パフォーマンス | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!

ピーナッツとクラッカージャック-20090827

苦しい、ですね。

今日がライオンズ・クラシックのフィナーレで



多くのOBたちの前だったことが影響したということも
ある程度あったかもしれませんが

試合後のベンチ内での渡辺監督を中心とした
円陣でのショート・ミーティングという
“パフォーマンス”がそれを如実に物語っていることは確か。

先日考察したように
原因療法はまず今シーズン中には間に合わない。

自然と今戦えるメンバーでなんとかカバーしながら
目の前のゲームに集中し1つ1つ勝利を積み重ね
症状を緩和し抑えていく、

こんな対症療法に頼る他はない。

そんな中で追い打ちをかけるように
攻撃陣の軸である剛也さんが登録抹消、離脱。

こんな風に大事な時期であっても
当然アンラッキーが重なることもあります。

今まで比較的健康だった攻撃陣まで
主軸の離脱による得点力不足という
症状を抱えるようになった今、

幸い原因療法が必要なほどではないものの
ここにも対症療法が必要になってきた。

まさに危険水域、今にも溺れそう。
首脳陣の手腕の発揮しどころ、工夫しどころ。

プレーオフに出場するため、どんな手をうってくるか
それとも今のラインアップの奮起に期待するのか。

MLBだと今のレッド・ソックスのように
どんどん活躍できていないベテランを解雇したり
マイナーと若手の入れ替えを頻繁に行ったり
トレードでどんどん補強をして弱点をつぶしたり、
積極的に血の入れ替えが当然のようにあるのでしょうが

残念ながら日本プロ野球では
そんな慣行はなくまず期待できない。

そしておそらく低成績のベテラン陣を
この時期にファームに落とすことはそのまま
“戦力外通告”をつきつけるに等しいもののため

明らかな故障などよっぽどのことがない限り難しく
自然とファームの若手との血の入れ替えも
限られたものになるでしょう。

ということでハッキリとした大きな動きは期待できず
自然と現状レギュラー戦力の“奮起”に期待する、
こうなる可能性が高いですね。

もちろん、最近ファイターズを
新型インフルエンザが襲ったように

予想もできないことが起こる可能性が
ないとは言い切れませんが

ここからレギュラー戦力の誰かが
これまで少しずつ積み重ねてきたものをはるかに超え
まるで覚醒したように活躍しだすことは

どんなにハッパをかけられたところで
どんなに“気合いで”“必死に”なったところで
残念ながら限りなくありえないこと。

ほんとうに今シーズン3位になることだけが目的で
来シーズン以降が存在しないのであれば別ですが

シーズンは来年も再来年も続き
主力の、そして若手の選手たちには将来がある。

もっとも避けるべきは集中力がオーバーヒート
逆に今までその選手が積み重ねてきたものまで崩してしまうこと。

首脳陣もそのあたりはじゅうぶんに
理解していることと思います。

だからといって何のアクションもなければ
今度は選手たちが、ファンが
“今シーズンは諦めるんだなあ”とうけとって
そのまま何の工夫もせずに集中力の欠けた状態で
ずるずる消化していくだけになることもわかっている。

だから、首脳陣の発する“諦めていないぞ!”
パフォーマンスはとっても重要なこと。

アタマの中では冷静に自分たちの力を判断し
シーズン優勝はまずもってありえない、そして更には
3位の確保もかなり厳しい現状であることを認識しながら

集中力の切れないように、だからといって
刺激を与えすぎてオーバーヒートし
自分の積み重ねてきたものをなくさないように

うまくパフォーマンスを利用しながら
なんとかマネジメントしていくことが求められますね。

たいへんでしょうが、うまくコントロールしてくださいね。

この苦しい時期の中でも“いつも以上”ではなく
“いつもの”ちからを選手たちが発揮するだけで

選手たちにとっては今はとても苦しいでしょうが
とても素晴らしい貴重な経験となり
必ず来シーズン以降の成績につながってくるでしょう。

今日はこころの中では

イーグルス田中投手の素晴らしい投球に、そして
一発で仕留めたセギノール選手、山崎選手の打撃に拍手を送り
そして木村投手のこれも素晴らしい投球を賞賛しながら

アクションとしてはパフォーマンス的に

危険水域が迫っているぞ、ここが踏ん張りどころだ、そして
まだまだ諦めていないぞ!これからも全員で
カバーしあいながら集中を切らさず戦っていこう、
といったメッセージを発信する。

首脳陣自身が追い込まれて自分たちを見失い
(そういえばこんなゲームもありましたね)
迷い飲み込まれることだけはないよう

これからも自分たちの現状を冷静に、正確に把握しながら
まずは自分をマネジメントしてくださいね。



Nice Game !