赤ちゃんのお風呂 12:2つのパートにわけて洗う
こんにちは。橋本です。
「お風呂で体を洗うとき、あなたはどこから洗いますか?」なんていう質問。ときどき、耳にしますよね。
どこから洗うのか。答えは、人それぞれで、正解はありません。自由です。
まあ、どうでもいいクエッションに思うかもしれません。
しかし、スキンケアのことを考えると、「洗う順番」って、だいたい決まってくるんですね。
赤ちゃんを実際に洗うには、「どこから洗うか」。洗う順番が大切です。
洗う順番は、「上から下」が基本。
なぜ「上から下」の順番で洗うかというと、そのほうが、石けんのすすぎ残しが少なくなるからなんですね。
逆の順番だと、どうでしょう?
「足元を洗って、すすぐ。頭を洗ってすすぐ。」
このような順番だと、頭をすすいだ石けんが体をつたって、胸元などに残りやすくなってしまいます。
体に残った石けんは、刺激となって、皮膚の炎症、乾燥肌の原因になる。これが大きな問題なのです。
「どの順番で洗っても、しっかりすすげばいいだけの話じゃないの?」
まったくその通り。
その通りなんですが、「上から下」の順番が、すすぎ残しに注意してすすぐには、いちばんムダが少ない順番なんですね。
で、おおまかには、赤ちゃん全体を、「頭」「体」2つのグループにわけて、洗い、すすぎをします。
たとえば、
→ まず頭、顔、首、だけを洗って、すすぐ
→ 次に体を洗ってすすぐ
→ そして全体を、きれいにすすぐ
→ で、フィニッシュ
具体的には、こんな感じですね。
「頭から足先まで、全部いっぺんに洗ってから、全身すすぎ流せば、いちばん早いじゃないか?」
赤ちゃんを洗うのを、いちばん早く済ませようと思えば、その方法がベストです。
ただ、肌のことを考えると、「全部いっぺんに」は、いい方法ではありません。
なぜかというと、皮膚に石けん分がとどまっていると、どんどん皮脂が流れやすくなってしまいます。
肌に石けん分が長くとどまれば、とどまるほど、皮膚のバリア機能が弱まりやすくなるわけです。
とくに、シャンプー製品は、石けんに比べ、「皮膚にしみこみやすい」といわれています。
「手早く洗って、手早くすすぐ。しかも、ていねいに。」
このポイントをおさえるには、洗うパーツを、「頭」「体」2つのグループにわけたほうが実現しやすいんですね。
・ 洗う順番は、「上から下」
・ 赤ちゃんを「頭」「体」2つのパートにわけて洗う
ていねいなスキンケアを考えると、こういうことも重要になるわけです。