今日は、先代の我が家の愛馬くんの命日です。
もしかしたら昨日のうちやったかも知れへんけど。
亡くなって2年が経ち、三回忌。
2年やのに三回忌というシステムがよく分からんね。(´・∀・)?
みなさんご存じのように
健康長寿の代名詞のようだった愛馬くん。
クラブの先生からはバケモノ呼ばわりされ、
私も薄々、
こいつは妖怪じゃないかな？
とまで思ってました。(；´Д｀)
そんな愛馬くんの
健康長寿の秘訣を動画にまとめたので、
よかったらご覧ください。
とはいえ、
愛馬くんの強さの要因は個体差によるものが
一番大きかったと思います。
頑丈やと誉れ高いアングロアラブの中でも
特に頑丈だっただけ。
動画に挙げた秘訣を全部実践したら
どの馬も同じように病気知らず、
なんて保証はできません。
彼の場合、
競走馬デビューできなかったのもラッキーでした。
たった数分の全力疾走ですが、
前後にどれだけケアしても
馬の身体にかかる負担は相当なものでしょう。
あとは、本格的な競技馬にはならなかったこと。
高い障害を跳んだあとの着地、
馬体の可動域を無視した横への動き、
これらも競馬レース同様の負担があると思います。
長年、半自馬として在籍してたクラブは
「ハミ受けこそ正義！」
みたいな姿勢ではなくのんびり安全に楽しく、
競技に行く人たちも
ポイントとるためガツガツ！
とかじゃなく
ゆる～いノリの人ばかりだったので、
20歳を超えてもレッスンに出て問題のない馬ばかりでした。
（今はどうなのか知らないけど）
みなさんのクラブも、
初心者がポコポコ乗ってる練習馬は
特に病気もせず長生きしてて、
その一方で、
中級者・上級者と呼ばれる人たちが
ハミ受けだの収縮だのがやりたくて
なんやかんやで痛めつけてる馬は
悪癖があったり
疝痛・故障が多くて短命だったりしません？
前回の記事に書いたことの繰り返しになるけど、
馬も人も準備ができていないのに
すぐに結果を出したいがために
ルールや順序をすっ飛ばして
形だけ真似て馬に負担を強いることは、
馬の心身の健康を蝕みます。
ハミを受けさせるにはその準備、
さらに高度な収縮のためには
もっと熟練した技術のいる準備が必要です。
人間だって、
例えば体育の授業で始まっていきなり
8段の跳び箱を跳んだりしませんよね。
体操服に着替え、
準備運動し、
手をつく位置を確認して、
踏み台を踏み切る距離や強さを確認して、
段を徐々に高くしていって、
その日の授業で一番高い跳び箱に挑む。
そうしないとケガのリスクは高まるし、
跳べないことから自信をなくしてしまうかもしれません。
さらに才能があって鍛錬を積むことによって、
20段の跳び箱に挑戦する人もいますよね。
収縮って、それくらいのものだと思ってます。
身体が痛くて動きたくないよ…
それなのに「動け」と蹴られたり鞭でしばかれるから
ちょっと嫌になって跳ねて乗ってる人を落としたら、
少々跳ねても落ちない人が乗り替わって
疲れ果てるまで走らされて、もう跳ねる気力も残ってないよ…
鞍とハミを付けられると、
またあの痛くて疲れることをさせられるから
嫌だと阻止するようになったら、
ごはんの時間以外は
「くちかご」というものを付けられるようになったよ…
もう痛くても、しんどくても、
人間のやりたいことを察知して
動いていれば、
あとで人参もらえるし夜には解放されるから、
我慢して動いておこう…
と、諦めてしまってる馬がたくさんいるような気がします。
（´・ω・｀）
そうやって諦めた馬は、
いくらフカフカの寝床を与えても、
いくら栄養価の高いごはんをたっぷり与えても、
幸せを感じることはできないんじゃないかな。
愛馬くんの健康長寿の話からえらく飛躍してしまいましたが、
あなたのそばにいる馬たちの幸せを願う
なら、
急いで結果を出そうと焦ったり
形に囚われたりすることなく、
ものすごく地味やけど、じっくり気長にコツコツと
付き合っていくのが最善やと思います。
詳しくは
「トレーニングスケール」
というのをググってみよう。ヾ(*´∀｀*)ﾉ
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こういうやつ。
最後に、
私が過去に作った渾身のスライドショーを
見て行ってくれよな！
もひとつ。
天国で仲間に囲まれて元気にしてるかな？