使用している用語についての詳細はこちら →
【 用語集 ( Acronyms, Abbreviations & Jargons ) 】 ■ NOTES ■今日の野上さんは
ストライク率2/3近くを記録し
四死球も0個と
大胆にゾーンを攻め続けていくことに成功しました。
ただし、
初球から2球続けてボール球を記録した勝負が
5度とある程度かさんだように
特にジャイアンツの誇る中~長距離打者たちに対して
どうしても慎重になり、
ボール先行の打者有利なカウントで勝負せざるを得ない場面も散見され
その中でそれでも多少ゾーンの甘めで大胆に勝負したため
四球を奪われなかった一方で
手痛い一発を浴びたりすることとなりました。
速球以外の球種について、ゾーンの低め以低に集めた割合も
約62.5%と優秀な成績を残していきますが
今日はその低めの投球をうまく弾き返されたり、また
ボールゾーンへと逃げていくものを数多く見逃されたり、
そして多少甘く高めに上ずったものを見逃されることなく数多く弾き返され
痛打を浴び安打を積み重ねられたり、また外野手の処理したフライアウトが散見されたりと
ジャイアンツ攻撃陣が
その速球以外の球種に対し
うまく狙いを絞っていたことが観てとれました。
総括すれば、ジャイアンツ攻撃陣は
まずは野上さんの速球以外の球種に狙いの重点を置き、
低めは見逃し、
多少なりとも上ずったものは積極的に弾き返していく一方で
なければ
カウントを打者有利なものに持ち込んでいき
結果野上さんが四球で余計な出塁を奪われることを防ぐべく
速球を投げざるを得なくなったところで狙いの重点を速球にシフトしその
速球をキッチリと捉えていく、という戦術を採っていたと言えます。
このように、今日の野上さんの投球を振り返ってみても
その素晴らしい武器であるスライダーやカーヴ、そして
チェンジアップを最大限活かすためにも
やはり
その速球を効果的に駆使することが重要であることがよくわかります。
左打者に対しては
.069/.100/.103(被打率/被出塁率/被長打率。
30打席)と
抜群の素晴らしい成績を誇るチェンジアップがあるため
全体でも
.178/.204/.322(95打席)という優秀な成績を残せていますが
右打者に対してはそこまでの抜群の武器が見当たらず
結果
速球が.333/.419/.593(33打席)という成績を残し
それに引っ張られ全体の成績も
.266/.341/.405(92打席)という成績に留まっており
中でも
右打者の内角へ到達した速球が痛烈に弾き返され
いずれもOPSが1.000を超える非常に物足りない成績を残していることが気がかりです。
この
右打者の内角を攻める速球が効果的でないならば
それこそ打者たちはその外角の投球を狙いやすくなりますから
スライダー等の投球も見極めやすくなり、また
弾き返しやすくなっていくことが容易に推測できます。
逆に、この右打者の内角への速球が効果的になってくるならば
外角への投球、それも速球以外の投球もそれに連れてもっと効果的になってくるといえ
今後野上さんがこの課題をクリアしてくるために
例えば2シーム系の打者の内角へ食い込む速球を更に数多く駆使していくなど
どんな工夫を、試行錯誤をみせてくれるかに着目し
今後もできるだけ長く野上さんの投球を追い続けていければと思います。

