静岡の待ち合わせ場所に着く直前に、サミットの日に伊勢神宮をご案内して下さったSさんに声をかけられてびっくりしました。
Sさん、名古屋からはるばる参加して下さったのです。
しかも、翌日も翌々日の講演会でもご一緒出来ると言うので、とってもハッピーな氣持ちになりました。
10名で駿河湾沿岸を回ります。近年、この辺りの沈降が激しいと言われているのです。
思い当たる事があります。
うちのそばの海岸は、昔は遠くまで広い砂浜が続いていたのに、今はほとんど砂浜は消失し、テトラポットだらけになってしまいました。
私は、侵食が進んでいるとばかり思っていたのですが、もしかしたら地盤の沈降のせいだったのかも知れません。
なので今回、浜岡原発の事がとても氣になり、ご神業に参加することにしたのです。
まずは、世界文化遺産の三保の松原へ。
家を出た時は、富士山はすっぽりと雲に覆われていましたが、三保の松原に到着したら真っ白な顔をのぞかせていてくれました。
海もとてもキレイでした。
こちらで、富士山と三保と大瀬崎の三角形を繋ぎ、皆で光の御柱を立てあげさせて頂きました。
宝珠が8つ。八大龍王みたいです。
遠くに見える伊豆半島がまるで龍の鼻先のようでした。
浜岡原発に向かう途中でも富士山と海に向かい天と地をつなぎご神業をしていきます。
だんだん富士山が遠くになります。
そして、いよいよ浜岡原発に近づいてきました。
原発あたりには、ガードマンが立っていて近寄れない為、浜岡砂丘までぐるりと回り込みます。
日が傾き始めていました。
ここで、この日のメインであるご神業をし、原子力を必要としない世界を作る為に精一杯尽力するという誓いを立てて参りました。
浜岡原発さん、本当にお疲れ様でした。お役目はもう終わりです。ゆっくりお休み下さい。
そしてどうか、美しいこの地を御守り下さい。
浜岡原発全体に光のバリアをかけてきました。
すると原発は、私たちに応えるかのように、まるで原発とは思えないような美しい姿を見せてくれたのです。
涙が出そうになりました。
原発さんは、何も悪くないのです。
それどころか長い間、健気に働いて私たちの生活を支えてくれたのです。
どうもありがとう。
でも、もう動かなくていいんです。
私たちはあなたの力を間違って使っていた事に氣づいたのです。
だからもう、あなたに頼らなくても私たちはしっかりとやって行く事にしました。
これからはどうか穏やかに静かに私たちを見守っていて下さい。
もし、大地が大きく揺れ動くことがあったとしても、どうか出来る限り踏ん張って下さい。
私たちも、出来るだけあなたが傷つかないよう守りたいです。
光のバリアが、長い間ずっとあなたを守護してくれますように。。
