ウェーバー! | オーシャンズロデオ

オーシャンズロデオ

女性型や海洋系のトランスフォーマー玩具! 歴史大戦ゲッテンカ!
※amebloの仕様変更&自分の管理不足により、コメントを頂いたことに気づきづらくなっております。そのせいで長期間スルーしてしまうことがあり、申し訳なく思っております。改善する予定です。

 つい最近主人公スターセイバーのマスターピースが出たばかりのトランスフォーマーV。
 意外とG1には船モチーフのTFがかなりの数いて、Vにも1体存在しています。
 てなわけで分離合体自由自在のマルチ戦隊よりウェーバーを紹介!


◆トランスフォーマーV マルチ戦隊 ウイングウェーバー
 …からウェーバー単体


01.jpg
 すごいバランス!
 G1の頃のトランスフォーマー玩具は結構無理やりな体型してたりしますが、その中でも結構上位に入る無理やりさではないでしょうかw 脚がとにかくデカくてアンバランスです。胴も短く、腕も申し訳程度のがちょこんとついてるだけですw かわいいですねw 
 このアンバランスな体型は合体を前提としたためのもの。ウェーバーを入れて6体存在するマルチ戦隊の面々は、それぞれが上半身と下半身になり2体上下合体できるという『スーパーリンク』の始祖のような存在。アニメでは合体形態がデフォで、合体戦士というより分離可能な個人として描かれていました。合体形態が基本であるからこそ単体時の体型にしわ寄せが来てるわけですね。そのあたりもスパリンのサイバトロンたちや三乗合体のソードボットたちの始祖という香りがしますw
 玩具は1989年に『ウイングウェーバー』として、ウイングとのセットで発売されました。マルチ戦隊全員のセットで『6体合体ランドクロス』としての販売もあったようです。のちに2005年にて『マイクロマスターDX』としてコンビニで復刻もありました。今回紹介するのは当時品です。この頃は特になにクラスという分類は無かったようですが、スカウトとかコマンダーとかその辺の大きさです。


02.jpg
 後ろ姿。合体をメインにする玩具なのか単体での変形は単純なものになってます。

03.jpg
 横から。船のスキッドをカカト代わりにすれば安定性が上がります。

04.jpg
 顔アップ!
 なんか汚ねえな、と思うかもしれませんがこれには理由があって、この個体を買った当初は遊んだあとの傷が激しく顔面の真ん中が削れて白くなってしまっていたのでそこだけ修正しようと水色の塗料塗ったらこんなんなっちゃったという感じです。本当はもっとちゃんとしてます。

05.jpg
 可動の話。まずは腕が前後に回転! 短いのでとってもかわいらしい。
 拳の穴は3mmでも5mmでもありません。3.5mmくらい。本来は専用の銃が付属しますがこの子は欠品でした。

06.jpg
 脚は前後にはまったく動きませんが、膝(膝かここ?)から外側にスイング!
 オンナ座りも楽々こなせるぞ~っ!

07.jpg

 腕を避ければふともも(?)ごと外側へ開くことが可能!
 この雑技団なみの開脚!


08.jpg
 なんだこいつ首も回らないし体の可動もなさそうだから横から攻めれば楽勝だわ~っ!とばかりにアンダートゥーが距離を縮めてきた!
 そんなときは…
 

09.jpg
 大開脚ウェーブキックが炸裂するのだ!!


 カポエラの構えから繰り出すスピニングバードキックも強力だ!
 この状態で自立できるので腕の力も結構あるっぽいぞ!


10.jpg
 また、ふともも基部に45度刻みのロール軸もあります。ハの字走行で海面をかっとばせ!
 ちなみに脚をまっすぐ下に降ろした状態だと干渉してこのロール軸は働きません!


 大きさ。なにクラスでもないみたいですがだいたいスカウトとかコマンダーとかそのあたりらへんです。

 ウェーバー、変形!


 ほとんど頭引っ込めてふともも縮めて足首伸ばすだけ!
 単体での変形は非常にシンプルかつカンタンです。
 ふともものスライドは感触がカッチリしていて無意味にカシャカシャしたくなります。

11.jpg
 ウェーバー、ビークルモード! プロペラ付きの船になりました。スキッドみたいなパーツも付いてますね。氷上なら移動できそう。
 ロボ時の腕はどこにも収納されずただ横から出てるだけですw
 スキッドやプロペラが特徴的ですがボディそのものを見るとかなり船らしい船というか一般に思い描く船そのもの。GFクロミアと同じくらい船感強いです。
 白の船体がいかにも正義側っぽくていいですね。フロントガラス(船でもそう言うの?)の塗装も綺麗です。

12.jpg
 後ろから。大きなプロペラが目を引きます。船というよりプロペラボートがモチーフなんでしょうか?

13.jpg
 横から。
 底にはタイヤが付いておりコロ走行可能です。

14.jpg
 スキッド部と腕部は回転させることが可能。
 この位置にするとなんか高速モードっぽくて楽しい。


15.jpg

 海上にデストロン接近! 出撃して迎え撃て!

16.jpg
ウェーバー「昨日めっちゃ特訓したんですよ!今日の戦闘は僕にまかせてください!」
シャープエッジ「むやみに突撃してはだめだウェーバー!」
センスイマル「気をつけなされ!ウェーバー殿!」 


17.jpg
ラートラータ「オラ―――!!」ズボッ
ウェーバー「んおおおおおおおお!!」
センスイマル「ウェーバー殿!!」

18.jpg
ウェーバー「は~~今日も活躍できなかった…」
ストライクダウン「まあそう気を落とさないで」
パワーラン「そのうちイイ事あるって。パンチラとか」

19.jpg
 ホバーチームの2人にはげまされたウェーバーだったがその夜彼は夢にうなされることとなった…


20.jpg
ウェーバー「ハッ……ここは僕の夢の中?」


21.jpg
ウェーバー「ん?あれはまさか……僕自身!?」

22.jpg
黒ウェーバー「そうだ!俺はウェーバーブラックバージョン……お前の心の暗黒面が具現化した存在だーっ!!」

23.jpg
 というわけでこちらは2005年にマイクロマスターDXとして復刻された際一定の確率で封入されていた「ブラックバージョン」のウェーバーです。
 設定としてはウェーバー本人のステルス姿らしいんですが自分はもう1人のウェーバーとして遊んでます。あと分身の術とかそっくりさんとか、あ~日焼けサロン通いすぎた~とかの設定で遊ぶのも大変趣があると思います。
 

24.jpg
 後ろ姿。
 結構ツヤのある黒なのでちょっと綺麗ですw

25.jpg
 顔アップ。こうやって見るとヘルメットがなんかライブコンボイみたいですね。


26.jpg
 可動などは通常版と同じなのでさっそくビークルモードに!
 黒くなっただけなのに確かにちょっとステルスっぽく見えるのが面白い。窓の銀色塗装も映えてます。
 サイバトロンマークが追加されてたりスキッドと腕のネジがピンに変わってたりと当時版とはちょこちょこ違いますね。復刻版ウェーバー通常色は持っていないんですがたぶんそっちもこんな感じだと思います。


27.jpg
 後ろ。やっぱりこの船感はいいですね。

28.jpg
 ジョイントも健在! オーピーつけたらビデオカメラみたいになったんでステルスしつつのパパラッチボートとしても遊べます! こっそり撮影するのはビーチの美女か沖合いの美男かといったところ。なにがいったところだ。

 そしてそんなブラックウェーバーが語りかけてくる内容とは…

 ということでウェーバーブラックバージョンとウェーバー同士の合体形態です!
 マルチ戦隊はウイングとウェーバーが合体してウイングウェーバーとかマッハとダッシュが合体してマッハダッシュとかそういう遊びができるのですが、合体ジョイントは6体すべて共通なので、このように同キャラ同士の合体も可能というわけです。実際に復刻版のDXマイクロマスター版では箱裏に同キャラ同士の合体も紹介されていたようですね。
 海に関係したTFで合体機構を備えている者といえばセンスイマルやランウェイ(フィルター)、アンダートゥーなど色々いますが、そのどれも「ライオンとタカとサメ」や「バイクとバギーとホバー」など、海属性同士での合体ではありませんでした(一応ホバーチームは合体とも言えますがあれはどっちかというと分離なので含めず)。そこに来てこのウェーバーは、同キャラとはいえ海のTF同士で合体できる貴重な合体戦士と言えます。あとキングポセイドン(ゴッドネプチューン)とか。


30.jpg
 ウェーバーブラックバージョン上半身時の顔アップ。あんまり変わりませんが単体時とは違う顔になります。目が大きくてちょっとかわいいw

31.jpg
 よく見ると拳のモールドもあり、武器を持てる穴(非共通径)が開いてます。武器は欠品でした。
 合体時の腕は単体時の脚なのですが、脚の時は足首を前に曲げるので、ここの拳のモールドが見えなくなっていたんですね。合体時の拳を出すのではなく単体時に見えなくするという工夫が面白い。
 ただこの拳の先に生えてる舳先はなんなんだって話になりますけど、まあ鈍器とかそういうアレなんじゃないでしょうか。

32.jpg
 顔や腰は動きませんが、よく動く脚が腕になったおかげでダイナミックな腕の動きができます。G1の玩具でここまでポーズとれるのも珍しいんじゃないでしょうか。

33.jpg
 ダイナミックな可動を実現したウェーバーは戦いの場にて見事に活躍!
 ウェーブチョップでデストロンを粉砕だ!

34.jpg
 ウェーブキックも健在!
 脚はそのまま単体時の脚なのでガンガン(横に)動かせるぞ!


 しかし調子付くウェーバーの前に新たなデストロンが!



 自分の心の闇を味方につけたウェーバー、かっこいいぜ!
 ちなみに上ではいったん分離してから上下を入れ替えましたが、実際の玩具では分離させずにそのままくるっと上半身下半身を入れ替えることが可能です。

35.jpg
 上下合体以外にも合体遊びは可能。
 ビークル状態だと合体ジョイントは後部にくるので、ケツ同士で接続すれば…

36.jpg
 双頭船の完成だ~っ!!

37.jpg
 前後どちらにも進むことができる双頭船は実際に存在しており、特定水域での往復に特化した船だそうです。
 柳生の渡し!

38.jpg
 同型なので、合体ジョイントを使わずに変形用ジョイントを合わせることで別の双頭船にも。
 白黒でなんかちょっとおいしそう。オレオ食いたくなってきました。

 そのまま展開して三胴船に!


41.jpg
 謎のパワーローダー形態も可能!


42.jpg
 またウェーバーは6体合体ランドクロスの腰を担当するので、両足の裏に引き出し式の合体ジョイントもあります。
 これを使えば…


43.jpg
 橋モードの完成だ~っ!!
 対岸に渡れるなんて夢のようだ~っ!!


 タワーモードの完成だ~っ!!
 デプスチャージ司令官より背が高いなんて夢のようだ~っ!!

 …2体だけでもこんなに色々俺合体できるので、3体4体と集めるごとに楽しくなりそうな勢い。これはウェーバー無限収集したくなります。


 多彩な合体で遊びの幅広がりすぎなウェーバーのレビューでした。

 単体での出来は正直アレな方で、G1期だということを差し引いても明らかにおかしい体型やビークル時の腕の適当さなど、これよくできてるなあとは思いません。が、合体させると途端に楽しくなります。この記事ではウェーバー同士の合体しかしませんでしたが本来の相棒であるウイングや、他のマルチ戦隊の面々と自由自在に合体させて好みの形態を探るだけでもめちゃくちゃ楽しそうです。自分はウェーバーの他はウイングしか持ってないんですけど。俺合体を色々試すのもかなり面白いのでそういう自分流の遊び方が好きな人にはかなりオススメ。本来はランドクロスのセットを買うのが一番いいとは思いますが3体2体でもじゅうぶん楽しいです。
 海洋系TFとしてはわかりやすく船なので何の問題もなし!別にそこまでうわーいいなーこれいいなーって惚れ惚れするようなビークルではないんですが、なんとなく机の端に置いておきたくなる魅力を持っています。
 リカラー品は記事内で紹介したブラックバージョンのみだと思います。でもこういうのってヨーロッパとかブラジルとかで謎のリカラー出てたりするんで断定はできないです。正直トランスフォーマーそこまで詳しくない!

 次は潜水艦じゃないけど潜水艦に見える感じのやつを紹介します。