悪の総督ショックフリート! | オーシャンズロデオ

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女性型や海洋系のトランスフォーマー玩具! 歴史大戦ゲッテンカ!
※amebloの仕様変更&自分の管理不足により、コメントを頂いたことに気づきづらくなっております。そのせいで長期間スルーしてしまうことがあり、申し訳なく思っております。改善する予定です。

 悪の総督!ショックフリートを紹介しまショック!


◆トランスフォーマースーパーリンク SD-15 総督 ショックフリート



 トランスフォーマースーパーリンクに登場したデストロン、ショックフリートです。今で言うボイジャーのメガクラス。軍艦に変形。2004年発売。
 もうパッと見ただけでドエレエかっこよさですね。シャープで悪そうで頭切れそうでスリムで。細くありながらヒョロくは無く、ガシッとするとこはガシッとしてて。ストレートにかっこいいロボです。TFのというよりガンダム的なかっこよさ!
 劇中ではガルバトロン様激LOVEで、後半はやられ役になったり地味な友情イベントあったりして結構ゆるやかなキャラクターでしたが、玩具自体はもうほんとかっこいいしデカいし悪そうなのでデストロン海軍の総督として君臨してもらってます。



 後ろ。脚のつくりが惚れ惚れしますね。締まったふとももとふくらはぎの角ばった膨らみが大変お美しい。
 背中に背負った黄色のバックパックがかなり大振りですがこれはサウンド用の電池ボックスも兼ねてます。
 そしてそれより大振りなのが腰アーマーというか船体のガワ! 特に折りたたまれることもなく大胆に後ろへ流してありますが、これが大型のスタビライザーなんかに見えて結構かっこいいんです。クロスヘアーズのコートとか光岡スタスクのウイングとかコラーダのマントとか、何かに見立てたガワの処理ってかなり好きだったりします。


 横から。船体のガワは接地させることもできますが、そうしなくても本体のバランスがかなり良く脚の関節もカチカチなので普通に立たせるだけで当然のように自立します!
 また横から見るとわかりますが胸と腰の間は完全に空洞です。個人的には全然気になりませんが気にする人は気にしそう。


 顔アップ。超かっこいい……
 マスク顔のような素顔のようなこのデザイン、やっぱりトランスフォーマーというよりモビルスーツ感あります。アンテナというか角飾りが上に伸びているのが地位の高い武将みたいな雰囲気あっていい感じ!

 目はクリアパーツで集光ギミックあり。青寄りの緑というかいわゆる碧色で、透明度も結構高めなので綺麗に光ります。


 説明書の他にチラシを兼ねたマンガが付属してきましたw
 ショックフリートの活躍が載ってるのかな!?


 活躍終わり! 8ページほどある中で3コマくらいしか出てきませんw しかもボコされる役w
 レジェンズと違ってあくまで続き物の第何話みたいな漫画なのでしょうがないですね。それにしてもこの漫画のスノーストームはどこか妙にかわいい…



 胸のアップ。左胸にデストロンマークが造形&塗装されてます。
 さらに中央エネルゴンスター取り付け部分にもデストロンマークが。ここの色が真珠っぽくて気に入ってます。スパリンのキャラはたしか皆この色ですけどねw



 腰周り。かなりスリムです。
 へその上あたりは船の操舵室になるんですが、このスコップの先端みたいな形がウエストのくびれを表現していてすばらしいと思います。



 腕と脚周り。腕も脚もスリムです。ほんとこの脚のふくらはぎのメリハリ大好き。
 


 可動の話。
 首は上下方向には動きませんが横に一回転できます。あの~俺来週休み欲しいんスけど…と部下に呼ばれて振り返る動きも楽々!


 肩は肩アーマーごと前後に一回転でき、さらに横方向にも水平に行かないくらいまで上げられます。変形用のパネルごと上に上げればそのままバンザイまでできます!
 腕を上げようとすると肩じゃなくパネルの方から上がっちゃったりするのが難点。


 ヒジは2重関節になっておりめっちゃ曲がります! 画像はまだまだ余裕で、拳が肩に付くくらいまで曲がります。
 ヒジが2重というよりも上腕にもうひとつ可動軸があるという感じ?
 また、上腕とヒジにそれぞれロール軸があるのでよく動くのを通り越して可動過多な印象さえあります。動かして遊んでるとあらぬ方向にねじれてしまってその都度修正することが多いですw


 ワキ見せて腕を後ろにやるおなじみのグラビアポーズもお手のもの!


 ヒジ部分の向きによって腕の太さが変わって見えます。


 腕はほんとよく動くのでポーズ付けも楽しいですね。
 手首は無可動ですがヒジのロール軸で補えます。


 胴体に関してですが、左右にスイングするという超珍しい可動つき!
 これによりちょっと上体を傾けたような愛嬌のあるポーズがとれます!てへぺろ!


 さらに腰も回転!
 …するんですが、背中のバックパックと干渉して気持ち程度しか回りません。気持ちだけはね!


 脚の付け根はかなり頑丈な作りですが開脚もバッチリ可能!
 脚を正面に向けた状態ではそこまで上に上がらないんですが横に避けるとかなり上がります。


 ふとももにロール軸もあり。足をハの字にして立てるので素立ちでもかっこいいです。


 ヒザは90度ギリ行かないくらい! 



 腰の横のガワを接地させればこんなポーズでも自立可能! 誘ってるのかな?
 スパリンのガルバトロン持ってないんでバトルアタックガルバトロンのキャノンで股間を強打してあげようと思います。


 足首は左右には無可動ですが下に伸ばすことはできます。
 あやういつま先立ちでショックを与えろ!


 カカトも内側へ折ることができるので座ったポーズもいけます。バックパックがケツより下にあるんで床にケツつけて座ることはできませんが雰囲気は結構。海底に座り込んで海の生き物とのコミュニケーションタイムだ!

 というシーンも可動の良さのおかげで演出可能です。あんまり可動関係ないですけどね。


 四肢以外の可動。
 腰アーマーというか船体のガワは基部のボールジョイント2つを使っていろいろ動かせます。
 個人的には下ろしてるよりこっちのほうが好きかも。


 さらに前腕に付いている板状のパーツもヒンジで展開が可能! 大振りなブレードに見えなくもないですね。


 可動というかギミックですが背中のバックパック。筒の間のスイッチを下げると…


 トゥ~ワワワン!という謎のサウンドとともにスプリングによりアームが持ち上がり、ツインキャノンが展開されます!
 この状態でスイッチを下げると今度はバシューッというミサイル発射音が。
 連続でやればバシュバシュバシューッと鳴るのでちょっと楽しい。


 突然の肩キャノンでサイバトロン海軍に奇襲をかける!
 いくら硬い甲羅をもつロックバスターでもこれを食らったらひとたまりも無いのかに?



 キャノンを展開して腕のパネルも展開すればハイパーモードに! 細部違うけど公式で用意された変形です。
 装備を全部開いただけなんですがマジギレ感あってカッコイイですね。



 ショックフリート「デッドエンドのことか……デッドエンドのことかーっ!!」ハイパーモード発動!てな感じ。
 デストロンにだって友情はあるんだーっ!


 ミサイル発射ギミックもあります。計4つも!

 ミサイルを装填したまま畳むことも可能。
 ミサイルが黒いので銃身に見立てやすくていいですね。



 そしてこのショックフリート、5mmジョイントがやたら多いです。
 まずは前腕にマイクロンジョイント凸!


 通常の5mmジョイント凹はもちろん、マイクロンジョイント凹を差し込めるのが嬉しい。マイ伝玩具じゃないので特にギミック発動はありませんがシーマイクロンなんかを装着してターゲットマスターみたいにもできます。



 マイクロンの力を借りて水ビーム発射!



 さらに手の穴、前腕外側、パネルの2箇所の計4ヶ所に5mm凹が!


 手にセンスイマルのカブトをセット!
 これほんと海洋系TFのデカい武器としての汎用性あるわあ…これのためにセンスイマル複数買いしたいレベル。


 パネルを使ってこれが本当の3-WAYショット!
 海上戦では攻撃範囲の広さがものを言うのか!?


 なんと脚の側面とバックパックの側面にも5mm凹が!
 


 グレンドラゴトロンの銃をイカリに見立てて脚に装着! なんか文句アンカー!?


 装着できるわけではありませんが開いたパネルの上にマイクロンとかを載せることもできますw

 このように良い玩具なんですがひとつ不安点が…


 それは各ジョイント部にやたらとクリアパーツが使われていること。
 この首の基部とか…
 

 腰アーマーをつなぐボールジョイントとか…


 キャノンのアームとか。
 力かかりそうな場所にクリアパーツが使われていることが多くて、ちょっと心配ですね。クリア成型は強度に不安があるので…。最近身をもって経験したので、かなりビビッてます。慎重に扱うなりシリコンスプレーかけるなりして負荷を減らしたほうがいいかも。でもリターンズブラックウィドーの腰とかに比べると特にショックフリートのパーツが割れたって報告はあんまり聞かないんでそんなに心配するほどでもないのかな?


 大きさ。ボイジャーというかメガクラスなだけあってデカいです。
 腕のパネルや腰のガワが広がるので、遠目に見たときに身長以上に存在感があります。

 そして変形!
 ショックフリートは軍艦に変形します。
 ショックフリート、トランスフォーム!

 干渉が多めなので気をつかいますが、バックパック基部を半回転、腰を半回転、胸を半回転…とまるでルービックキューブのようにカチャカチャ回す工程が楽しい。
 最後にガワ同士をジャコンと差し込む感触も癖になります。


 完成! ショックフリートビークルモード。すげーかっこいい船になりました。船舶に詳しくないのですげーかっこいい船としか言えないんですが、とにかくすげーかっこいいです。
 wiki見たら『ミサイル駆逐艦』とのこと。駆逐艦というのは『外洋での行動力と一定の対艦・対空・対潜能力を兼ね備えた艦種』らしいです。軍艦同士のドンパチOK、飛行機撃ち落とすのもいける、潜水艦なぐるのも得意。万能型なんですかね。どんな敵でも相手にできるってあたりが海のボスっぽさあっていいですね!
 変形自体は後方上部にあるロボの両腕がややグラつきやすいもののそこ以外はかなりカチッとしてます。パーツが中に詰まってるので手に取ると重い!


 後ろから。結構ロボのパーツ丸出しですw 後部はほとんど見立て変形。ですが船の形としてそこまで違和感はないです。
 最初に変形させたときはなんか後部全体がグラつくというかカッチリしないなと思ったんですが、ふくらはぎ部分に小さなジョイントがありここをちゃんと合わせることでちゃんとロックされます。でも上に回した腕部分はズレがちです。
 腕のパネルが腰から出たガワと繋がって一枚のパーツになるのがいい感じ。ここは単純にカッチリしていて気持ちいいですね。


 横から。いいですねほんと…
 船ですが下側には小さなタイヤが5個ついておりコロ走行が可能! ただし船体が重くタイヤが小さいので摩擦が大きいのかけっこうギュルギュルと抵抗ある感触ですw



 裏側。クロミアと違って船の底が抜けており脚が丸見えになってますw
 車と同じで、飾ってれば見えませんけどね。


 ビークルモードでも結構デカいです。というか長い!

 

 デッキがけっこう広々としてて気持ちよさそう。
 前のほうの、ちょっと壁がなくなって開けてるとこから海面を見下ろしてみたい。
 


 迫力あってほんとかっこいい。海のジオラマ作って置きたくなります。
 黒い水中翼?の下には円筒状のパーツが。魚を寄せるためのサンマの切り身入れかな?と思いましたがたぶん魚雷ですね。これでサイバトロンの潜水艦やイカやカニノコギリザメを駆逐するんですね。



 操舵室というかコックピットの窓はクリアパーツで、中には小さいながら座席も造形されてます。



 ビークルモードでもキャノン展開ギミックは健在! 謎のSEももちろん鳴るぞ!


 ミサイル発射機構も生きているのでピュッピュッピュッピュッと4連発で飛ばしてみよう!
 キャノンを展開して後方のパネルを広げたこの形態、公式のビークルハイパーモードです。


 パネルは伸ばしきるほうが好き。軽く空飛べそう! オートボットの航空部隊がミサイル圏外らショックフリートを攻撃してへへへ悔しかったら飛んでみろーとか言ってたらこのモードになって離陸して突撃したりするんですよね。なにがするんですよねだ。
 ちなみにキャノンもパネルもミサイル装填状態で収納可能です。


 パネルはこの形にするとなんかこうサイドデッキというか海に下りるための場所みたいになって楽しい。


 5mmジョイントでの武装ももちろん可能!


 パネルを下ろしてグレンドラゴトロンの武器つけるといかにも水中装備っぽくていい感じ。


 あらゆる武器全部載せも可能!!これでもジョイント5,6個余ってるんだよな…


 デストロン艦隊集結。俺たちがショックフリートだ! フリート(fleet)は船団、船隊、艦隊などの意味だそうな。
 プリテンダーのギルマーも欲しいがあんだけ古りーと手に入れるのが大変だ!


 サイバトロン海軍基地に向けて出航! 取り舵いっぱい夢いっぱい!


 総督ショックフリートのレビューでした。

 個人的に良いとこだらけの玩具です。可動を活かしてポーズをつけて楽しむアクションフィギュア的な魅力と、カチカチ動かしてドカッと置ける戦隊ロボ的な魅力、この2つが見事に両立してます。
 ギミック面もなかなかで、スプリングが5個も使われてる時点でけっこう豪華なのにサウンドギミックまで内蔵。ミサイル発射音はともかく展開時の謎SEは正直わけわかりませんが、サウンドギミックって地味に嬉しいんですよねw なんか食べ物のフィギュアとか置いて、それを見つけてトゥ~ワワワンと砲塔を展開させて「嬉しいときの音」みたいに遊んだりしてね。あと敵と戦わせて、口では嫌がってても砲塔はトゥ~ワワワンと鳴ってるぜぇ~?みたいなのもいいと思います。またギミックではありませんが5mmジョイントが多数あるので武装遊びの幅も広がってます。
 変形も大胆な移動が多くて楽しい! デッキ・腰・胸で連続半回転させるのがダイナミックでいい感じ。干渉しがちだったりヒジ関節の向きがねじれがちだったりもしますが、覚えてしまえばすぐできます。
 海洋系TFとしては、デカイ船という時点でもうすばらしい一品。トランスフォーマーの玩具は劇中の実際の比率ではなく主力商品かどうかで大きさが決まることが多く、水中系は劇中に出ないサブキャラになりがちなので、このサイズの船っていうだけでもう貴重な存在です。マイ伝およびスパリンのショックウェーブはもっとデカい船なんですが船というより空母といったデザインで、デカイフネ感はショックフリートのほうがあります。ショックウェーブ持ってないだけなんですけどね。
 欠点はほとんど感じてないんですが、あえて言うなら上下もしくは奥方向に場所を取りがちなのと、接続部のクリアパーツに不安が残るくらいでしょうか。
 リカラー品は、海外のみで水色を基調に黒のウイングパターンを追加した『ドレッドウイング』と、BOTCON限定品として灰色+紫の『バンザイトロン』が世に出ています。