治療者エゴ中心の操作は有害 | あ~どうしたものか

あ~どうしたものか

社会問題=PTSD現象。

“郷土なくして人生なし”
ということで[複合汚染]時代をサバイバル、平穏死を子々孫々繋いで生きましょう。

他所さまのブログ記事
「伊勢高校生嘱託殺人事件もPTSD解離性フツーの顔『思い出のマーニー』」
http://ameblo.jp/raingreen/entry-12082625527.html
を拝読し、“insight”の概念がPTSD否認の精神科医は変だということに気づきました。
そのことをコメントしようとしたのですが、またもや「コメント承認待ち」にならず、砂に水を撒いたように消えてしまいました。それで、翠雨先生に問い合わせたところ、内容には問題ないのに、コメントができないアメブロさんの不調だと判明しました。そういうわけで、記事にして記録しておこうと思います。

コメントタイトル:
「インサイト」の意味するところは何か。
コメント内容:
(1)心理学では、“insight”=「自己洞察」。ゆえに、来談者が「遺伝的に異常」であるなどとスティグマをつける必要は初めからありません。来談者中心の傾聴によって、本人がトラウマを自然に受容して治癒する自己治癒力を発揮するのを見守るのが心理職の役割でしょう。

(2)精神医学では、“insight”=「病識」。ハードウェア部分の問題ゆえに不可避の「病者」であると烙印を押された結果、「己が歴史的心身を丸々精神科医が操作の対象にすることを甘んじて受けるしかない」と思い込まされ、自己放棄をする側面が付いて回り、それだけ治りにくくなります。

(3)「精神科につなげられた本人がPTSDだと自覚して、トラウマを自然に受容して治癒する自己治癒力を発揮するのを支援しよう」という姿勢を一貫して崩さないサイコドクターS先生のような精神科医だけが、患者本人の自己治癒力に一切のダメージを与えずに済みます。薬物を使うかどうか以前の問題として「治療者エゴ中心の心理操作を加えない」ことです。
要するに、コメレス
http://ameblo.jp/raingreen/entry-12075928834.html#c12772890950
の「操作はいけませんね」という常識を守ることですね。

http://ameblo.jp/sting-n/
氏の「オルタナティブ」は、初めから本人の“insight”=「自己洞察」を邪魔しないことを目指している点で、(PTSD否認の)精神科医よりは明らかに優れています。

翠雨先生が記事で取り上げられた「インサイト・カウンセリング」のカウンセラー氏の話は、(1)心理学の“insight”=「自己洞察」と、(2)精神医学的な“insight”=「病識」を不整合に折衷しており、認知機能の歪みが露呈しています。

(1)心理学の“insight”=「自己洞察」と、(3)サイコドクターS先生のアプローチは、互いに整合性がありますので、薬物の処方をしないで箱庭療法だけ、言語的な心理療法だけということも可能ですし、ケースによっては
http://bit.ly/USAbused
のようにパキシルが著効したりもするでしょう。

できなかったコメントは以上です。


皆さまも、お大事に。