皆さま、こんにちは!


今日の江差線の駅探訪はこちら。
e03320/江差線・神明駅

江差線・神明(しんめい)駅です!

前回ブログで書きました吉堀駅 から神明駅に向かったのですが、

この間、営業距離にして13,2キロもの距離があるのですよ。

列車での所要時間が20分弱。

今でこそこの区間には6往復の普通列車しか運行されておりませんが、

昭和55年まで7,5往復の列車と

貨物列車まで運行されていたわけですから、

当時は相当な過密ダイヤが組まれていたんだと思います。

途中に信号場もありませんからね。


そんな神明駅までは、

江差線の沿道である道道5号線(江差木古内線)で移動します。

基本、江差線はこの道道に併走してますのよ。


30分近くもかかりましたが、無事に神明駅に到着出来ました。
e03322/江差線・神明駅

ここまで来る道のりも民家はありませんでしたけど…

駅のまわり、民家少なっ!

1軒 2軒 3軒…

本当に片手で数えられるくらいの数しかなく、もちろんお店は皆無。

3キロ先には湯ノ岱の街があるので、

住宅もそちらに集中しちゃってるのでしょうね。

参考に、国鉄時代(昭和58年時点)の1日の乗降客数も

平均1ケタ(8人)とな。

いやいや、この景色を見ると8人でも多いと思うのですが。


神明駅は単式ホーム1本だけの棒線構造で、

ホーム中程には木造の古い待合室が設けられております。
e03325/江差線・神明駅


e03326/江差線・神明駅

それにしても、見て下さいよ!
ホーム上の積雪には足跡がなくて、そこに初めて足を踏み入れる快感。

昇天しちゃいそ~

こんな体験、2度と出来ないでしょうね。

ちなみにこれ、除雪されていないのではなくて、

雪が頻繁に降ったりやんだりしているので、

あっという間に足跡がかき消されちゃうのでした。


そして、ただひたすら真っすぐに延びる線路。
e03321/江差線・神明駅

北海道に来たぞ!って思わせる風景ですよね。

これにキタキツネなんかが飛び出してきたらもう最高!

エゾジカでももちろんOKです。

2両分の長さのホームは木造。

待合室もかなり年季が入っておりますの。
e03323/江差線・神明駅


e03324/江差線・神明駅

でも古いからといって、

ボロいとか、汚いとか、そんな印象はまったく感じませんでした。

むしろ、すごくキレイに整理されている感じです。
e03327/江差線・神明駅

利用者数が少なくても、

大切な駅は地元で守っていこう…というような熱意を

神明駅ではひしひしと感じたんですよ。

こんな駅が残り2ヶ月弱の命とは…

なんとも寂しい現実ですよね。


神明駅の所在地は檜山郡上ノ国町。

上ノ国は神の国ではなくて、

北海道の日本海側を上ノ国、太平洋側を下ノ国と呼んだことから

由来しているそうですが、

それでも、まるでここには神さまが宿っているような、

そんな不思議な静けさを感じた江差線・神明駅でした。


自分はこの後、天気の神さまに見放されることになるんですけど… (ノ∀`)アチャー

訪問駅リスト(JR線)

江差線


↑(五稜郭駅方面)

木古内駅(平成26年3月8日)

渡島鶴岡駅(平成26年3月8日)

吉堀駅(平成26年3月8日)

神明駅(平成26年3月8日)

湯ノ岱駅(平成26年3月8日)

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上ノ国駅(平成26年3月8日)

江差駅(平成26年3月8日)



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