激動の土日、ニュース速報!そのときピナレロ軍団は!? | 自転車で糖尿病を克服した!

激動の土日、ニュース速報!そのときピナレロ軍団は!?

さて、今日のブログ記事はこの写真から始まる!

相模湖で撮影中、トマジーニとピナレロ
そう、これは相模湖畔。なにやら撮影が行われているよう…。


いったい何の撮影だろうか…。


お、なんだか見たことのある人みたいだゾ!


あ、もしかしたら…


きっとそうだ!


“鬼曳き”で知られるあの“鉄人”かもしれない。


大垂水峠でさえ“アウター縛り”で登ってしまうという…。


そうだ。そうに違いない。


taka-cさん だ!!!


そして、右手前に見えている自転車、ロードバイクもどこかで見たことあるゾ!


そう、赤いやつ。“Pinarello”とフレームに書いてあるやつ。


あ、これはB夫の「ピナレロ君」に違いない!


こ、これは一体???


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そう、これはBSジャパン(BS放送・テレビ東京系列)の『オフタイム・週末の自由人』 の撮影の様子。この写真は相模湖の美しい背景をバックにtaka-cさんがインタビューを受けているところ。


自転車趣味人代表として、ブログをきっかけにtaka-cさんがその番組に出演することとなり(ちょっとエキサイティング!)、撮影をメインの目的として約140kmの道のりを走りに出かけたというわけなのだ。


参加者は3名ほど。


主演のtaka-cさんと、ピナレロ乗りでもあり“走り屋”でもあるヒデさん、そしてこの私というメンバー。(本当はもっとたくさんの人達が来られると良かったのだが、bugaluさん が前日の“まさかのアクシデント”で急遽参加できなくなってしまったり(お見送りお疲れさまでした!)、他の人達もなかなか時間の都合が付かず来られなかったりで、まあ“少人数走行会”というかたちにはなってしまったが、なかなかの面白い体験ができた!


私がこの番組内でどの程度写っているかは全くわからないが、どんな感じの番組ができあがるのか、非常に楽しみだ。オンエアーは6月29日の予定らしいので、私もなんとか見てみたい…と思っている。


さて、次の写真は今回の参加者3名の愛車たち。


多摩サイ横のセブンイレブン脇のスペースで待機中の3台の“スピード系”ロードバイク。


どれも“高級車”ばかりだ!(特に真ん中の赤いピナレロなどはかなり高級そうに見える。えっ?コンタクトの装着は確かか!?)


セブンイレブン横での3台のロードバイク

この3台の自転車は実はそれぞれフレーム素材が違う。まぁ、考えようによっては今回の撮影のために各フレーム素材の代表としてこの3台が集まったという考え方もできる。(そ、そうだ、そうに違いない!)


で、そのフレーム素材は、A.カーボン、B.アルミ、C.クロモリとなるわけだが、どのロードバイクが何の素材なのかはさておき(そんなことはどうでもいいじゃないか!)、“ロードバイクというものとは?”を伝えるにはまさに最適な3台が集まったと言えないこともない…かな。


で、実際の撮影では、一番上のようなインタビューシーンだけでなく、もちろん走行シーンも撮影された。


アップダウンのある丘陵地帯でのハイスピードコーナリングシーンや、峠で苦しそうにもがきながら登るヒルクライムシーン、あるいは、平地を豪快に駆け抜けるシーンなど、ロードバイクの“醍醐味”を感じさせるシーンがいろいろと撮影された。(どのシーンがカットされて、どのシーンが放送されるのかは全くわからない。あ、もちろん主役はtaka-cさんなので、ほとんどtaka-cさんの独壇場と思われるが。)


ただ、そういった爽快なシーンの撮影のウラには、ちょっとした苦労もあって、たとえば、次の写真などはそれを端的に表しているものかもしれない。

重いカメラを装着されたトマジーニ
taka-cさんのトマジーニのハンドルに付けられてしまった巨大なカメラ!


おぉ!このカメラはちょっと重そうだ!私はF1などで使われる車載カメラのように光ファイバーを使った超軽量カメラが付くものだとばかり勝手に思っていたが、実際には結構本格派の“重量級”カメラが取り付けられた。


そう、“鉄人”は、この重いカメラ装着のトマジーニで、甲府トンネルまでの厳しい峠を登り切ったというわけだ。もちろんこのカメラにはその“苦しむ鉄人”の表情がバッチリ撮影されてしまったに違いない。これはまさに必見のシーンかもしれない。


というような感じで撮影は進行していったのだが、だからと言って、私たち3人は走りを楽しめなかったわけではない。


撮影部隊に併走するtaka-cさんを尻目に、他の2名はちょっとしたバトルに巻き込まれる…という非常に興味深い展開もあったのだ!(そのシーンはもちろんカメラに収録などされてはいないが)


というわけでそのダイジェストシーンを今日の最後に。


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撮影部隊のワゴンが前方を走る。


そのすぐ後ろを今日の主役であるtaka-cさんが走る。


良い絵は撮れているだろうか…。そんなことを考えながら私はその数メートル後ろを走る。


と、そのときそれは起こった。


後方から「コンニチハァ~」という元気のある挨拶とともに我々を追い抜きにかかるロードバイクが一台、私の右横を駆け抜けていく。


明らかに我々より速度が速い。黒いジャージに身をつつんだオルベアの高級カーボンバイク、オルカだ。


だが、この唐突な出来事が、それまでは完璧に連携の撮れていた我々3名の行動に大きな変化をもたらすこととなってしまうのだ。


このオルカの“暴挙”に真っ先に反応したのは、やはり高級カーボンバイクに乗る“走り屋”ヒデ氏。


持って生まれた“迎撃本能”を持つ彼は、間髪を入れずギアを掛け、一気にケイデンスを上げると、猛烈な追撃態勢でオルカを追う。


この唐突な動きに対して、本来冷静なはずの私ではあったが、追撃に加わるべきなのか、それとも撮影部隊におつきあいすべきなのか、コンマ何秒かの逡巡の後、やはりというべきか、私は前者の選択をしてしまった!


私はピナレロ君にムチを入れる。サドルから立ち上がり、一気に加速をかける。


この際、ワゴン車からの撮影はもはや重要ではない。そもそも私は主役ではないのだ。オルカ追撃!これこそ今私が為すべきこと!行け!ピナレロ君!もう一台の高級カーボン製ピナレロを救うのだ!


というわけで、オルカを先頭にパリカーボン、ピナレロ君という3台のロードバイクはいきなり高速バトルモードで、緩やかな登りが続く山間部を駆け上りはじめた!


撮影中のtaka-c氏は今日の主役である以上、そのバトルに参加するわけにはいかない。ワゴン車に後続しながらの撮影は続行される。


一方、前方を行くオルカは速度を緩めない。


追走するヒデ氏のピナレロ・パリカーボンも負けじと速度を上げる。


そのすぐ後ろの私だって負けるわけにはいかない!ピストトレーニングの効果を試すべくさらに両足に力を込める。


どうだろうか、その状態が1分ほども続いたろうか…。


あっさり勝負は決した。


戦闘的な黒いジャージに身を包むオルカは徐々に失速しはじめた。スタミナ切れか…、それとも戦意を失ったのか。


1台脱落した。最も挑発的な走りを見せてきたオルベア・オルカが後方に取り残される。


ピナレロ軍団の勝利だ!


勝負は付いた。このままバトルは収束するかに思われた。


だが、ここでもうひとつの番狂わせが起こった!


一旦ニトログリセリンが注入されてしまったヒデ氏のピナレロ・パリカーボンはその勢いを抑えることができない。


彼は一向に速度を緩めることをせず、そのままのハイペースで甲府トンネルを目指し、緩やかな登りを激走し続ける。


私は迷った。どうするべきか…。


前を行くのはあの“走り屋”ヒデ氏。


ちょっとやそっとのがんばりで勝てる相手ではない。


いや、勝てるなどと思う方がおこがましい。少なくとも同等に走るだけで大したものだ。


だが、ここで速度をゆるめてしまってはピナレロ軍団のメンバーとしては失礼にあたる…。


ここは“踏む”しかない!


私はそう決めると、撮影中のtaka-c氏のことは一旦脳裏から消し去り、ミスター・ニトログリセリン、“走り屋”ヒデ氏を追撃すべく、全身に力を込める。


「根性だ!根性だ!この不利な勝負をなんとか引き分けに持ち込むにはそれしかない!」


私は小さな声でそう自分に言い聞かせると、一段とケイデンスを上げ、ヒデ氏のパリカーボンの後方1メートルに食らいつく!


そう、TV番組の撮影…というある意味晴れの舞台の裏側では、ちょっとしたきっかけから今まさに予想外のバトルが展開されようとしていたのだ!


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さあ、撮影とは全く関係のない大変な事態になってしまった。ピナレロ軍団の仲間うちでのバトルが発生だ!

この続きは(お約束の)次回へ続く!!!


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