うちの子に薬は必要だった。(子どもにあった薬、きちんとした理解と支援)
先日のブログにも書いたことであるが、うちの次男は保育園の年長の時に、
ADHD+反抗挑戦性障害の診断をもらった。
保育士の言うことはきかない、自分勝手な行動をする、他の子に迷惑をかけるなど、
すごく厄介者で、何かあるとすぐに保育園から手に負えないので迎えにくるように電話があった。
毎日、保育士から、次男の生活や行動のことで嫌みっぽいことを言われ続けてきた。
だから、毎日、次男をしかりつけたり、罰を与えたりした。
今考えると虐待に近いものがあったのではないかと思う。
はじめにかかった児童精神科の医師は、薬を使わず、保育士や親の対応を変えて、
本人の状態をよくしようというものだった。
医者の保育士たちや親への要求はとてもできそうもないような厳しいもので、
努力しても本人は何も変わらなかった。
医者の診察の度に親が怒られた。また、文書や電話などで保育士たちも医者から怒られた。
その結果、余計に厄介者なってしまった。保育園を変えたいと思った。
もう、医者に怒られるのが嫌になって、医者を変えた。
変えた医者は薬を使って、次男の生活習慣を変えようというものであった。
薬は当時、リタリン(今のコンサータ)とセレネースが処方された。
薬物療法で簡単には良くなるとは思えなかった。
しかし、薬は効果覿面で、すぐに効果が現れた。信じられないほど「よい子」になってしまった。
薬を使って約半年で、友だちもでき、保育園での問題も少なくなり、
本人も楽しく生活ができるようになった。
小学校に上がってからは、クラスが学級崩壊状態だったので、周囲の影響を受け、
きちんとした学校生活を送ることができなかった。
でも、小学2年生の夏に、きちんとした支援体制の整った学校に転校したのをきっかけに、
不適切な行動は減り、きちんとした生活が送れるようになった。
私は薬の効果はうちの次男にとっててきめんなものだったけれども、
周囲の環境によっても変わると思った。
やっぱり、先生の理解と周りの子どもたちの生活環境に大きく影響されると思った。
転校したばかりの時には、不適切な行動や、他人に迷惑をかけるようなことが会ったけれども、
年を追うごとに不適切な行動や他人に迷惑をかけるようなことは減ってきた。
4年生の時にはもう薬を使わなくても生活ができるようになっていた。
それ以降、学校から苦情を言われたこともほとんどないし、学校に行くのも嫌がることもなかった。
次男が中学校に入学してから2年生の今まで、何か問題を起こして学校から連絡を
受けると言うことは一度もない。
過去の酷い状態を考えると今の次男は別人のようである。
次男の学校から異動してきた、次男のクラスの授業をもった先生に次男のことを聞いても、
「まじめでしっかりやる子でしたよ」という返事が返ってくる。
反抗挑戦性障害...をどうにかすることができた。
私は薬のお陰だと思って、薬を処方してくれた医師に感謝しているとともに、
次男を理解し、適切な支援をしてくれた学校の先生たちに感謝している。
薬と適切な支援がうまくかみ合って良い結果をもたらすことができたのだと思う。
今、次男に楽しく学校生活を送ることができ、親として関して何も心配していない。
---
このブログの記事を読んで信じられないと思う人もいると思うがこれは本当である。
ADHDの他に反抗挑戦性障害なんてすごい診断名を受けたときは非常にショックだった。
幼い頃は毎日が嵐のような生活を送ってきた。
でも、そんな子どもでも、子どもにあった薬や支援があれば、
子どもはきちんとした子どもに育つんだと言うことを実感している。
私は8年間、真剣に自閉症スペクトラムや発達障害について勉強してきた。
勉強してきた成果が現れている。
次男だけじゃなく、高校の長男も、自閉症の小学校⒉年生の三男も、
そして私自身も今は何の問題もなく、平和な生活を送っている。
だから、今、嵐の渦中にいる人も、あきらめないでがんばってほしいと思う。
子どもが幸せでなければ親も幸せになれない。
自分の子どもを守ることが親の努め...
不適応を起こしている子、問題を抱えている子もきちんとした理解と支援があればきっとうまくいく。
そう信じて、つらいこと、苦しいことが多いと思うけど、それを乗り越えてがんばってほしい。
私もLDやADHD、アスペルガーを抱えて、「うつ病」「強迫性障害」「パニック障害」なども
煩ってつらく苦しい人生をおくってきた。
でも、今、私の心がボロボロになってしまったけれども、周りから理解されるようになり、
自分の得意なことを生かせてもらえるようになり、とても楽になった。
ボロボロになった心は次第に言えてくるだろうと信じて生きたい。
===
★アンケートにご協力ください
NEW!!(2011年6月8日設置)
「発達障害先生のブログはどうですか?」→こちら
これまでのアンケート(2009年6月、7月設置)
「どのようなご立場で訪問されていますか?」→こちら
「自閉症・発達障害の知識について」→こちら
「特別支援教育についての先生の理解度は?」→こちら
結果も見られます。参考に...
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ADHD+反抗挑戦性障害の診断をもらった。
保育士の言うことはきかない、自分勝手な行動をする、他の子に迷惑をかけるなど、
すごく厄介者で、何かあるとすぐに保育園から手に負えないので迎えにくるように電話があった。
毎日、保育士から、次男の生活や行動のことで嫌みっぽいことを言われ続けてきた。
だから、毎日、次男をしかりつけたり、罰を与えたりした。
今考えると虐待に近いものがあったのではないかと思う。
はじめにかかった児童精神科の医師は、薬を使わず、保育士や親の対応を変えて、
本人の状態をよくしようというものだった。
医者の保育士たちや親への要求はとてもできそうもないような厳しいもので、
努力しても本人は何も変わらなかった。
医者の診察の度に親が怒られた。また、文書や電話などで保育士たちも医者から怒られた。
その結果、余計に厄介者なってしまった。保育園を変えたいと思った。
もう、医者に怒られるのが嫌になって、医者を変えた。
変えた医者は薬を使って、次男の生活習慣を変えようというものであった。
薬は当時、リタリン(今のコンサータ)とセレネースが処方された。
薬物療法で簡単には良くなるとは思えなかった。
しかし、薬は効果覿面で、すぐに効果が現れた。信じられないほど「よい子」になってしまった。
薬を使って約半年で、友だちもでき、保育園での問題も少なくなり、
本人も楽しく生活ができるようになった。
小学校に上がってからは、クラスが学級崩壊状態だったので、周囲の影響を受け、
きちんとした学校生活を送ることができなかった。
でも、小学2年生の夏に、きちんとした支援体制の整った学校に転校したのをきっかけに、
不適切な行動は減り、きちんとした生活が送れるようになった。
私は薬の効果はうちの次男にとっててきめんなものだったけれども、
周囲の環境によっても変わると思った。
やっぱり、先生の理解と周りの子どもたちの生活環境に大きく影響されると思った。
転校したばかりの時には、不適切な行動や、他人に迷惑をかけるようなことが会ったけれども、
年を追うごとに不適切な行動や他人に迷惑をかけるようなことは減ってきた。
4年生の時にはもう薬を使わなくても生活ができるようになっていた。
それ以降、学校から苦情を言われたこともほとんどないし、学校に行くのも嫌がることもなかった。
次男が中学校に入学してから2年生の今まで、何か問題を起こして学校から連絡を
受けると言うことは一度もない。
過去の酷い状態を考えると今の次男は別人のようである。
次男の学校から異動してきた、次男のクラスの授業をもった先生に次男のことを聞いても、
「まじめでしっかりやる子でしたよ」という返事が返ってくる。
反抗挑戦性障害...をどうにかすることができた。
私は薬のお陰だと思って、薬を処方してくれた医師に感謝しているとともに、
次男を理解し、適切な支援をしてくれた学校の先生たちに感謝している。
薬と適切な支援がうまくかみ合って良い結果をもたらすことができたのだと思う。
今、次男に楽しく学校生活を送ることができ、親として関して何も心配していない。
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このブログの記事を読んで信じられないと思う人もいると思うがこれは本当である。
ADHDの他に反抗挑戦性障害なんてすごい診断名を受けたときは非常にショックだった。
幼い頃は毎日が嵐のような生活を送ってきた。
でも、そんな子どもでも、子どもにあった薬や支援があれば、
子どもはきちんとした子どもに育つんだと言うことを実感している。
私は8年間、真剣に自閉症スペクトラムや発達障害について勉強してきた。
勉強してきた成果が現れている。
次男だけじゃなく、高校の長男も、自閉症の小学校⒉年生の三男も、
そして私自身も今は何の問題もなく、平和な生活を送っている。
だから、今、嵐の渦中にいる人も、あきらめないでがんばってほしいと思う。
子どもが幸せでなければ親も幸せになれない。
自分の子どもを守ることが親の努め...
不適応を起こしている子、問題を抱えている子もきちんとした理解と支援があればきっとうまくいく。
そう信じて、つらいこと、苦しいことが多いと思うけど、それを乗り越えてがんばってほしい。
私もLDやADHD、アスペルガーを抱えて、「うつ病」「強迫性障害」「パニック障害」なども
煩ってつらく苦しい人生をおくってきた。
でも、今、私の心がボロボロになってしまったけれども、周りから理解されるようになり、
自分の得意なことを生かせてもらえるようになり、とても楽になった。
ボロボロになった心は次第に言えてくるだろうと信じて生きたい。
===
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