さとうもとき巨大化計画「ライブログ」 -4ページ目

さとうもときが渋谷O-EASTでワンマンライブをする理由

渋谷O-EASTでのワンマンライブまで、2ヶ月を切りました。
これまで応援してきてくれたファンの方や音楽仲間はもちろんのこと、これまでなかなかライブには足を運べなかった方も、ぜひ来ていただきたい、と思っています。

とは言っても、ライブは著名アーティストのアリーナクラスしか見たことない、ということからすれば、O-EASTでワンマンライブをやる、ということを言われても、ピンとこない部分も多いと思いますので、今回は少し趣向を変えて、O-EASTのご紹介やライブの意味などを少しお話できれば、と思います。

O-EASTは、旧名ON AIRで1000人規模のライブハウスとしては、東京で最も古いものとなります。
それから移動して1300人規模にパワーアップしたり、WESTやNESTなどの姉妹店もできたり、名前がON AIR EAST→O-EASTに変わったり、と日本でも有数のライブハウスの1つとして君臨してきました。
ここ数ヶ月のラインナップをみても、ダイアモンド☆ユカイ大槻ケンヂ (筋肉少女帯)、パパイヤ鈴木PENICILLINマキタスポーツなどなど著名なミュージシャンも多数出演しているようです。
そういったミュージシャンが出演するライブハウスなので、ミュージシャン活動をしている人からすれば、1度は立ってみたいライブハウスの1つではあります。

著名アーティストが○○出身(例えばフォーク界だと福岡の照和が有名)というような有名なライブハウスもあり、メジャーへの登竜門的なライブハウスと言われるようなところもありますが、O-EASTはどちらかというと、すでにメジャーデビューしているミュージシャンが出演するようなライブハウスです。
アリーナクラスで全国ツアーがミュージシャンも出演することもあります。ファンクラブ限定ライブ、など、アリーナツアーほどPR戦略からやって大掛かりにやる必要がない場合など、O-EASTを利用することもあります。

インディーズでも出演することはできますが、どちらかというとレーベルが主催するイベントみたいなことが多く、ワンマンは、メジャーレーベルとは契約していないだけで、すでに音楽事務所がバックについていたり、メジャーデビューが決まっていたり、とそういう段階のミュージシャンが多いようです。

基本、さとうもときのような、メジャーレーベルどころか、音楽事務所にも所属していないミュージシャンが出演するようなライブハウスではありません。
ハッキリいって「高い壁」といって間違いありません。

今回の「魂47」のチラシを見たことがある人は見たかもしれませんが、そのさとうもときも約15年前にイベントで出演はしています。

渋谷O-EAST「魂47」チラシ


その時は集客も内容も納得できるものではなく、その雪辱戦という意味も含まれていますが、それだけではありません。

今以上の飛躍するためには、メジャーミュージシャンと同等の結果が必要になってきます。
そのためには、メジャーミュージシャンが常時立つようなライブハウスだからこそ、内容はもちろんのこと、集客やその後の反響も含めて、メジャーに劣らない結果を出せば、次のステップアップも見えてきます。
渋谷O-EASTを乗り切ることができれば、メジャーミュージシャンが活躍する赤坂BlitzZepp Tokyoといったより大きなライブハウスへの挑戦、地方ツアーに出るなど、メジャーアーティストと変わらない活動をしても成功が見えてくる段階になります。
そういった状況を作り上げることができるか?というものが、4月15日のO-EASTでのワンマンライブにかかっているわけです。

さとうもとき本人も、50歳までに売れる、という目標などをブログに書いたりしています。
その目標を実現するためにも、今回のワンマンでこけてしまうと、O-EAST自体が誰かれ構わずできるようなところではないので、次の機会がいつになるかわからず、かなり厳しいことになります。
今回のワンマンでようやくスタートライン、ということなのかもしれません。

そんな意味がある、ということがさとうもときを応援してくださる皆様へ、少しでも伝われば、と嬉しく思います。

ブッキングライブ 新高円寺STAXFRED 2月15日

今回は新高円寺STAX FREDでのライブ。
STAX FREDは、以前ワンマンをやったこともあるライブハウスで、また最近呼んでいただいています。
筆者も以前はよく足を運んでいた場所でもあるのですが、なかなかもタイミング合わせられなくて、今回ようやくうかがうことができました。
(筆者の個人的な話。よく行ってたと言っても、お客さんとしてだけで、出演とかしてなかったのですが、今回数年ぶりに行ったにもかかわらず、お店のマスターから普通に「だいぶ久しぶりですよね」って声をかけられたのにはビックリしました。客商売の人ってすごいなぁ、と普通に思いました)

本日は出演者のみなさんも40代。お客様も同世代。よって、40代をネタにした話題も続く。

さとうもときは3番手での出演。
ステージでチューニング中にBGMがストップ。BGMのないなかで、チューニングのみが響く。
「もう始まってるの?」とさとうもとき。いきなり思わぬ展開でスタート。

※チューニングのチェックとして、軽くストロークしたため、準備オッケーかと思いBGMを止めたところ、完璧ではなかったので、再度チューニングに入ったため、そのようなことになりました。

40代のMCが多かったので、1曲目は「我、40になりけり」
これは、そういう話題が多かったので、急遽セットリストに入れたそうだ。
そして、いつもどおり「歌い歌を歌いたいように歌いたいと思います」と一言入れて「このまま終われるか」

ハイテンションの歌が終わったところで、会場があったまってきたのか、会場の方から「もっく~ん」コール。
これには不意打ちだったようで、「俺が先に言いたいんだよ、それ。」と反撃。
ということで「声援はもっくんでお願いします」に「もっくーん」と返すお客さん。
いつもの儀式は終了。まっ、おっさん層がそろっていたので「太い声」でしたけどね。

しかし、その中に1人の女性を発見。1人でもいるといないのでは大違い、という話が続く。
「男だらけ、40代だらけ。それも素敵なのかもしれないですが」とさとうもときが言えば、STAX FREDのマスターから「いやぁ~灰色でしょう」とツッコミが入りました。

「40代ばかりということで親近感がわいているのですが、あえてラブソングをうたいたいと思います」と「おまえがずっといい」へ。

次の「君の声」の前は定番のMCで、若い人と何を話して良いかわからない、という話。
いつもは、若い人への戸惑いっぷりがウケるのだが、
「どう接していいかわからないが、何か言いたい」と言えば「普通にしてればいいんだよ」と返ってくる。
「考えなければいいんだよ」とお客様が言えば「考えないとダメなタイプ」とさとうもときも返す。
なぜか、40代の若い人への接し方討論会になってしまっている。筆者は40代も見えてきている年齢ではありますが、1度は通る壁なんですかね?
「若い人に向けて作った歌ですが、今日は年寄り、いや同世代に向けて歌います」とウタの趣旨まで変わってしまった。

続けて「愚か者と親父の生き方」へと入っていく。
これまでは、親父さんのエピソードを語ってから曲へ入ることが多かったのですが、前回からMCなしで入っている。
それこそ今回は、同世代が多い環境でしたので、「親父さんの保証人になる」といったようなことを理解してもらいやすい、というのもあったと思うのですが、手応えを感じて、曲だけで勝負している段階なのかもしれないですね。

そして、最後の曲の前に、4月15日のワンマンの告知。
4月で47歳、50歳までの3年間を何かせねば、ということで

2014年 4月15日(水) 渋谷O-EAST
さとうもときワンマンライブ2015
~魂47~ 俺がやらずに誰がやる!

残り2ヶ月でチケットは30枚、という発表もございましたが、
本当によろしくお願いします。

告知も終わったところで、一気にストロークとともにテンションを上げていく。
今回も雨本ふみさんがやっていたジャカジャカジャカジャカジャン、と激しいストロークからと突然止めてアクセントをつけながら、メッセージをのせる技を採用。
「本当に寒い中ありがとう(本当に突風が吹き荒れていました)。帰りも寒いかと思いますから、私から魂の贈り物を贈りたいと思います」というメッセージをのせ「我は魂で世の中を耕す者なり」へ。

中間のギターソロも、何度も途中でブレークして、「わ~」と歓声をあげることを要求。
回数をこなすごとに、ダンダンと奇声に近くなっていく。40代の叫びがこのSTAX FREDにこだましました。

ラストはステージから飛び出して魂の注入タイム。
最近はお客さん1人1人に打ち込んでいくスタイルでしたが、最初におとなしそうなお客様を集中攻撃。
そのお客様の声が出ると、そこから1人1人回って、紅一点、会場の花一輪の女性には優しく魂をお届けする。
そこから大合唱となり、最後は椅子の上に乗って、ボルテージも最高潮に上がったところで、

「た~ま~、『せーのっ』しぃ~」

から、ステージに戻って「今年はいいことあるぜ」と叫んで終了!!




と思ったら、BGMがなり、お客様が油断していたところへ「たっ!」とだけ叫んで、もうひと笑いとっていました。


1.我は40になりけり
2.このまま終われるか
3.おまえがずっといい
4.君の声
5.愚か者と親父の生き方
6.我は魂で世の中を耕す者なり

3マンライヴ 下井草Billy's Bar GOLD STAR 2月7日

さて、下井草Billy’s Bar Gold Starへの出演するようになって、約2年くらいになりましが、最近は定期的に出演しており、だいぶ馴染んできたように思います。

最初に出てきたのは、トリックアートさん。
奇抜でアーティスティックなファッション、音質を変化させたアコギにオカリナなどを組み合わせた、名前通りの不思議な雰囲気をかもし出す男女2人組。
かと思えば、何かのキャラを演じているというわけでもなく、MCはかなり誠実な感じでした。
ライブ後、筆者と住んでいるところが比較的近いことが判明。「いつもこんな格好してますんで、見かけたら声かけてください」みたいな話をしたが、確かに間違いなく気づくでしょう、という格好でした。

続いて、雨本ふみさんは、以前も対バンしているBilly's Barの紹介によれば「アングラフォークセーラ服娘」。
本日もセーラー服で登場しましたが、途中で衣装チェンジ。革ジャン?を着てロック色の強くなる。
印象的だったMCは「私も『色物』じゃなく、『不思議』と言われたい」。色物色が強いけど、充分不思議です。
でも、楽曲も演奏もレベルが高く、どうしてこうなっちゃんただろうな?たぶん食い合わせが悪かったんだろうな、と前回引き続き思いました。

そして、さとうもとき。
「大変個性的な方のあとで」と開口一番のセリフですが、前回Billy's Barに出演したときも、同じこと行ってなかったか?というわけで、前回のライブレポのリンクです。

っていうか、どれだけ人材豊富なんだ?Billy's Bar!
そんなわけで「一生懸命やります」でライブはスタート。1曲目は「変わった人々」・・・ではなく「変わる男」。
ラストの前でブレークする箇所があるのですが、一番前で見ていたトリックアートさんと、なぜか目を合わせている。おそらくファッションがファッションなので、目につきやすかったのだろう。

2曲目を前にチューニングを修正。しかし、なかなか合わない。
「不思議な人たちのあとだったのでチューニングがあいません。雨本マジックか?

そこですかさず、
雨本さん「いや、トリックアートマジックです。私もかかったんで」

と返す。確かに雨本さんも最後の曲の前でチューニングに苦しんでいました。

「そうかもしれん」と返す。あの曲中に見つめあった瞬間に魔法をかけられたんでしょうか?トリックアートさんは魔法も使えるようです(嘘です、スイマセン)。
何とかチューニングもあって、「あゝ人生」へ。最近頻度の少ない曲が続く。

「なんでしょう。この個性祭り。俺も途中で衣装チェンジとかね」と言ったところで会場から「脱いじゃえ」というツッコミが。
「脱いだらこの辺(お腹辺りを指して)がひどいからね」と、会場との息もピッタリ。

その会場ですが、よく見たら年齢層40代~の方が多い様子。
「若い女性が2人歌ったあとで、おっさんが出てきたわけですが、そのおっさんに向けて(笑)、おっさんガン見でラブソングを歌いたいと思います」と「おまえがずっといい」へ。こちらもたまにしか歌わない楽曲ですね。
最後に「黄色い声援」と指示を出しましたが、会場にはおっさんばかりなので、そんなわけはなく、雨本さんがひとりで頑張っていました。

トリックアートさんのMCで飼っている動物がたくさんある、という話から、自らも飼っている犬(ポメラニアン)の話へ。
犬を飼う際に言われたことは「犬は褒めて育てるもの」と教わったのだが、人は「叱って育てるもの」という認識のさとうもときとしては、神様から与えられた試練として捉えている、とのこと。ただ、犬には褒められるようになったものの、まだ人は・・・ということで、人を褒めることをテーマに作った「君の声」を歌う。そのままMCなしで「愚か者と親父の生き方」へ。

そして、最後の曲。
「4月で47歳になるんですが、50歳まであと3年あるな、ということで、アラフィフに差し掛かってきて、何かせねばならんな」ということで、4月15日のワンマンの告知。

2014年 4月15日(水) 渋谷O-EAST

さとうもときワンマンライブ2015
~魂47~ 俺がやらずに誰がやる!

「500人くらいは入るんですが、本日まででチケットが30枚しか売れていません。今日3人くらいで売れるとして、それじゃ、しょうがないなと6枚くらい売れて、今日帰る頃には40人くらいにはなっているのではないかと」

ダンダンとMCも押し売り的な状況となってきましたが(苦笑)、改めましてよろしくお願いします。

そんなライブ告知も終わったところで、ストロークで一気にテンションを上げていく。
そこで♪ジャカジャカジャカジャカジャン、と激しいストロークを一気に止める、雨本さんが使っていた技をパクって、その合間に「この寒い毎日を生き抜く魂を注入したいと思います」とメッセージを入れて「我は世の中で魂を耕す者なり」

中間のギターソロでは、ストロークも左手も激しくいくようなバージョン。途中でブレークして、今西太一譲りの歓声を煽るポーズ。
お客さんもいとも簡単についてくる。以前出演したときもそうでしたが、Billy's Barのお客様はノリがよく、順応性が高いのであります。
3回目では、寸分の狂いもなく、歓声が湧き上がっていました。
そして、最後でもさとうもときがステージから飛び出してきてから、♪たましぃ~の大合唱が始まるパターンが多いのですが、その前から大合唱が始まっていた。こうなればさとうもときも出やすく、1人に一発ずつ魂を注入していく。その間も多くの会場では、そのさとうもときのアクションを見ているパターンが多いのですが、今回は誰も緩めずに歌っている。そのせいか、魂連打までスムーズに進んでいく。

「た~ま~、『せーのっ』しぃ~」も息もピッタリ。

ステージに戻って「今年はイイことあるぞ~」と一言付け足し、出演者を紹介して終了!

・・・と思いきや間髪入れずにアンコールがかかる。

「それじゃ着替えてくる」と衣装チェンジを示唆したが、当然そんな用意はありません。

「それじゃ もう1曲 やろうかな」という息が切れてます。
軽くMCをしながら息を整えながら、「旅人に問う」へ。

前奏から手拍子が入る。
たぶん「旅人に問う」を知っている人は、あまり多くないかと思いますが、何かことあるごとに一緒に叫ぼうとする人がチラホラ。
かなりアクティブなお客様であります

となれば、最後は自然に大合唱。
「♪ウォウォ~、ウォ~ウォ~ウォ~ウォ~」

最後は椅子に上がって、最後は出演者、Billy's Bar、お客さん、俺、と紹介して、アンコールも終了!!


1.変わる男
2.あゝ人生
3.おまえがずっといい
4.君の声
5.愚か者と親父の生き方
6.我は魂で世の中を耕す者なり

~アンコール~
7.旅人に問う

個性的祭りばかりが強調されるようなライブではありましたが、
元々は、Billy's Barは、ドクロのものが一杯あり、一見ヘビーなロックなお店で、フォークっぽくはない店。
これまでもアウェイ感はあったのですが、今回はホームっぽい感じでしたね。