● アダルトチルドレンは病気や症状ではありません
こんにちは
生きる力を呼び覚ます
アダルトチルドレン専門セラピスト
心理セラピストの 宮岡真由美です。
今日から一週間、「アダルトチルドレンの深刻な悩み」について書いていきます。
アダルトチルドレンだけじゃなく、すべての人の悩みに当てはまるものなので、ぜひ読んでくださいね。
目次
1. アダルトチルドレンは病気や症状ではありません
2. アダルトチルドレンの特徴
3. アダルトチルドレンの深刻な悩み
4. 人間の4つの感情
5. 感情にはいいも悪いもありません
6. アダルトチルドレンが自分らしく生きるとは
7. アダルトチルドレンの深刻な悩み・まとめ
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私はアダルトチルドレン専門セラピストと名乗っています。
ご存知でしたか?
「アダルトチルドレン」は病名や症状名ではありません。
親がアルコールや薬物の依存症だったり、両親が不仲で精神的に不安をかかえたまま育った人たちが、大人になってから似たような性格傾向を示すことがわかり、そのような人たちに便宜的にアダルトチルドレンと名付けられたのです。
(1970年代に、アメリカの社会福祉援助などケースワークの現場の方々によって名付けられました)
詳しくはぜひWikipediaのページを見てみてくださいね。
両親の夫婦げんかが絶えないとか、親が薬物依存やアルコール依存症だったりとか、親が病気がちだったり、産後うつだったりすると、子どもは子供らしくいられない状態になります。
なぜならば、お父さん・お母さんが大好きだから。
大好きなお父さん・お母さんがけんかをしていたら、早く仲直りしてほしいと思い、どうしたらお父さん・お母さんが仲直りしてくれるのかと心を砕きます。
また、大好きなお父さん・お母さんが病気だったり、薬物依存やアルコール依存だったりと健康な状態ではなかったら、早く健康で元気になるように、いろいろと気を使います。
お父さん・お母さんのことが心配なので、自分のことよりも、お父さん・お母さんや周りを優先しなくてはいけないと思ってしまうのです。
だから、子どもなのに自分が子どもらしくいることを我慢して、親が元気になったり笑顔になってくれるように腐心します。
その結果、親だけでなくとても人に気をつかうようになります。
また、自己評価が低かったり、常に罪悪感を感じていたり、見捨てられ不安を抱えるなど、心の悩みや問題を持ちやすくなります。
このように、子ども時代に子どもらしくいられなかったことが原因で心の悩みや問題を抱えている人たちのことをアダルトチルドレンといいます。
そして、アダルトチルドレンを生み出す家庭環境のことを、「機能不全家族」という言い方をしますが、私は実はこの表現はあまり好きではありません。
「機能不全家族」というのは、親が親の機能を果たしていないという家庭ですよ、ということなのです。
しかし、そのときの親は、親の人生を一生懸命生きています。
アルコール依存症であっても、薬物中毒であっても、親同士不仲であったとしても、親は親の人生を一生懸命生きているのです。
一生懸命生きているのに、「機能不全家族」という言葉で片づけてしまわれるのは、私は納得いきません。
(今の私は、こう言っていますが、ここに至るまでには時間がかかりました。その話はまた別の機会にお伝えします。)
また、「アダルトチルドレン」という言葉自体に対しても、私は実はあまりいい思いを持っていません。
なぜかというと、「私はアダルトチルドレンだ。」と思うことが、自分自身を力づけるか、自分の力をそぐかというと、どちらかというと力をそがれてしまうからです。
少なくとも、勇気づけられることはありません。
だから私は好きではありません。
ですが、私自身、母親が統合失調症だったり、父親が不在がちだったりして、両親は小さい頃の私がほしい愛情をくれませんでした。
その結果、大人になった私は、見捨てられ不安があったり、消えたいという思いがあったり自己重要感が低かったりという、アダルトチルドレンの特徴を強く持っていました。
それはまぎれもない事実なのです。
しかし、昔は「アダルトチルドレンは私とは関係のないこと」として、仕事も無理矢理がんばってきました。
でも隠せば隠すほど生きづらさは増して来て、自分の中の見たくない部分と向き合わなくてはいけなくなりました。
例えば、職場で人と意思疎通がうまくいかず、意見がぶつかり合ってイヤな思いをしたこともあります。
部下を持った時は、「どうして私の指示が伝わらないんだろう。」と悩んだこともあります。
事務担当から「宮岡さんは私の気持ちをわかってくれない。」と泣かれた時には、どうしていいかわかりませんでした。
思い悩んでいた時に、ビリーフチェンジに出会って自分を変えるチャンスをつかみました。
その結果、自己重要感も高まって、死にたいとか、消えたいという思いがなくなったのです。
ちなみにいつも、死にたい・消えたいと思っていたわけではありません。
仕事で失敗したり、うまくいかないことが続いたりしたときに、消えたくなったりしていました。
でも、いまでは失敗したり、うまくいかないことが続いても、消えたくなったりしないんです。
私はそれまで、自分の問題を解決するためにいろいろなもの、たとえばカウンセリングとかコーチングとかNLPとかさまざまなものを受けて来たのですが、問題を根本から解決できたのはビリーフチェンジ・セラピーだけでした。
だから、昔の私と同じような悩みを持っている人がいたら、それって解決できるんだよ!と伝えたいのです。
消えたくなったりしなくてもいいよって伝えたいんです。
だから私は今の仕事をしています。
アダルトチルドレンは心の問題だから、改善可能なのです。
今日はここまで、明日はアダルトチルドレンの特徴についてもう少し詳しくお伝えします。
今日のポイント
・アダルトチルドレンは病気や症状ではありません
心の悩みや問題だから改善可能
です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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