2012-02-13 21:17:20
ホテル・チェルシー マンハッタン23番街
テーマ:音楽
その名は、余りにも有名。
いかにもニューヨーク的なカルチャーの発信地として、多くのアーティストや作家を魅了し続けて来たホテル・チェルシー。
ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスら、数々の有名ミュージシャン達がこのホテルに宿泊し、アンディ・ウォーホール、アーサー・ミラーらも常連だったそうです。
シド・ビシャスが恋人ナンシーを殺害したのは、100号室。
マンハッタン23番街に位置し、決して観光客にとっては足回りのいい場所ではないのですが、どんなにオンシーズンでも、満室だった事の無いこのホテルに、独身時代のMrs.は何度も泊まった事があります。
当時Pファンクがよく出演していたトランプスと言うクラブまで、徒歩圏だったのが最初にここに泊まった理由。
このホテルはほとんどが長期滞在の住人で占められていて、アパートと言った雰囲気が楽しめました。
住人達はパンクあり、ボヘミアンあり、ちょっと学者風の親父もいました。おしゃれでこぎれいな日本人の子供と思われていたMrs.、ええ、もう、20代も後半だったのですが、ロビーやエレベーターで、みんなから声をかけられたものです。それも、なんと言えばいいのかな、とても暖かい、仲間を迎えるような、歓迎するような、そう言った話しかけ方なのです。
アートで埋め尽くされたロビー、美しい螺旋階段、きしみながら昇って行くエレベーター、古い大きなエアコンがやかましいだだっ広い部屋、ちょっと猫足風の古いバスタブと唯一のアメニティはアイボリーの石けん。
ホテル・チェルシーは泊まってみないとわからない不思議な魅力を持ったホテルです。
ブラックバードがフロント係に、シドがナンシーを殺害した部屋ってどこ?と尋ねると、もう何万回と聞かれた質問であるにもかかわらず、親切に部屋の前まで連れて行ってくれました。
ただその部屋はもう改装され、当時の面影は全く残っていないとのことでした。
そんな思い出のホテルが売りに出ているとか。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LAKETT1A74E901.html
よもやこんな事になっていたなんて。
ブルームバーグの記事の中に、こんな取締役の発言がありました。取締役と言っても、この優美かつ猥雑なホテルを、守り続けて来たオーナーでない事は一目瞭然ですが。
“革新的な発想や資源によって、チェルシーホテルに活力を与え再生させる”
商売的な話をすれば確かにそうなるのでしょう。
アーティストが作品で賃料を払い、または将来の才能開花を担保に住まわせてもらう。不思議なまでに素晴らしい作品を生み出して来たこのホテル。いつまでもアーティスト達がたむろする、美しいのに安っぽい、歴史を感じるのに先鋭的な、チェルシー・ホテルでいて欲しいと願うのは、我が家だけではないでしょう。
商売が全面に出た途端、チェルシーの神通力が消えてしまう事に、デベロッパー達が気づく事はあるのでしょうか。
いかにもニューヨーク的なカルチャーの発信地として、多くのアーティストや作家を魅了し続けて来たホテル・チェルシー。
ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスら、数々の有名ミュージシャン達がこのホテルに宿泊し、アンディ・ウォーホール、アーサー・ミラーらも常連だったそうです。
シド・ビシャスが恋人ナンシーを殺害したのは、100号室。
マンハッタン23番街に位置し、決して観光客にとっては足回りのいい場所ではないのですが、どんなにオンシーズンでも、満室だった事の無いこのホテルに、独身時代のMrs.は何度も泊まった事があります。
当時Pファンクがよく出演していたトランプスと言うクラブまで、徒歩圏だったのが最初にここに泊まった理由。
このホテルはほとんどが長期滞在の住人で占められていて、アパートと言った雰囲気が楽しめました。
住人達はパンクあり、ボヘミアンあり、ちょっと学者風の親父もいました。おしゃれでこぎれいな日本人の子供と思われていたMrs.、ええ、もう、20代も後半だったのですが、ロビーやエレベーターで、みんなから声をかけられたものです。それも、なんと言えばいいのかな、とても暖かい、仲間を迎えるような、歓迎するような、そう言った話しかけ方なのです。
アートで埋め尽くされたロビー、美しい螺旋階段、きしみながら昇って行くエレベーター、古い大きなエアコンがやかましいだだっ広い部屋、ちょっと猫足風の古いバスタブと唯一のアメニティはアイボリーの石けん。
ホテル・チェルシーは泊まってみないとわからない不思議な魅力を持ったホテルです。
ブラックバードがフロント係に、シドがナンシーを殺害した部屋ってどこ?と尋ねると、もう何万回と聞かれた質問であるにもかかわらず、親切に部屋の前まで連れて行ってくれました。
ただその部屋はもう改装され、当時の面影は全く残っていないとのことでした。
そんな思い出のホテルが売りに出ているとか。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LAKETT1A74E901.html
よもやこんな事になっていたなんて。
ブルームバーグの記事の中に、こんな取締役の発言がありました。取締役と言っても、この優美かつ猥雑なホテルを、守り続けて来たオーナーでない事は一目瞭然ですが。
“革新的な発想や資源によって、チェルシーホテルに活力を与え再生させる”
商売的な話をすれば確かにそうなるのでしょう。
アーティストが作品で賃料を払い、または将来の才能開花を担保に住まわせてもらう。不思議なまでに素晴らしい作品を生み出して来たこのホテル。いつまでもアーティスト達がたむろする、美しいのに安っぽい、歴史を感じるのに先鋭的な、チェルシー・ホテルでいて欲しいと願うのは、我が家だけではないでしょう。
商売が全面に出た途端、チェルシーの神通力が消えてしまう事に、デベロッパー達が気づく事はあるのでしょうか。
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