AIDのできるまで | AID - Animals In the Dark

AID - Animals In the Dark

Blog by graphic novelist Yeasty Kemonogi.
漫画家獸木野生のオフィシャル・ブログ。著作PALM(パーム)、
ペット、アニマルライツ・コミュニティAID活動、旅行記他。
甲斐犬MIXハリーと黒猫ジェームスをはじめ
ブログに登場する主な犬猫は、保護された子たちです。


クリスマス今年もありがとうスペシャル
ジジAIDのできるまで



メリ~クリスマス、みなさん!
AIDがコミュニティとなって、約10ヶ月が過ぎました。
今年、ご参加・ご協力くださいましたみなさん、ありがとうございました。
このあと、年間の活動報告などをさせていただく予定ですが、その前に、コラボレーターのみなさん、スタートから今までの間にお世話になりましたみなさんに、一人ずつお礼を申し上げたいと思います。

まず、いきさつについて知らない方も多いと思うので、創始にかかわってくださったみなさんへのお礼も含めて、そもそもAIDがどうやって始まったかからお話ししたいと思います。
ちょっと長くなりますが、どうぞお付き合いください。




ジジAIDのできるまで

2010年夏に、わたしはアグリ犬猫里親会というところから、保護犬と保護猫を一匹ずつもらいうけました。ハリーと黒猫JBことジェームスとして、みなさんにもおなじみの二匹です。
アグリ犬猫里親会は、主に愛護センターなどで殺処分される運命の犬猫を次々にレスキューし、新しい家族を見つける活動をしているところで、政府の助成金などもなく、スタッフや自宅で犬猫を預かるボランティアのみなさんなどが協力して、フリマ収益、寄付、そしておそらく自腹などで運営されています。

初めて代表のあぐりんさんを訪ねたとき、最寄り駅まで車で迎えに来てくださったあぐりさんには、片腕がありませんでした。尋ねると、交通事故で右腕を失ったとのこと。おうちには獸木のおおざっぱな記憶で、犬が10匹くらい、猫が20匹くらい・・・里親探し中の保護犬猫と、里親が見つけられず、あぐりんさんのおうちの子になった子たちがいっしょに暮らしていて、獸木の膝にとっかえひっかえ乗りに来てくれました。
犬の散歩は一匹でもたいへんなのに、左手だけでこんなにたくさんの犬をどうやって毎日散歩させるのか?体にどこも不自由のない人間でもめったに飛び込むことのない、ボランティアの世界。あぐりんさんとの出会いが、今いる場所にまでわたしを飛ばしてくれた、いわば最初の衝撃でした。

犬猫の預かりという仕事は、排泄物その他の掃除だけでも、たいへんなもの。もちろん、旅行などにはほとんど行くことができません。アグリ里親会の預かりさんたちはみな同じ状況で、献身的にがんばっています。
預かった犬猫が深刻な病気を抱えていたり、せっかく譲渡した犬猫が返されてしまったり、行方不明になったり、また愛護センターで犬猫を引き出すときは他の殺処分される犬猫をあきらめなければならず、辛いこともたくさんあります。

なにかお手伝いできることはないだろうか?保護犬猫ブログを作ったり、寄付をさせていただいたりもしましたが、他に自分ができそうなことはなく、思いだけが頭を離れないまま数年経ち、2013年の始め、IMAという自由参加型の国際ボランティアグループのお手伝いをするようになりました。
漫画家のように通常締め切りに拘束される人間でも、参加できる時だけ参加して、同時にフリマや楽しいパーティをして、他の団体に寄付をするスタイルのところで、なるほどこんなスタイルなら、里親会の支援もできるかも知れないと思い始めます。
またIMAで情報の拡散などのお手伝いをするうちに、啓蒙や署名拡散などのネット活動なら、自分ひとりでもなんとかできることもわかってきました。
IMAは東北震災支援からはじまったグループでしたが、わたしが参加した頃はさまざまなジャンルで様々な団体をランダムに支援していて自由度が高かったので、内部で勝手にAIDという里親会支援プロジェクトを立ち上げて、メンバーや一般の人に里親会の活動の紹介を始めたのが2014年のはじめごろ。
リーダーもメンバーもそれほど関心は示さなかったものの、特に誰からも文句は出ず、そのうちIMAから時々、里親会に少しだけ寄付をしてもらったり、グループとして里親会と交流を持てるようになりました。

月日が流れた今年2015年の2月、IMAのリーダーが撤退を表明。IMAはリーダーがモデルの男の子だったり、華やかな雰囲気のグループで、メンバーは女の子が中心だったので、わたしは正直以前から、リーダーがやめたら女の子たちはつまらないから当然あっさりやめてしまだろう、と思っていました。
が、そのときのIMAメンバーだったみっちゃんと恭子ちゃんが口を揃えて「だったらAIDでやろうよ!」と言ってくれたのです。
IMAがなくなっても、自分だけでできる啓蒙や署名拡散でAIDを続ける選択肢は考えていましたが、人を動かす活動をスタートさせる考えは自分では全く持っていなかったし、できる可能性もなかったので、このふたりがいなかったら、AIDは今の形にはならなかったでしょう。
そんな意味からも、ふたりはAIDにとって特別な存在です。

しかしその気になっていたのはわたしたち3人だけ。たった3人の新米ボランティアだけで何ができるでしょう?ところがここで、最近定番(?)になりつつあるミラクルが起きます。

IMAのリーダーが撤退を表明して確か3日後、一ヶ月かそこら前に初めてお会いした紫水さん(紫水さんについては、後ほどAIDコラボレーターのリストで詳しくチェックしてください!)という方が、開運ツアーという楽しそうなイベントを企画していらっしゃいました。
それまでは自分の自由時間をすべてIMAにあてていたので、他のイベントには全く参加出来なかったのですが、突然IMAの仕事が消滅してしまったので、迷わず参加させていただき、このときのツアーがとても楽しかったので、「ぜひチャリティでやってください。」とお願いしたのです。紫水さんは二つ返事で快く引き受けてくださり、二ヶ月後の4月はじめに、AIDの最初のイベント、パワスポツアーが開催されました。
また、紫水さんの2月のツアーに参加されていた方のひとりが、栄養士のさとぴよさんこと、かいさとみさんという方でした。さとぴよさんも、現在までの10ヶ月の間に、3回もAIDのイベントを開催してくださっています。

そうしてここから、AIDコラボレーターのみなさんの活躍が始まります。
以下に登場するみなさんの大部分は、AIDホームページのコラボレーターリストで詳しいプロフィールをご覧いただけますので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてくださいね。




ジジ粟野 理子(みっちゃん) /
みっちゃんとわたしは、IMAも同じ頃に参加した同期。上に書いた通り、AIDコミュニティ化のきっかけを作ってくれた他、プライベートでもイベントでも、この二年間身近で支えてくれた存在です。
数えた訳ではありませんが、AIDのイベント参加数も、開催してくれたヨガのイベント数もおそらくコラボレーター中最多。
お気楽な部類とはいえ、一応奉仕ボランティア活動のAID。自分は目立たなくても縁の下の力持ちになって人を楽しませたり、無理のないようにといいつつも自己犠牲を伴い、ハードルの高い部分もあったと思います。
おっとりとした見かけによらず、辛抱強く、洞察や考えも深いみっちゃん。試行錯誤を重ね、自分のいやなことを乗り越えて、「全然平気~」と明るい笑顔と、やさしい心遣いで、10ヶ月がんばり、みんなに幸せを振りまいてくれました。
心から、ありがとう。
そして今年一年、本当にお疲れさまでした。


ジジ紫水さん /
紫水さんは上のお話にも出て来たように、AIDの中でもキーパーソンです。様々なミラクルの話は尽きないのですが、それを置いておくとしても、人が成長し、自分を生かし、幸せになってゆく姿を喜ぶやさしい人柄、暖かく見守る姿、常にものごとに感謝する姿勢、紫水さんの生き方を横で見させていただくだけでも、学ぶことがとても多い、人徳にあふれる方です。
個人的にはいつもピンチのときに現れてさりげなく救っていただいている気がする、スーパーマンとか、(絶対紫水さんの方が年下ですが)ある意味母のような、ほんとうにそばにいてくださって心強い方です。
紫水さん、この一年、本当にお世話になりました。
心からお礼を申し上げます。
ほんとうにありがとうございました。


ジジクリストフ・メイソン Christophe Mathon/
現在のAIDを支える大きな柱のひとつは彼、クリストフ。関係ないけど、改めて書くとこんな名字だったんだといつも思います。
AIDのメインのイベントはパーティイベントですが、今ほぼすべてのイベントは彼のうちか、わたしのうちで行われています。
おうちパーティをやったとのある人ならわかると思いますが、自宅でパーティを開催するのはかなり面倒なもの。たとえ誰かがお料理などをしてくれても、準備や片付けなど、必ず家主がしなければいけないことがたくさんあります。また知らない人がたくさん出入りするので、家主が細かいことを気にしたり、めんどくさい人だとイベント開催は不可能。
心が広く、臨機応変で機転が利き、器用なクリストフ。誰とでも仲良くでき、みんなに親切で、みんなに好かれる彼がいたからこそ、たくさんのパーティイベントを開催し、多くの人に楽しんでもらうことができました。
ほんとうにありがとう。来年もよろしくね。
ちょっと2回書く時間がないので、日本語で読んでね。


ジジ福田恭子 /
そばにいるだけでなぜか楽しい気分になれる、何をしてもかわいい恭子ちゃん。
AID創始メンバーで発起人でもある彼女。AIDのゆるキャラ、イメージ・キャラクター(?)として、いつもなくてはならない存在でした。
はっきり言って何もしない!でもいないと何かが足りない!寂しい!そんな気分にさせる不思議な子。
これからも世界のどこに飛んで行くのか、次に何を始めるのかさっぱりわからないけど、AIDゆるキャラのポジションは永久に恭子のものです。
ありがとう、恭子ちゃん!いつまでもいっしょに遊んでね。




ジジ堀井武行 /
堀井武行と聞いてもピンとこないみなさんも、ホリーといえばわかるはず。謎のパティシエの彼。誰つながりでAIDに参加したのかもよくわからないうちに、自然とイベントに来てお手伝いをしてくれるようになったホリー。わたしのも含めてみんなの誕生日の多くを、彼の手作りケーキで祝ってもらいました。里親会のこともまじめに考えてくれていて、時々真剣な質問を投げかけてくれる彼。彼の質問をベースにつくった啓蒙のためのQ&Aをホームページに掲載させてもらったり、意外な貢献もしてくれました。
いつもほんとうにありがとう、ホリー。来年も、怪我に気をつけてがんばろう!


ジジナナ /
彗星ボランティアという新用語(?)を生むきっかけとなったナナちゃん。IMAの先輩で、当時は気づかなかったけど、IMA時代もコアメンバーには属さず、外宇宙(?)から駆けつける形で参加していたらしい彼女。生まれたばかりのAIDにも駆けつけて、さっくりイベントを開催してくれました。
彼女のイベントはわたしにとって印象深いものでした。なぜなら彼女に任せきりで、一番楽なイベントだったから・・。ナナちゃんはどのメンバーより若いのに、とっても大人。いっしょにいると「気遣われてる感」がすごくあって、変だけどまるでお姉さんと一緒にいるように安心できました。パーティもやりなれてて、いつも大勢の友だちに囲まれて、社交的に忙しく過ごしてる様が想像できます。
思えばイベントをお願いしたいきさつも、わたしのとんでもない勘違いだったけど、快く引き受けてくれて、その節はほんとうにありがとう、ナナちゃん。
ぜひ来年も、外宇宙から戻って来てね。


ジジかい さとみ /
最近ぴよちゃんと呼ばせていただくようになった、さとぴよさんこと、かいさとみさん。上のお話にもありますが、今年大活躍だったコラボレーターの一人です。
おいしくて体によいお料理を丁寧に作ってくれるだけでなく、密かにエンターティナーとしても気合いが入っている彼女。人を楽しませるアイデアを駆使して、プロフェッショナルに一日一生懸命働いて、いつもイベントを盛り上げてくれます。
大分からやってきて、日本の外国と言われる獸木家に滞在しても難なく順応し、ぶっとんだAID環境にもすぐなじんだ適合力はさすが。今ではすっかり頼もしいAIDファミリーの一員です。
ぴよちゃん、今年は本当にお世話になりました。来年も地元で、東京で、大活躍してください。そしてまたいっしょにイベントがんばりましょう!
ほんとうにありがとう。


ジジ中山雅心 /
書道家中山雅心ことゆみちゃん。そのアーティスティックな創造力で、いつもみんなをインスパイアし、楽しませてくれます。AIDのパーティで必要なスタンプ制作を頼んだ時も、あっという間にすばらしい作品を作ってくれ、いろんな場面で大切に活用させてもらっています。
ゆみちゃんは、ほんとーに誰とでも仲良くできる社交家で、さっぱりした性格はいっしょにいて安心でき、気を使わず頼れる存在。忙しい中駆けつけてくれたイベントでも、ささっと要領よくお手伝いしてくれ、来てくれた時は百人力でした。
ゆみちゃんは実は来年2016年にロンドンに行ってしまいます。寂しい!とみんなで止めたい気持ちにかられていますが、ゆみちゃんの幸せと成功のためには・・・きっとロンドンでいいことが!
みんなできっと遊びに行くね。
いつもありがとう、ゆみちゃん!
ロンドンに行ってからもよろしくね。



ジジアンディ・キャリコ /
アンディは実は他のコラボレーターと会ったことがありません。なぜならニカラグアに住んでいるから。AIDではホームページ作業は完全にわたしひとりの仕事ですが、アンディはその英文校正を手伝ってくれています。
彼は完全バイリンガルなので、本当は翻訳をまるごと頼みたいとこだけど、それはさすがに時間を食うので、間違った英文まではわたしが書いて、ネットで校正してもらいます。
彼のすごいとこは、仕事が速い!!!ホームページの仕事は、自分の本業の合間の「今できる」タイミングでサクっとやらねばならないので、早い対応は本当に助かるのです。
いつもほんとうにありがとう、アンディ。
今度日本に帰って来た時は、他のコラボレーターに紹介するので、ぜひイベントに来てね。


ジジ太田美智代 /
みとちさん、ミッチーナ・・・獸木と同じくらいいろんな名前がある太田美智代 さん。アグリ里親会のスタッフの中で、一番AIDに近い活動をされてる方でもあり、そのパワフルさにいつもインスパイアされます。
今年は彼女のラジオ番組でもお世話になりましたが、今まで謎だったそのラジオ番組が、ただのラジオ番組でなく、一種のコミュニティらしいこともわかってきて、来年も色々勉強させていただくことになりそうです。
本当に本当に忙しいのに、AIDイベントにもたくさん参加してくださり、ほんとうにありがとうございました!
来年も、これからも、どうぞよろしくお願いします。
ハリーにも会いに来てね。


ジジそして、アグリ犬猫里親会の代表あぐりんさん、スタッフのどんちゃん、うちゃさん、星愛宙 さん、その他アグリスタッフのみなさん、今年もお疲れさまでした。
そして、ほんとうにありがとうございました。

ジジいつもイベントに参加してくださり、撮影のお手伝いまでしてくれたよしこさん、パーティイベントをやってくれたマリアちゃん、いっしょに愛護センターの取材に行ってくださった和美希さん、素敵なメッセージをホームページに寄せてくれたタオヨガのジェシー・リー・パーカー先生、シェア協力や、アニマルライツポストで情報をくれ、インスパイアしてくれたタオ友のちかちゃん、シェアで協力してくれた舞台役者の荒井広人くん、AID独立のきっかけをくれた影の仕掛人、三宅愛架ちゃん、獸木にレイキアチューメントをしてくれ、現在キャンペーン協力をしてくださっているRuru先生、IMA時代からAIDを応援してくれたジャスティン、
ほんとうにありがとうございました。

ジジそしてイベントに参加してくださったみなさん、
ほんとうにありがとうございました。

他にもまだまだお礼を言いたい人がいます・・・・
ここに書けなかったみなさん、ほんとうにごめんなさい。


AIDはまだ10ケ月児で、まだまだ未熟。
これからもどんどん形が変わっていくことでしょう。
ただ、これだけは確かなこと。
みなさんがいなければ、何一つ動かなかったし、
これからもなにも起こらないでしょう。
みなさんの意志、想い、力、才能、個性がすべてを動かしています。
その不思議で尊い化学反応と奇跡に感謝。

すばらしい一年をありがとう。
みなさんにとって、世界にとって、来年2016年がよりよい年でありますように。

獸木野生ジジ








足跡「りんたろうだじょー」でおなじみ、男前りんたろう君
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トライアルが決定したもようです!
ありがとうございました!
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