Pファンク元ネタ特集-P-Funk (Wants to get funked up) | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

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伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

以前Pファンク流英語講座でご紹介したこの曲。

http://ameblo.jp/blackbyrdmcknight/entry-10453636013.html





Yeah, I dig!
Let me put my sunglasses on.
That's the law around here, you got to wear your sunglasses.
So you can feel cool.
Gangster lean.
Y'all should dig my sun-rooftop.

Well, allright. Hey I was diggin' on y'alls funk for awhile.
Sounds like it got a three on it though, to me.
Then I was down south and I heard some funk with some main ingredients
Like Doobie Brothers, Blue Magic, David Bowie.
It was cool,
But can you imagine Doobie in your funk? Ho!
WEFUNK, we funk.

うーん、いいね!
ちょっとサングラスをかけさせてもらうぜ。
この辺りの決まりでな、お前もサングラスをかけなきゃだめだぜ。
そうすりゃ、お前もいい気分になるぜ。
ギャングスター・リーン(キャングがちょっと体を傾けてドライブしている様)さ。
どうだよ、俺のサンルーフ、いいだろ。
OK。お前らのファンク、ちょっと聴きゃ、いいじゃないかよ。
でも俺にしてみりゃ、もひとつだけどな。
南まで走って、ファンクを聴いたさ。
Doobie BrothersやBlue MagicやDavid Bowieなんかの要素を含んだやつだ。
よかったぜ。
でもな、Doobie入りのファンクなんてさ、考えられるか?
WEFUNK、そう、俺達はファンクなんだぜ。

“P Funk (Wants To Get Funked Up)/Parliament”
<日本語訳:Mrs. McKnight>

元ネタはWilliam DevaughnのBe Thankful For What You Got。



Though you may not drive a great big Cadillac
Gangsta whitewalls, TV antennas in the back
You may not have a car at all
But remember brothers and sisters
You can still stand tall
Just be thankful for what you got.
Though you may not drive a great big Cadillac
Diamond in the back, sunroof top
Diggin' the scene with a gangsta lean


でっかいキャデラックは持ってないけど、
真っ白なペイントで、TVのアンテナが立ったヤツさ。
車すら持ってないかもしれないけど、
みんな覚えておけよ。
俺たちはそれでも立ち上がる事が出来るんだ。
自分たちに与えられた物に感謝するんだ。
でっかいキャデラックは持っていなくてもな。
ダイヤモンドが後ろにくっついていて、天井にはサンルーフ、
ギャングスターリーンで、辺りの風景を楽しみながら走る事はできなくてもさ。

Diamond in the backとは、こちら。

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70年代のローライダー、カスタムオーダーでこのダイヤモンド型のレアウィンドウを搭載している車が、かっこ良かった時代です。

ウィキペディアによるとGangsta leanと言う言葉を初めて歌にしたのは、この”Be Thankful”だとか。車なんか無くても、立ち上がる事ができる事に感謝しようと歌うこの曲に、元気づけられた人はたくさんいます。

少し前近所の方から、お嬢さんが多発性硬化症(MS)と診断されたと聞きました。将来歩く事が困難となる彼女の事を考え、二階建ての家を売却する事を決めたそうです。

言葉を失い、泣きそうになるMrs.に彼女が言いました。

“あの子は今、とてもハッピーなのよ。だから私も嬉しいの。”

親にとって、子供が病気である事は、本当につらい事であるはず。にも関わらず明るく笑顔で話す彼女を見ていると、この歌を聴きたくなりました。

ジョージの曲、ディープで、知的で、時に反体制、なのに彼の曲を聴くと、楽しく、幸せな気分にすらなれるのはなぜか?ファンクとはただの音楽のジャンルではなく、生き方の事。自分の人生は自分が楽しくするしか無いのです。だから踊る、歌う。様々な事があるのは当たり前。

幸せを自覚できる事こそが、幸せの第一歩なのだと改めて思いました。

ちなみにギャングスターリーンは、助手席側にちょっと傾くのが原則。窓側にもたれるのは、全く別物ですので、真似をしてみたい方はお気をつけて。