Active & Luxuryをテーマに、
走行性能と内外装スタイルの両立を図って開発された(らしい)
TOYOTAのSUV、それがヴァンガード (Vanguard)である。
エンジンは、2400ccは直列4気筒の2AZ-FE型で、
3500ccの方はV型6気筒の2GR-FE型が搭載されており、
要するにハリアーとクルーガーを統合した後継車種ということで
いかにもTOYOTAっぽい存在形態って感じの車である。
とか何とか書いてても、
この手のSUVには全く興味はない。
が、以前から
気になっていることがあるのだ。
それは、
この車のCMである。
TOYOTAのCMセンスにはもう首を傾げまくりの昨今だが、
でもそれは今に始まったことではなく、じゃあ他社のは素晴しいのかと言えば
そんなことも全くない。
プレリュードやCR-X、そしてジェミニなどの、
ナレーション一切なし、タレントも雁首を揃えない、しかし
見ててとにかくワクワクドキドキした一昔前のと比較すると、
最近の車のCMは本当に面白くない。
もっと「おお!」っていう映像はないのかと探しても
家族でどっか行こうとか、思い出を作ろうとか、
父になろうとか、最高にちょうどいいだとか、そんなのばかりで
日常生活への迎合的なものが多くて、本当につまらん。
で、話を戻して、TOYOTAヴァンガードであるが、
「この星空を君に送る」
「あなたどうしたの?」
「奇跡は起こすものさ」
とか言いながら
伊原剛志が星をネックレスに変えて同乗の妻に差し出したりする、
珍しく非日常系CMである。
ただし、毎回いったいどう突っ込んだらいいのかわからない微妙さが売りのこのシリーズ、
いつもは伊原剛志の車種名を最後にコールするシーンが可笑しくてたまらないのだが
今回は違う。
ネックレスを伊原剛志に胸にかざされた妻がうっとりしながら発する言葉が
「んまあ~」なのだが、この「んまあ~」のうち、「ん」の部分が非常に印象的で
その時の口の感じがすごくツボで、このCMを見るたびについ吹いてしまうのだ。
で、小次郎がコーヒーを入れてくれたり
スタジアムや競馬場でビールを買ってきてくれるたびに
両手を顔の横で組んで体を撓らせながら、この「んまあ~」をマネして連発している。
だが、「気色ワリぃからやめて」と吐き捨てるように言われてしまうので、
もっと練習して、CMのレベルに到達しないといけないなあと思うのである。
というわけで今日も、このCM
を見ながら
「んまあ~」を特訓中。