洗濯洗剤は、なにを選べばいいの?
こんにちは。橋本です。
服に洗濯洗剤が残っていると、アトピーや乾燥肌が悪くなることがあります。
洗剤が服に残っていると、何がおこるのか?
まず、残った洗剤が肌にふれることで、肌表面の皮脂が落ちてしまいます。
これが、肌が乾燥する原因になるんですね。
皮脂は、バリアの役割をはたしています。
中の水分が逃げないように。外から異物が入らないように。
皮脂がきちんとバリアしてくれているので、皮膚が健康に保てるんですね。
しかし、皮脂が落ちてバリアが弱まると、肌の水分が逃げやすくなる。そのため、肌の乾燥は進んでしまいます。
こうして、外からの刺激、アレルゲンが通過しやすくなった皮膚。
そこに、服に残っている洗剤が刺激として、皮膚に侵入。
結果、その刺激で皮膚に炎症がおこり、湿疹ができてしまうわけです。
ここからわかること。
それは、大事なのは「どの洗剤を選べばいいか」ではないこと。
「刺激の弱い洗剤」を求めすぎると、服の汚れが落ちにくくなってしまいます。
もっと大事なのは、服になるべく洗剤が残らないようにすること。
洗濯の方法です。
節水を考えると、すすぎの回数は減らしたいところ。
しかし、肌のことを考えると安易にすすぎ回数を減らすことはできません。
洗濯洗剤を変えるよりも。
すすぎ方法を見直す。すすぎ回数を見直す。など。
服に残った洗剤を、きちんとすすげるようにすることが大切です。