平成28年4月、【少年少女発明クラブ】が宮古市で発足しました。
岩手県内に6つの発明クラブがありましたが、県北・沿岸エリアでは初の7番目のクラブとしてスタートしました。
次代を担う沿岸地域の子どもたちにも、「モノづくり体験」を通じてモノづくりへの興味・関心をもたせ、創造性を育成する目的で作られました。
第1期生は、小学1~6年生の13名の子どもたち。
活動は長町にある宮古職業訓練センターで月2回程度開催され、子どもたちは学校教育とは一味違う活動の場を楽しみながら、のびのびと学んでいる様子でした。
記念すべき第1回目の活動は、同クラブ田崎豊義会長が教える紙飛行機作り!
飛行の原理や、アメリカでライト兄弟が飛行実験に成功する12年も前に飛行を成功させていた日本人がいたという歴史も学びながら、作成していきました。紙飛行機を飛ばしてみては、バランスなどの修正を繰り返し、よく飛ぶように改良していきました。
前方に少し重みを付けた「セミ飛行機」は、遠くまで飛びましたね!
上手くいかなかったらどうしてかを考える。そして、どんどん挑戦することで工夫が生まれ、発明につながってきますね。
紙工作や竹細工、木材加工、アイディア工作など、活動内容に応じて、経験豊かな専門の指導員が教えてくれます。
様々な材料を加工するための道具や加工機械などの使い方を学べるのも嬉しいですね。
夏には10月に行われた「岩手県少年少女発明工夫展」へ出品するための作品作りに奮闘し、出品された7作品の中から5点が二次選考に残り、その中の2点が見事に入賞しました!
なんと、兄妹でのダブル受賞です!活動期間半年でこれは快挙です!
12月には、宮古産の鮭を使った「ふるさと特産新巻き鮭体験」もありました。
地域に根差したモノづくりにも挑戦できましたね!
4月から色々なモノづくりをしてきましたが、最後の挑戦はラジオ作り。
細かい組立て作業でしたが、みなさん真剣な表情で最後まで頑張りました。
3回にわたってAMラジオとFMラジオを作りましたが、実際にラジオが電波をキャッチするのを確認して、最後のモノづくりが完成!
3月5日に行われた閉講式では、修了証が授与されました。
みなさん4月と比べると、なんだか頼もしい表情になっていました(*^^)v
田崎会長は、1年間頑張ったみなさんへ、エジソンの言葉を贈りました。
「ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。勝負はそこからだというのに。」
この1年の活動を通して、モノづくりの楽しさや工夫するすばらしさ、失敗してもそれを宝にして諦めずに挑戦し続けることの大切さなどを学んだのではないかと思います。
同クラブの平成29年度第二期生を募集中です!
詳しくは、宮古市少年少女発明クラブのホームページをご覧ください。
http://www.miyako-vts.ac.jp/~hatumei/