総合もくじ ☆ a gardian angel
誘惑 ユ・ウ・ワ・ク ~君がもっと欲しい~ 3
ACT3. 恋の魔法…
(SIDE キョーコ)
あなたはどっちのワタシが好き…?
シフォン素材のワンピースから黒のショートドレスに着替えた私は…
彼の顔を思い浮かべていた。
敦賀さんだったら…どっちの私がいいっていうかな…?
にっこりと蕩けそうな神々スマイルで笑って…
「どっちの君も好きだよ…でも、そのままの君が一番好き…かな?」
なんていって…抱きしめてくれそう…って…
きゃーっっっ/// 私ってば、仕事中に何考えてるの~~っっ。(/ω\)
だけど…彼の事を考えてたら…昨日の夜のことまで思い出してしまった。
彼は…不安でいっぱいだった私に…愛の言葉をたくさん囁いてくれた…。
そして…私を不安にさせた彼のため息の理由も…今朝、教えてくれた。
その理由が…私が思ってたのと同じ…ほにゃららのことだったって知って…
すごく恥ずかしかったけど…大切に思ってくれてたことが嬉しかった。
なんか…いろいろ思い出してたら、急に…は、恥ずかしくなってきたxxっっ…。
私ってば…あんな…/// いやぁ~~~っっ 次どんな顔して会えばいいの~??
ひとしきり絶叫した後で…メイクで隠した彼のキスマーク…にそっと手を当てた。
それは黒のショートドレスから覗く…うっすらと浮かぶ昨日の痕跡…。
このドレス…セツカの衣装ほどじゃないけど、胸元が大きく開いてる…。
でも、ちゃんとミューズに聞いたとおり、メイクで隠したし…
この位なら…バレないわよね?
鏡の中の自分をじっとみつめた。
…彼の事を…好きだって自覚してつきあう事になった。
考え出したらキリがないほど、不安なこともあるけど、今日の私は無敵だ…って思う。
彼にたくさん勇気と自信をもらったから…あいつに負ける気なんてしない。
それこそ、今まで抱いていた憎しみさえも浄化されてしまったみたい…。
今の私は清清しい気持ちで役に向き合えてる…。
今日…私の目の前にいるのはショータローだけど…私は彼を重ねて演じてた。
そう…私が誘惑したい男は…彼だけだから 。
すべては彼に出逢うためだったんだって 今ならそう思える。
今の私の心は…彼でいっぱいになってる…。
私が、綺麗になったって…賛辞をたくさんもらえるようになったのは…
プリンセスローザの魔法や、コスメマジックのおかげだって思ってたけど…
ミューズに言われた。
何よりも女の子を綺麗にするのは恋なんだって…確かにそうかもしれない。
恋する女の子は…キラキラしてる…。
だけど、私はもっときれいになりたい…。
もっと、もっときれいになって…彼に相応しい女性になりたい。
彼に相応しい…そう、彼の隣に並べるような俳優に…誇れる自分になりたいの。
さぁ…京子の出番よ!!ショータローを…そしてすべての人を魅了する。
今から私が ワタシ 。
ワ・タ・シ が 『 誘惑 ユ・ウ・ワ・ク 』 シ・テ・ア・ゲ・ル 。
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(SIDE 蓮 )
その日は、時計ばかり気にしてた…。
今頃、彼女はアイツと そう思うと、いてもたってもいられなくて…。
そんな俺の様子に…社さんも気づいてる。
彼女を手に入れたんだろう…何をそんなに心配してるんだ。
そう…やっと手に入れたんだ・・・彼女の心も体も…だけど、どうしても気になってしまう。
彼女がアイツの本当の気持ちを知ったら ?
揺れないとは言えない…いや、揺れるだろう。
彼女にとってアイツはずっと特別な存在だったんだから…。
アイツが…彼女に、想いのままに迫ったら ?
そうだ…彼女の意思を無視して…あのときのように…
ダメだ!そんなこと許せないっ。
次の現場へと移動するささいな時間でさえ…彼女のところに行けたら…と考えてしまう。
そんな落ち着かない様子の俺に、社さんが苦笑しながら言った。
「仕方ないな…行くか?」
「…え?」
驚いてる俺に、彼が手袋を取り出し、手帳を開きながら言った。
「…今回だけだぞ。その代わり、その分忙しくなると思うけど、我慢してくれよな?」
その声に俺は笑顔で頷いていた。
そして…撮影現場へとやって来た俺が目にしたのは 。
(追記 2011/05/12)
なべちさんから素敵なイラスト(挿絵)を頂いちゃいました~。
なべちさんの素敵サイトへは → コチラ
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