【書評】龍馬の如く
坂本龍馬
その名前を知らない人はいないのではないだろうか。
彼の成し遂げた功績もさることながら、その生き方に同時代の人間も心惹かれ、後世の人間も心打たれる者が後を絶たない。
本書は、そんな坂本龍馬が、著者である茶谷さんに語りかけてくれたという、珠玉の名言を届けてくれる。
実際の坂本龍馬の名言集ではないようだけれど、言葉の持つ力は、まさに龍馬そのものと同じもののように感じられる。
僕は、まず最初の言葉
夢をあきらめるのは
一瞬じゃけんど
後悔するのは、一生ぜよ
という言葉に心臓を鷲づかみにされたような衝撃を受けた。
なんだろう、この気持ちは。
「生きる」ということの根本的な部分で揺さぶられる感覚。
この言葉、常に頭に入れておきたい。
同じようなことを、これまでにも何度も読んできたはずだと思う。
それでも、なぜか、この言葉には僕の心を鷲づかみにする力があった。
そのほか、「飛躍」と銘打たれた章にも響く言葉が並ぶ。
学ぶだけ学んで
行動に移さないのは
空気を吸うだけ吸って
吐き出さないのと同じぜよ
時間の流れは
未来へ向かう一方通行
おまんに残されているカードは
未来しか無いんぜよ
やる気のないことを
十年続けるより
やりたいことを一年した方が
ええ結果が出るぜよ
なんだろう、僕の今の精神状態を映し出しているのだろうか。
現状に迷いがあるのだろうか･･･。
自分の心に問いかけたい、熱いメッセージで気持ちを高揚させたいと思う方、是非本書を手にとって欲しい。
土佐弁の口調で語りかけられる82のメッセージの中に、きっと心の琴線に触れる言葉が見つかるはずだ。
【関連リンク】
著者ブログ： 坂本龍馬指南！名言ブログ『絶対後悔しない人生の歩き方』
【第五回書評ブロガー達が勝手にインパク本レビュー企画】
本レビューは 本魂！（ホンダマ） が企画したイベントへの参加であり、同じくイベントに参加しているブロガーの方々のレビューは以下のとおり。
是非、それぞれのブロガーの独自の視点を比べて楽しんでもらいたいが、さらに、本書をお読みいただき、感想を聞かせていただけたら、非常に嬉しい。
※8月5日（水）には本書を題材とした横レス会議も行われる予定なので、そちらも是非！
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【基礎データ】
著者： 茶谷清二（著）、武田双雲（書）
出版社： インフォトップ出版 2009年6月
ページ数： 176頁
紹介文：
「世界一、不幸」か、「世界一、幸せ」か、決めるのは、おまんの心ぜよ。
今こそ、あなたの心の中の「龍馬」を目覚めさせよう。そこに「幸せ」の法則が、きっと、ある。
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龍馬の如く―自分らしく幸せに生きる82の法則
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