の中にある。



この作品は警察小説でありながら、犯罪捜査関係の刑事が登場しない。
管理部門の警察官を主におき、警察組織の内部問題を描いている。


ミステリー風な味付けもされてるが、むしろ登場人物のさりげない人間ドラマに惹かれる。
人の心理と人間ドラマを絶妙にブレンドして描く作家、それが著者横山氏の腕だと思う。


短編4編が収録されてますが、舞台がD県警という同じ警察署内なので、登場人物がシンクロしたりして長編としての側面もあり。
1編1編は短く読みやすいが、この小説を読む前に通常(?)の捜査関係の刑事をメインにした小説(著者も多数出版)を読んだ方がより面白く読めると思う。



★★★★


その他の横山秀夫作品
『陰の季節』  ◇『半落ち』  ◇『クライマーズ・ハイ』



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