シングル固定の体験レポート 続編 | 自転車で糖尿病を克服した!

シングル固定の体験レポート 続編


シマノのブレーキ BR-A550
さて、この写真、スルドイ方ならすでにお気づきのように、ブレーキ交換を示す写真。そう、我が連邦の迎撃戦闘機「スチームハリケーン」ことサーリー・スチームローラーのブレーキは早速交換されてしまった! 善は急げというわけで、誰もが納得の信頼のブランド、日本が世界に誇るシマノ製になった!

モデル名は確か、BR-A550だったはずなので、グレードでは数字から推察するに105クラスになるのか…。57mmのロングアーチモデルなので、スチームローラーの大きめのクリアランスにも対応しているので、取り付けには何の問題もなかった!

そう、人間離れしてスルドイ方ならすでにお気づきのように、私は実は、自分でブレーキ交換作業を行ってみたのだ!

結局、お恥ずかしいことに、なんと2時間近くかかってやっと取り付けをすることができた。構造的には全然大したことはないはずなのだが、なんだかんだでサッカー1試合分くらいの時間と労力を使ってしまった…。

で、今のところ作動状況には全く問題はないので、取り付けは一応成功!というところか。私にとってはチョモランマ登頂にも匹敵する偉業だ!

ただ、このペースで一台の自転車を組み上げる時間を計算すると、最低でも140時間くらいかかりそうだ。間違っても自転車の組み上げだけは私に頼まない方がいい。間違いなく恐ろしく高く付くから…。(そう、時給計算なのだ、我が連邦の自転車ショップは…)

で、肝心の効き味の方だが、もちろん良くなった。間違いなく良くなった。だが、正直びっくりするほどではない…。必要にして充分…という感じか。少なくとも全く不足感はないので、今後2年間はこれで充分といったところか。

これで、ブレーキはOKだ。さぁ、次は何を換えようか!?

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さて、前々回のブログ記事で半端になっていた、シングル固定ピスト車体のレポートをしっかりと書かなければならない。

おっと、その前にサイクルコンピュータを交換したことも報告せねば。

キャットアイのメーター、ストラーダ
これ、実は全く予想外のことだった。

先日、246の下り坂で、とある敵機を迎撃すべく時速41km/hで下っていた際に、流れ弾にでも当たったのか、突如何かがカランコロンと機体、いや、車体から落ちて行った。(大きな矛盾のある文章だ…メーターを見ていなかったのに、何故わかる、その時の速度???)

一瞬、どうせ跳ね石かなにかだろう…などと勝手に推測して、そんなことは気にせず先へと急いでいたのだが、数百メートル行ってからふとハンドルまわりを見ると何かが足りなくなっていることに気付いた!

おや、何だろう…と考えること約1.2秒。あ、メーターがない!こいつは大変だ!

ということで今来た道を戻り、探すこと約数分。

あった、あった、これが私のメーターだ!私は道路脇に落ちていたサイコンらしきものを発見したのだ。

だが残念なことに、そのメーターはすでに何者かに無惨にも踏みつぶされてしまっていた!(あ~あ、キャットアイのワイヤレスタイプだったのにぃ~なんてこったい!)

というわけで、予定外に新型メーターに新調されてしまったというわけだ。だが、これはこれでなかなか良い。特にメーター本体を押すというボタンアクションが非常に良い。そしてステムに取り付けられる…というのもなかなか良い。その経緯は不満だが、結果として手に入れられた商品に私は満足している。

(ワイヤレスタイプのキャットアイのメーターを使用している方は要注意かも。しっかり取り付けられていることを乗車前に確認されたし!)

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どうも話が脱線気味だが、そうそう、ピストの体験レポートを書かねばならない。

前々回のブログでは乗車に最初は苦労した…という話を書いたが、実際問題、固定というものに乗り始めた最初の15分間は何をやっても苦行だらけだった。

なんとか乗車して走り出せたと思ったら、今度は停車するのもなかなか大変だった。

普通ロードバイクなどのフリー付きの自転車で停車するとき、右ペダルを下死点付近で止め、そのまま滑走しながら左足のクリートをはずし、任意の場所で停車する…というのが私の流儀だったのだが、お察しのように、経験に裏打ちされたこの信頼すべき流儀が、この固定車体の前では全く通用しなかったのだ!

なにしろペダルを止められないものだから、私の停車システムは根本からの見直しが必要だった。

基本的に右足が下死点付近にあるときが止まりやすいので(左足を地面に付けるわけだから普通はそのハズだ。)、そのタイミングでしか停車できない…という悲劇(喜劇)がまず起きてしまったのだ!

だから私の停車ポイントは6300ミリ(タイヤの外周2100ミリ×3)おきにしか存在しない…という不思議な状況に直面することとなった。

「縁石のあのあたりに左足を着いて止まろう…」などと普通は無意識で考え、ロードバイクのときはまさにその場所にピンポイントで“着地”することができていたのだが、コイツの場合はそうはいかなかった!

あれれれれ…という間に、その予定着地ポイントでは止まれず、その次に右クランクが下死点に来るときまで待たないと着地できない…という、生まれてから一度も予想だにしなかった、不自由きわまりない状況と戦わねばならなかったのだ!

まぁ、大変な状況ではある。

だが、このことは今では全く問題なくなった。というのは、私は右足の停車時の流儀を変えたからだ。

今の私は右足のクランクの位置がどこにあっても左足をクリートから外し、着地できる…というワザを身に付けたからだ。このワザによって“6メートルおきの着地ポイントの呪い”の呪縛から放たれた…という訳だ。私は新たなワザを開発した自分を誇りに思う!

まだまだ、書きたいことはある。

ただ、またまたどんどん長くなってしまいそうなので、今日のところはもうひとつのレポートのみでやめておこう。

ピストは実は登りは得意かも…というのは今も感じていることだ。場合によってはロードバイクよりも走りやすいかもしれない。

もちろん、基本的なギア比はそれほど低くはないから、そんなに激しい坂道はもちろん得意ではない。だが、微妙な坂道程度なら、ロードよりもむしろラクかもしれない…。どうもそんな気がしている。

坂の長さにもよるが、やはり“固定ならではの利息効果”プラス“チェーンまわりのロスの少なさ”があるのだろう。タレずに結構そのままグイグイと登っていけるのだ!

で、実は数日前にも連光寺の坂(ご存知の方も多いはず。比較的緩めの約2km弱の登りだ。)をこの固定で登って来たのだが、予想に反してあまりつらくなかった!!!!

ギア比で言うと前が48Tで後ろが16Tだからちょうど3.0。決して山岳コース向けのギア比ではないのだが、(ダンシングを織り交ぜながら)あまりペースを落とさずに、あれ?あれ?こんなんでいいのかな…???なんて思いながら登りきれてしまったのだ。

腕時計を見ての非公式のいい加減な計測では6分かかっていなかったから、ロードと比べてもそんなに遅くない。(ちなみに病院の前の看板から計測スタートで頂上まで。)

これなら、鍛えれば大垂水峠も行けるかも!? なんて思ってしまえるような感じだったかもしれない…(おっと、真に受けないでね!一応冗談だから)

で、結論から言うと、シングル固定バイク、コレ面白い。不思議な感動がいっぱい詰まってる。これで1日200km走ろうとは思わないけど、ちょっとした距離だったらコレがいいな!と思える何かを持ってる。
フリーがない分確かに気は使わなければいけないけど、きっと世の中にはピストバイクがもっと増える可能性が高い…私はそう思う。

スチームローラー
このスチームローラー、泥はねが微妙に似合う感じがする…と思うのは私だけだろうか…

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次回は、今のところ未定だけど…。あ、そうそう、あれかも…。

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