岩手復興支援ボランティア６

東日本大震災より一年が過ぎた今、被災地岩手県の復興の現状を自分なりに受け止めたうえで今後の支援を考えて行かねばならないというまた新たな思いで今年も東北ボランティアをスタートしました。

なぜわざわざ自分なりに…という言葉をつけたかというと、新聞ＴＶの報道とは違う現実、岩手県内における被災地（沿岸部）と内陸部の温度差、食の流通、被災者の方の今の思い…等々を実際に自分の目と心で感じたいという事なんです。
また今回は、ベストバランス復興支援プロジェクトの一つとして、人材雇用に関するポスターを作成し岩手県各地でお配りしてきました。
関東で働きたいという方、チャレンジしたいという方のお役に少しでもたてればとよいと思います。

整体ボランティアを行いながら、患者さんから色々なお話を聞きました。
仕事が無くなり暇になってしまった事、船や道具の不足でワカメ、アワビの仕事も男性優先になり女性は働きにくくなった事、震災後から仕事の状況が変わり息子さんが引きこもりになってしまった事等、みなさんの状況はまだまだ大変厳しいものがあるためメンタルのケアの必要性も痛感いたしました。

釜石では、釜石シーウェーブスの練習に使われた松倉グランドにも行きました。ラグビーのゴールポストを見ながら、先月参加した復興サミットでの、釜石でラグビーワールドカップをとのお話を思い出しながら、我が故郷釜石の未来を考えていました。

夜は整体ボランティアの際に話題に出ていた『呑兵衛横丁（のんべええよこちょう）』に行ってきました。関東からのお客さんも数組いましたが、活気は正直のところもう少しかなという気がしました。
我々ボランティアもそうでない人も来るだけ居るだけで現地の人は喜んでくれます。街を活気づけるためにも積極的に活用したいですね。

宮古では市場ものぞいてみました。あまり時間がなかったので、ざっとでしたが新鮮な魚介類の安さに驚きました。
試食のスルメでさえかなり美味しかったです！
また、宮古で驚いたのは『お水の美味しさ』です。
健康職業柄、身体に必須なお水には興味があるのですが、宿のお部屋にぽんと置かれていた保冷ポットのお水の美味しさに、思わず「どちらのお水ですか？」と係の方に尋ねてしまいました。
答えは「市の水ですよ」

なんと水道水でした。
宮古は、お水が美味しくミネラルウォーターは不要のようです。何本か買ってしまったあとに気付きましたが買い物も支援の一環ですからいいんです（汗）

このような形ではありましたが、色々な場所で皆さんと触れあうことにより岩手のいまを、私なりにではありますが直接目と心で感じてくることができました。

しかし三陸の公共の水はまじ売れるんじゃないかな。「釜石のおいしい水」「宮古市の水道水」とかね。私なら美味しいから買います！！