おい老い、まてよ、クールビズ。  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

まだ東京に住んでいた時分、
朝昼の小田急線とか京王線とかに乗ると、
「このガキ、ずいぶんオヤジっぽい顔してるなぁ…」
で、学生も多い明大前あたりで井の頭線に乗り換えたりしても、
「どうしたの? このOLさん。 
 なんで学生服 着てるの?」
 
で、別の日の夕方、三軒茶屋から“サザエさん”の路面電車に乗っても、
「…おまえ、本当は女子高生じゃねぇだろぉ!」 
と思ってしまうほど、子供が子供らしくない顔をしてる。
 
その女の子達は、混みあった車内の中、
近くにいる年寄りには席を譲らずに、
膝の上に置いた一台のヘッドホン・ステレオから
二股に別れた線をそれぞれの耳の中に詰め込んで、
ケラケラしながら流行の歌を聞いてた。
これはもう五年くらいまえのことだけど、
その日は雨で、列車内のガラスも曇ってた。
その二人の女子高生は、とても仲がよさそうで、
一人が、湿気で曇った窓ガラスに、
 

     A


     RA


     SHI


と、書くと、もう一人が、

     A 

 

     RA 

                  

     SHI 



                     
ていう具合に、間に「」を入れて、
二人で顔を合わせ、喜んで、手でリズムを取りながら、
また ソレ を聞いてた。
その向かい側に吊り革を握って立っていた俺は、
若林で降りる直前に、
その硝子のラクガキに付け加えて、


     A 

 Z A

     RA 

  

     SHI 

  
                       
って書いてあげると、
二人の女子高生は、まるで、
反逆者を見るギロチンの死刑執行人のような目つきで、
降りてゆく俺を白い目で見ていた。 (…あたりめぇーだろ)
で、問題は、なんで現代人には、
年齢に見合わず、そんなに 老けた顔の若者が目立つようになったのか?
  
ここには タイヘンな事実 がある。
 
この先を読むには
ちょっと覚悟がいるので…そのつもり
まぁ、他のページで ちゃんとフォローもしてるし、
世の中のほとんどの人…文明人の宿命みてぇなもんだから、
そんなに気にしても しょーがねぇけどな…。
  
 
     連載 Woman's bust up method Vol. 5
    エ ア コ ン ・ パ ニ ッ ク
 
 

人間の…、人類の生きた暦の上で、
一世紀を百年として、21回目になる今日、
その2,000年ちょっとの営みの中で、
人類は色々なことを経験して来た。
いま世間では、CO2削減がどうとか、クール・ビズ、ウォーム・ビズ、
クーラー病、省エネ…。色々な現代用語、流行りスタリの中で、
地球環境を考えたり、自分達の生活を見直したりしている。
ところが、そんなことが どうでもよくなるくらいに
恐ろしい問題がある。
そろそろ、気候も涼しくなって来たので、
このページを読んで、
この話を聞いて、
今日この時点では、少しだけ気になっても、
おそらく、年末までには きっと忘れてしまい、
また同じような生活を繰り返す人も多いと思うけど、
果たして、来年、再来年、
自分自身が、
今まで通りに生きられるのか どうなのか・・・・
とても疑問がある。
俺はな。

 
まず、冷房完備の場所で過ごす
ってことにも問題がある。
冬場の暖房も必要以上に アッツイ のも資源の面では考えモンだけど、
先進諸国の“エアコン設備”ってのは
人間の細胞の老化を急激に早めることになる。
 
例えば、盆栽。
…前回、“生活の知恵シリーズ”でやった“歯の痛み止め”の、
真下さんの話にも出てきた松の葉とかな。
                
http://ameblo.jp/badlife/entry-10003650354.html
その盆栽ってのは、あんなに小さな鉢植えにありながら、
樹齢何年とか、物凄い歳を重ねて育てられている。
…ある酒造会社の社長も、樹齢200年とかいう、
椿の立派なヤツを持ってる。
それはタイシタもんだ。
いつか写真を公開するから待ってて
で、盆栽は、その形づくりの好みもあると思うけど、
常に枯れないように枝を落とす。
また少し成長すると、また枝を落とす。
そうすることで植物自体の年齢のサイクルは加速する。
そういう方法とは別の盆栽もあるかも知れないけど、
まず一般的にそういうことになってる。
 
で、このことをちょっと頭のどっか、隅の方へ置いておいてもらって、
今度は人間の場合。
オギャーと生まれて、まず0歳。
いきなり喋り出すのは 赤塚先生の『天才バカボン』に出てくるハジメちゃんぐらいなもんで、
そこから春、夏、秋、冬を過ごして、
一歳の年齢で四季を体感して生きる時間がスタートする。
子供が感じる一年の長さと、
大人が感じる一年の短さは まったく違う。
なぜか?
 
これについては全部をここで書き出すと…かなり長くなって
俺以外の頭が混乱するので、後でもっと詳しく説明するけど、
大人の成長の過程と子供の発育の過程では、
五感の体感スピードが全然ちがうため、
見るもの聞くもの触るもの、すべてが新鮮、初体験。
常に新しいことを見て聞いて覚えて、触って味わって臭いを感じて、
生きることに一瞬一瞬が前向きで、
その真剣さは大人には見えない(覚えてない)。
そういう段階では常に、
本人にとっての一日の流れも短いようでいて長い。
臓器や筋肉、脳味噌の状態も、
成人して、おおよその、だいたいのモノに出来あがると、
今度は自分の五感で感じるスピードを速く感じてる。
そのため、子供の時よりも、一年があっという間に過ぎてゆく。
Time Waits For No One .  
中には、自分には合わない仕事をやってる人とかで、
「いちんちが なげぇなぁ…」って思ってる人もいるけど、
それは 魂の無駄遣い をしてるだけ。
また、こういうことは、学者連中が言う“細胞年齢”がナントカっていう、
難しい問題ではなく、また、
“老化現象”なんていう漠然とした物の言い方では納得いかない。
自然界に生きる人間の、
肉体と魂の遣われ方のサイクル”の中にある“道理”ってことだ(…もっと解んねぇか?)
この辺りは、 (初版の)人間の設計図 』には書いてないけど、
これは最近、“カツオ爺さん ”に教わった内容だ。   (別に俺に乗り移ってる訳じゃない
とにかく、そういう意味で、
子供が感じる一年の経過時間、
その体感速度ってのは、大人よりも長い。
 
で、人間は0歳、1才、2歳、3才…と成長していく。
四季の中で。
特に日本のように四季の移り変わりがはっきりしてる 最近はそうでもないけど)、
そういう場所では、
肺の呼吸と関連する皮膚や、
肝臓の持ち分である筋肉の細胞も、
春、夏、秋、冬の自然界の流れに合わせて順応してる。
寒ければ毛穴は閉まるし、
暑ければ毛穴が開いて汗が出る。
汗の出かたも皮膚呼吸も、
子供の血液の循環や筋肉の細胞には
大人よりも汚れや目詰まりが少ないから、なおさら激しい。
 
ところが!
 
ところがその成長してゆく過程で、
夏に冬があったり冬に夏があったり、
人類は科学の発達により
四季をメチャクチャに変えている。
今日までの経済追求社会ってのは
それほど自然界を破壊してきた。
 
確かに冷房は涼しい。
俺のうちにはエアコンはないけど
車には付いてる。
時々 涼しいから子供も喜ぶ。
その車内や建物の施設内、銀行も病院も、ビルのオフィスも、
夏はバッチリ、クーラーで キンキン に冷やしてる。
胸のデカイ人も縮まる思いだ。
んで、
そこから急に外へ出ると、
ドロドロと溶ける人は “キンドー・ニチヨウさん”ぐらいなもんで、 (
そんな人はいないけど、
寒いほどの冷房が効いていた場所から外へ出ると、
スグには汗も出てこない。
皮膚や細胞は、本人の意思とは関係なく、
それまで “冬”を体感していた。
 
本来なら徐々に春を感じ取って夏になるところを、
いきなり夏だ。
別に準備はないけど、
人間の細胞は冬から春を越えて夏を体感する。
で、営業先から一旦 会社へ戻る人も、
家へ帰らずパチンコ屋へ寄る人も、
様々に自分の都合がある。
だけど行く先々には冷房。
また秋から冬がやって来る。
  
そうやって現代人は、
その肉体の細胞は、
一年のうちに何度も何度も
“人工的な四季”
を繰り返すことで
何回も歳を取ってることになる。
その肉体の年齢は、一体 いくつになったのか?
 
別に今、窓を開けなくてもいいけど…。
仕方ないよ、もう、こういう時代に産まれて生きてるんだから。
その肉体の命は一生に一度しかない。
0歳からのやり直しは利かない。
まぁ、人間は盆栽などの樹木とは違って、
樹齢何百歳…なんてならないから
通常の自然界における決まりより 老化が激しい分、
寿命は短くなってると思うけどな…。
 
ヤダけど、破壊したのは俺たち人間。
自業自得というより、
俺たちにそうさせた世の中の“教育”が兇い。
必要以上に経済を追求することが、
この自然界をどれだけ破壊してきたか、
その事実を今度は、
人類 60億人ぐるみで体感しなきゃならない。
“雲の上の方で見てる人”にとってはきっと楽しいぜ。
津波も大地震も、日照りも干ばつも大寒波も長雨も、
おまけに地球の軸になってる辺りでは、
北も南も氷山が毎日ドロドロと溶けてる。
その間に熱帯地域では疫病も細菌も大量発生し始めてる。
今後の自然界の殺人や殺戮に休日なんてない。
世界各国、日曜日も血まみれだ。
テロも戦争も紛争も、
カネと手間をかけて一度に数百人の命を奪うけど、
自然界による大量殺人は
一瞬だ。
手が捥げようが股が引き裂かれようが、
血達磨の人間がマル焦げになろうが、
容赦しない。
 

核戦争とどっちが早いか?
…どっちも やるのは人間だ。
神様じゃない。
 
例えば、ヴェトナムのナパーム弾の時よりも酷い、
パトリオット。
エアコン設備の整った軍事基地の部屋の中で、
コンピューターと人工衛星を使って爆撃する。
画面に映るのは
日本製のレーダー装置で覗くミサイルの軌道状況のみ。
現場のテレビ中継の画面には、
まるで華火大会。
でも画像はかなりオミットされてる。
そこで無残に失われる人命も大切だけど、
問題は、その時にあがる噴煙だ。
それはもう、火山の噴火で出る噴煙なんてもんじゃない。
上空は真っ黒。
わざわざ夜にドンパチやるから判りにくいこともあるけど、
かつて英国が、国土の樹木という樹木、
石炭という石炭をバンバンと
何年も燃やし続けて、
モクモクと暗黒の一色に空を染め、
そんでもってロンドンは
雨の王国”となった。
 
 
 
   4曲目の5分52秒、“KINGDOM OF RAIN ” 参考にしてください。
   THE THE MIND BOMB
 
 
同じように、…しかも今度は、
数十時間の単位で、
空を真っ黒にする。
で、どうなると思う?
詳しいことは気象予報士の勉強をしてる人も、
原水爆の研究をしてる人も少しは判ると思うけど、
簡単にいうと、
まず、大気の流れに変動が起こる。
 
60年前の原爆投下の後日、
“黒い雨”が降った原理とも似たようなもんで、
空爆をやった場所によっては、
別の地域に“不自然な雨を降らせることもある。
 
そういう事実、情報も、
誰かの都合に合わせて
ことごとくオミットされてる現実もある。
新聞になんて書いてないし、
ラジオもテレビも数字(視聴率)を追い回すことで手いっぱいだ。
で、湾岸戦争の後に訪れた日本の冷夏は、
果たして、カシューナッツの壺だかなんだか
“ナントカ火山”の影響によるものだったのか?
 
長雨で“圧力釜状態”になった塩原の活火山が、
沸騰して頂点に達した“火山灰の鍋ブタ”を吹き飛ばして、
雲仙普賢岳の麓は大変な状態になった…。
 
その長雨の原因は一体、何だったのか?
そして、イラク侵略戦争の、
あの爆撃 が明けた翌年と翌々年、
日本の米どころに集中豪雨の嵐…。
なんであそこばっかりなの?
誰がやってるの?
ではなく、
何がそうさせたのか?
 
それは、その事実の公開は、
21世紀の後半近くになるのか、いつになるのか?
「ブッシュ大統領が日本の米を台無しにした」なんて、
この時代ではまだ、馬鹿か気違い扱いだろうけど…。
実際に、それを詳しく調べて発表しようと思ってる人も
世の中にはいる。
そうなると笑い者はまた、
あの空爆に経済援助をした日本政府だ。
「カネを払って米を採れなくしたアホな日本人…」
 
どういうこと?
まぁ俺たち現代人が生きてる間は、
そんな問題を取り上げる報道媒体なんて、
例のスポーツ新聞くらいなもんかも知れないけど…。
日本のスポーツ新聞や週刊誌をナメちゃいけない。
床屋も美容室もパーマヤも、
経済追求国家の日本全国に
星の数ほどある中で、
今日も優雅に、そのページを捲る、セレブ、マダムBのみなさん。
「えりあし は軽く肩にかかるような感じでね…」
穏やかな目線の先には、
ピンクのシャツを着たの笑顔。
キツイ冷房の中でな。
店の表に停めてあるベンツやアウディの車内温度は上昇中!
帰り際には、また、えあこん ガンガン入れなきゃな。
リモコン・キー使って。
「さて、午後のお買い物はどこへ行こうかしら?」
決まってるでしょ、また冷房のキツイ、デパ地下ですよ。
「ああ、あっつい、あっつい」
で、旦那に内緒のアルバイトの夜のクラブ勤め。
「…そうザマスのよ、ああ、あっつい、あっつい」
ネオン街の夏は、夜が深まれば深まるほど、
ドアの向こうは冷蔵庫状態。
夏に冬があって、冬に夏を造った日本経済。
…大丈夫か?
細胞の老化現象は?
 
樹木はいいよな。
酸性雨とかで枯れない限りは何百年も生きられる。
人間は盆栽とかとは違うんだぜ。
肉体。その60兆個の細胞で構成される美貌も野望も、
いつまでも美しく、若く、張りのあるあなた好み
ではいられない。
季節毎に死んで入れ替わる細胞…。
そのスピードが遅くなるのも老化の一つだ。
幼児とか赤ちゃんは早い。
だから古くなった細胞や腐った細胞、老廃物なんて、
筋肉や血管の中に残ってない。(基本的にはな)
そのスピードのコントロールは
自分自身でも可能…だけど、
25年間、 プーアール・ティを飲んでる俺 でも難しい。ちょっとだけな
普通の人には、かなり難しい…と思う。
どうするよ、これから?   (方法はあとでな。)
 
なるべく自分の子供にも
同じことをさせないように心がけるべき…と云っても、
それも難しい。
本人の行く先々には既に、
“恐怖のエアコン”は完備されてる。
塾も予備校もゲームセンターもクラブもライヴハウスも…。
 
電車の中とかの小中学生で、
「この子、随分とフケタ顔してるなぁ」
ってことが目立つようになった
原因の一つがコレだ。
 
それと(まだある)
それと“食生活の恐怖”の問題…。
 
この二つの問題は、まだそんなに騒がれてないけど、
そのうちテレビでもやると思うよ。
“学者”って肩書きで仕事してる人は
全部が頭がトロイわけじゃないと思うから、
必ず細胞の老化現象の原因に疑問を持って、
人間の身体の創られ方を正しく理解しようとする者も現れる。
まぁ今の日本人には無理かも知れないけど、
欧米の、人間そのものへの探究心は
我々が受けた学校教育を遥かに超える。
特に、食生活の問題は
見直しが利く・利かないの次元では済まされない状態になってきてる。
 
ところで このテーマ、
女性の胸を大きくする云々
って、
一回目からマジメに付き合って読んでくれてる人…。
いるかも知れないな。

 
…大丈夫か?
恐くなったり辛かったら
ここでもう、読むの やめてもいいぞ。
身体の弱い人には俺の話は堪えるかも知れないからな。
世の中、人間ぜんぶが丈夫な人ばっかりじゃないんだ。
缶ジュース一本持っても、
その重みでブッ倒れる女の子もいる。
だから側にいる彼氏は、
その子のハンドバッグとかも持ってあげてな。
デートしてても、そういうことが辛くて
誰にも判ってもらえずに悩んでる人も
世の中にはいるんだぜ。
ちゃんと支えてやってな。
                                       
…いまさら おせぇか
いろんな意味で。

   つづく。   
                                       
                                       
        seaMMmugiwaraS  
 
 
 
 
 
 
 
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