アイスランド人シンガーのビョーク(Bjork)といえば「ダンサー・イン・ザ・ダーク」主演後の2001年のオスカー授賞式にスワン・ドレスでレッドカーペットに登場したことで話題になりました。
しかし当の本人はあのドレスのことを思い出す度につい笑みがこぼれてしまうそう。というのも、あのドレスは単にハリウッド社交界を茶化しただけのものだったからだとか。
あのフワフワとした白いドレスが嘲笑の的となってしまったビョークですが、あの扮装をしてレッドカーペットのあちこちで「卵を産んだ」ことをシリアスにとらないで欲しいと今でも釈明に追われています。彼女によると、「今でも皆がスワン・ドレスのことを話題にしているなんて信じられない。冗談だったのに。ハリウッドのドレスってよそよそしいでしょ。ご覧の通り、それに背を向けてみただけよ。抱えていていた6つの卵をレッドカーペットのあちこちに置いっていったら、スターたちのボディガードは『失礼ですが、落し物をなさいましたよ』なんて具合だったし、かなり笑えたわ。一番おかしかったのは、私が環境に溶け込もうとして場違いなことをしでかしたと誰もが思ったことね。私がその場に溶け込もうとしていたように映ってる?」とのことです。
「ただのジョークよ」
「ジョーク...」
今年1月の情報ですが、ビョークは、ティンバランド(Timbaland)やアントニー・ヘガティ(Antony Hegarty)と共にニューアルバムを製作中で、タイトル未定の6枚目となる新作について、ヒップホップとR&Bサウンドを基調とした新しいサウンドを産み出すと語っています。他にマーク・ベル(Mark Bell)、ブライアン・チッペンベイル(Brian Chippendale)、クリス・コルサノ(Chris Corsano)が参加するこのアルバムは年内のリリースを予定しているそうです。