ゲン閲覧規制に見るパターナリズム | 一般社団法人 自由社会を守る国民連合

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我が在特連でアップした最近の2件の記事について、協賛ブロガーである「太賢さん」からメールを頂きました。その太賢理論を読んで頂きたく、多くの太賢さんファンのためにも、ご紹介します。

以下、メールより引用


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ご無沙汰してます!

記録的な猛暑が続いた今夏でしたが、だんだんと秋らしくなってまいりましたね!

(中略)

さて、↓の記事を拝見して、さすがと思いました。

・はだしのゲン閲覧制限に思う
http://ameblo.jp/arikadodaisuke/entry-11598451007.html

・ゲン閲覧制限の撤回に思う
http://ameblo.jp/arikadodaisuke/entry-11600583644.html

右の最先端を行く有門さんが云うんだから説得力の重みが違います。

しかし昨今のバカ保守バカ右翼は相も変わらず「ゲンを制限しろ!」と騒いでますね。


先ずこの問題は外部からの圧力で図書の公開非公開を決めたのが問題点であって中身の問題ではないですね。

次に中身の問題ですが、これは国定教科書や国家公式見解でもなく一個人である作者の「表現の自由」の範囲なので、それを規制すべきではありません。

私は「国家権力による規制」にはモノスゴ~く慎重です。

大日本帝国やソ連等々の国家社会主義国、共産主義国の方針を「パターナリズム」(親としての国家)というんです。

つまり、民衆は愚かな存在でどうしようもない存在だから優れた存在(親である)である我々が指導しなければならない、ということです。


これは左右の共通点なんです。

例えば小宮山洋子議員がたばこ税増税に言及したとき「国民の健康を考えて」云々とほざいてましたが、これなどは代表的なパターナリズムです。

つまり国民、特に喫煙家はアホで自分で健康管理出来ないから親である私たちが制限してあげると云うことです。

まったく大きなお世話です。

政治思想的な「自由主義」とは「国家からの自由」というのがポイントです。

つまり国家から制限、強制されないことを「自由」と定義するんです。

ですから「教育勅語」を義務化したら当然パターナリズムです。

ある特定のものを「強制」され自由に教育することを「制限」される訳ですからね。


そこに「教育勅語」が素晴らしいとか、愚劣であるとかいった中身はまったく関係ないんですね。

私は江戸型リバタリアンなのでこのパターナリズムって傲慢な考え方が大っ嫌いです。

次に、「はだしのゲン」といったイデオロギー色の強いものは学校側が自主規制すべきなんです。

ましてや学校や日教組が「はだしのゲン」を教材として取り入れるなんて以ての外です。
善悪の是非を判断する知識が少ない子供を洗脳することになります。

同じように小学校で「靖国神社参拝」、「遊就館見学」する話がありましたがこんなのもダメです。

ましてや小学校で「教育勅語」をやらせるなんて以ての外です。


善悪の是非を判断する知識が少ない子供を洗脳することになります。

しかし、それぞれの親たちがどのような教育をするかは「自由」です。

「はだしのゲン」を毎日読ませ、日本は悪い国って教育をしようが、「教育勅語」を毎日読ませ、日本は良い国って教育しようが、そこに国家が介入すべきではありません。

そもそも私が学校制度反対派なのはこういったことにつながってるんですよね。

そこらへんは国民の自由な意思、自発性、自制的秩序に任せるべきなんですよね。

寺子屋であれば先生によってイデオロギーがまちまちです。


今で云えば塾ですが、その先生のイデオロギーが気に入らなければ塾を変えれば良いだけですからね。

ですからそれぞれの親たちの考えに近い塾を選べるんです。

それが「学制」となるとそうはいきません。

学校内でどんな教育されてるか分かったもんじゃありません。

しかも寺子屋は国家(幕府)に強制(義務化)されて出来たもんじゃなく庶民の自由な意思、自発性、自制的秩序によって出来たんですよね。

そこが素晴らしいんです。


つまり一般庶民はパターナリズム的政策によるよりほっといたほうが良いってことです。

長くなりましたが結論的には有門さんが仰る「子供達は後年、自ら判断せよ!」ってことが一番重要ですよね。


↓ちなみに「はだしのゲン」は自称保守らが大好きなアホー太郎さんイチオシらしいですね^^
http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007042901000192.html

長文で失礼しましたが、まだまだ暑さも続きそうなのでどうぞご自愛ください!

以上


$在特連BLOG

以下は筆者(有門大輔)からの返信

太賢さん

ご無沙汰しております。有門です。

如何お過ごしでしょうか。

まだまだ日差しは強いですが、だいぶ秋らしい風が吹き始めていますね。

遅れ馳せながら残暑お見舞い申し上げます。

SHINは相変わらず猛威を振るっていますか。


つねづねミー兄(みたいな実さん)とも話していますが、奴ほど逆宣伝に奔走している者はおりません。

(中略)

仰せのように「国家権力による規制」には慎重であるべきです。

記事中でそれとなく触れましたが、ゲンを規制する一方で(例えばですが)ゴー宣を推奨しようと言うのが言わば今の自民党・保守ファッショ体制の風潮です。

在日批判が一切タブーであるどころか、在日ほか部落解放同盟や同和を絶賛しているのがゴー宣です。

もっとも、こちらは作者の小林(よしのり)からして安倍・自民党には批判的ですが、これは前出のSHINが安倍政権をバッシングしているのと似通っています。


パターナリズムを推進する親(国家)がしっかりしていれば良いのですが、財界・同和主体の親ではどうしようもありません。パターナリズムに民主国家も共産国家もありませんね。まったく自由・民主主義やら共産主義やら、低次元の左右論争に巻き込まれれば本質を見失います。

「国民の健康を考えて」タバコ増税…まったく以って大きなお世話です。健康を云々するなら食生活からして輸入品に頼らざるを得ない状況から改めるべきでしょう。車の排ガスなどタバコ以上に規制なり増税すべき対象はいくらでもあります。

国家が教育勅語を強制したところで子供達には後年、イミフ、ワケワカの一言で片付けられるでしょう。


もう地区によらず学校も完全自由化、学校どころか教師も完全選択制が最低限設けられるべきかも知れません。低劣で不人気な教師のふるい落としになりますし、段々とその方向に向かっていると思いますが、現在の教育体系はバラバラに破壊していくべきでしょう。

少子化時代にも関わらず、ゲンも教育勅語も靖国見学も排除した学校のみが残っていく結果になれば万々歳です。

まだまだ暑い季節柄、そちら様もどうぞご自愛下さい。

有り難う御座いました。

有門拝

以上


はだしのゲンで個人的に印象的なのは、満席の汽車に乗り込んできた三国人(朝鮮人)が棒で日本人を叩き、席を空けさせて踏ん反り返るシーン。

その直後に朝鮮人は今まで差別されて云々・・・のセリフがあって、確かに鼻につきますけど、他の漫画でありますか?

ゴー宣なんて逆に朝鮮人が関東大震災で虐殺されたとか、次なる大震災では朝鮮人が標的になるとか、完全に在日擁護。あれこそ発禁モノで読めたもんじゃありません。


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