皆さま、おばんです!
江差線の駅探訪、湯ノ岱駅を一旦飛ばして、
宮越駅をいかせていただきますぞ。
渡島山地の分水嶺が源の清流・天ノ川沿いにある駅です。
この天ノ川、ヤマメやイワナなどの川魚が生息していて、
初夏には川釣りが楽しめちゃう、自然豊かなスポットなんですって。
上の航空写真の赤丸印が宮越駅でその下に見える河川が天ノ川。
天ノ川を超えたところに集落があるようですね。
それにしても、何ともロマンチックな名称の天ノ川ですが、
上ノ国の古名・天河(てが)から由来しているものだそうで、
ヨーロッパ人初の北海道上陸者である
キリスト教の先導師さんの手によって北海道の地図が作成された際に、
最初の上陸地点である天ノ川下流に「天河」という名称が振られたことから、
今の「天ノ川」に繋がるんだそうな。
自然豊かでしかもロマンチックな天ノ川。
自然豊かすぎる!しかもワイルドに。
辺り一面猛吹雪でやんの。
聞こえてくるのはごぉぉ~っていう地吹雪の音だけ。
駅はもはや、ホームがどこにあるのかわからない状態です。
目の前には確かに天ノ川がありました。
ありゃ?「天野川」表記になっている。
町の公式HPもグーグルも表記は「天ノ川」なのですが、
どっちが正しいんでしょうね?
それにしても、
雪は横殴りで、立ってるだけでセルフ雪だるまになる状態だし、
ヤマメだのイワナだの、のんびり川釣りだのと、
お花畑トークしてる場合じゃありませんでしたの。
こんな日だって自分はスニーカー履きです。
北海道の冬を舐めすぎましたね、自分。
くぅ~っ、長靴履いてくるんだった。
宮越駅は昭和39年に開業した江差線ではもっとも新しい駅です。
ホームの有効長は3両分、70メートルくらいかな?
単式ホーム1本だけの棒線駅で、開業年の新しさからか、
先に訪れた神明駅のような木製ホームではなく
雪で覆われていて、木製かコンクリート製かわからない状態でしたけどね。
待合室は元々ちっぽけなプレハブ小屋だったようですけど、
現在は他の駅で不要となった木造待合室に代わっております。
どうもこの待合室、宮越駅の開業年よりも古いモノのようでして、
そのせいか、やたらと古めかしい雰囲気なんですよ。
それにしても待合室って、そんなに簡単に移動できるモノなのかしら?
思ったよりも広くてキレイ、そして想像以上に寒い待合室でした。
こんな感じで、
寒い寒いばかりを連呼して終わってしまった宮越駅の駅探訪でした。
春になったらぜひ、リベンジで再訪してみたいですね。
湯ノ岱駅と宮越駅の間には、天ノ川駅(架空の駅)もあるようですし。
ここから次の駅の桂岡駅に向かったのですが、
この区間の線路風景も注目ですよ。
今ではほとんど見ることが出来ななったハエタタキ(架空裸線路支持柱)
以上、雪のない時期に訪れればもっとお宝が発見できそうな勢いの
宮越駅の駅探訪でした。
訪問駅リスト(JR線)
↑(五稜郭駅方面)
宮越駅(平成26年3月8日)