皆さま、おばんです!


今晩は岩手出身のあの方の所縁の地にある

こちらの駅をいっちゃいます。

あの方といっても、ビッグダディじゃありませんからね。
e10321/IGR・渋民駅

IGRいわて銀河鉄道・渋民(しぶたみ)駅です!
この地名を聞いて気づかれた方も多いかもしれませんが、

明治時代の歌人・石川啄木の生家があったのが

現在の盛岡市内でして、

幼少の頃を過ごしたのが、ここ渋民だったんですよ。


e10320/IGR・渋民駅


執筆活動の拠点の大半が東京であった石川啄木ですが、

人生そのものは盛岡で過ごした期間が長く、

それを記念して、渋民駅からクルマで5分の場所には

石川啄木記念館まであるんですの。

啄木の学び舎・旧渋民尋常小学校まで

記念館の敷地内に移設したっていうんですからスゴイですよね。
e1032b/IGR・渋民駅


そんな渋民駅ですから、

訪れる観光客も啄木ファンの方ばかりなの!

そんな観光客の期待に応えるべく、

渋民駅もすごいことになっているんですのよ。


まずはこちら、戦前に建立された木造駅舎が残る、

渋民駅の駅舎内でした。
e10322/IGR・渋民駅


窓口近くに短歌の投書箱を発見!

思わず短歌を詠みたくなっちゃいますよね。

e1032a/IGR・渋民駅

「乗り放題 せっかく予定を組んだのに 深酒しすぎて 朝に起きれず」

えっ!短歌って季語が必要なの?


それだけじゃありません。

渋民駅は構内のいたる所に啄木の短歌が掲げられているんですよ。
e10328/IGR・渋民駅


壁だけじゃありませんぜ

一番すごいのはこちらの跨線橋です。

中は短歌だらけで、列車から降りたらしばらくの間は

跨線橋から抜けられなくなっちゃうんですの。
e10326/IGR・渋民駅


やばい…泣けてきちゃいますよ。
e10327/IGR・渋民駅


その昔、思い更けながら、啄木がこの駅で短歌を詠んでいたのかな…

なんて考えていたら、石川啄木の没年は明治45年(享年26歳)、

渋民駅の前身である渋民信号場の開設年が昭和18年で、

啄木と渋民駅の間には、まったく接点が無かったようです。

なお、渋民信号場は昭和25年に駅に昇格し、

現在に至っているとのこと。


単線区間での列車の行き違いのために開設された渋民駅ですが、

昭和42年にこの区間は複線化されて、

現在は場内信号のない、相対式2面2線構造になっております。
e10325/IGR・渋民駅


e10324/IGR・渋民駅

では、信号場時代の面影がまったく無くなっていると思いきや、

啄木さんがいらっしゃるその場所!
e10329/IGR・渋民駅


e1032d/IGR・渋民駅

ここはかつて、駅員が手動で分岐器を切り替えるための、

転てつ器(転轍器)があった小屋ですよね。

今でもこんな感じで残っているのにちょっと驚いちゃいましたよ。


IGR線の盛岡駅‐好摩駅間は花輪線直通列車の運行もあるので、

何かと訪れやすい駅でした。
e1032c/IGR・渋民駅


渋民駅絡みで石川啄木記念館のことを調べていたら、

旧渋民尋常小学校の校舎、すごいじゃないのよ!

渋民駅にはレンタサイクルも備え付けられているし、

次に青い森鉄道・向山駅に向かう際は、渋民駅に寄ってみようかしら?


…と、さりげなく向山駅ミュージアムをアピールしてみる。

だって自分、支部長なんだもん。




IGRいわて銀河鉄道


盛岡駅(平成26年9月23日)

青山駅

厨川駅

巣子駅

滝沢駅

渋民駅(平成26年9月23日)

好摩駅

岩手川口駅

いわて沼宮内駅

御堂駅

奥中山高原駅

小繋駅

小鳥谷駅(平成26年3月15日)

一戸駅

二戸駅

斗米駅(平成26年3月15日)

金田一温泉駅

↓(目時駅方面)