猫と共に液晶テレビの前に陣取って見続けた
17日間のお祭りがとうとう終わった。
いつの間にか
選手の家族のことまで詳しくなってた日々よ、
さようなら。
ところで民族問題や、関連のテロや、大気汚染や藻類の異常繁殖などなど
戦前心配されていた事象の影響はほとんど表面化せず、って
しなかったことがかえって次元の違う恐ろしさを感じさせるという点はともかく、
北京五輪は無事終了した。
個人的に印象に残ったのは
やはり女子サッカーとソフトボールだった。
よくスポーツ選手が自分を奮い立たせる言葉のひとつに
「失うものはなにもない」というのがあるけれども
なでしことソフトボールは、ここで踏ん張らないと「失うものが多すぎる」状況。
スポンサーや後進の問題とか、あるいは
五輪種目への復活に結びつく盛り上がりを期待されているだとか、
色々と。
単に競技に参加して勝敗を争うだけではなく
競技そのものの存在意義やら存続やらを賭けて戦った女たちは
やはり気合が違ってた気がする。
これからの4年間、あるいは8年間を思うと
なでしことソフトにはまだまだ棘の道なんだろうけれども
是非頑張って欲しいと思う。
やっと開けた風穴が
様々な力で埋められてしまわないように。
後に続く人たちが自由に通っていくことができる
風通しのいい大きな通路になっていくことを祈って。