足首、かかと、足裏に湿疹ができる | 子肌育Blog アトピーに負けない生活。

子肌育Blog アトピーに負けない生活。

子どものアトピー性皮膚炎治療、スキンケアなどについての正しい知識を、わかりやすくまとめています。

足首、かかと、足裏に湿疹ができる


こんにちは。橋本です。


こどもの足首、かかと、足裏に湿疹ができる。


そういう場合は、「ズック靴皮膚炎」とよばれる症状の可能性があります。


足首、かかと、足の指、足の裏に湿疹


ズック靴皮膚炎は、アトピーのこどもにおきやすい。アトピー性皮膚炎が関係する症状です。


皮がむける

カサカサする

皮膚が硬くなる

ゴワゴワする

ひび割れる

血が出る


こういった症状が、足首、かかと、足の指、足の裏に出るのが特徴です。


カビによる病気、水虫。かゆみのある小さな水ぶくれができる病気、汗疱(かんぽう)。


それらの病気と間違えてしまうこともあるので、症状が出たら病院で診断してもらう必要があります。


それぞれの病気で、治療方法が違ってくるので、注意してくださいね。


運動靴による接触皮膚炎


「ズック靴皮膚炎」の原因は2つあります。


1つは、靴から溶け出した成分にかぶれてしまうこと。


アトピーのこどもで皮膚が弱い場合。靴の成分による刺激で、かぶれてしまうことがあるんですね。


夏は汗で、靴の成分がしみ出しやすいので、夏場にこういった症状は出やすくなります。


「ズック靴皮膚炎」の原因。


もう1つは、「こすれる」ことによる刺激です。


歩いたり、走ったり。そうすることで、肌の同じところが靴と繰り返しこすれることで、湿疹ができることがあります。


では、ズック靴皮膚炎を防ぐには、どうすればいいか?


「かぶれること」と「こすれること」。


この2つを防ぐために、素足で、靴をはかないようにすることです。


靴をはく前に、靴下をはくようにすれば、ズック靴皮膚炎を防ぐことができるんですね。


最近は、裸足保育がすすめられています。


裸足保育、そのものは悪くはないのですが、靴も裸足ではくことが多くなります。


「裸足に靴」は、ズック靴皮膚炎の場合、症状が悪化してしまいます。


ズック靴皮膚炎がおこるなら、靴をはく前に、靴下をはく習慣をつけてくださいね。