【行くぜ、青森編 その3】
青森という地名を聞いて、皆さんが真っ先に思い出すもの
それは「青森ねぶた祭」はないでしょうか
「青森ねぶた祭」とは、東北三大祭の一つで、毎年300万人以上が訪れるそうです
「青森ねぶた祭」は8月初旬に開催されますが
年間を通してその魅力を味わえる場所があります
それが、ここ「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です
「ワ・ラッセ」は2011年1月にオープンした施設で
実際に運行された「ねぶた」のうち、選りすぐりの5台を展示しています
夕食まで時間があったので、見学に行きました
建物の中に入ると、いきなり「ねぶた祭」のムード満点です
有料ゾーンに入ると歴史のお勉強スペースがありました
「青森ねぶた祭」とは、七夕さまの灯籠流しの変形で
江戸時代に「弘前ねぶた祭」を真似て始まったと言われているそうです
更に「ねぶた」とは、農作業の妨げとなる眠気を送り出す「ねむりながし」の
「ねむり」が訛ったものらしいです
因みに「眠たい」は方言で「ねぶたい」と言うらしいですよ
『う~ん、文化は歴史によって生み出されてきたのですね~』
『出た~』
漸くメインの「ねぶた」が登場しましたが,スゴい迫力です
今まで色んな物を見てきましたが、この迫力には圧倒されちゃいました
実物は、高さ5m、高さ8mもあるので、写メ撮るのも一苦労のど迫力です
20台もの巨大な「ねぶた」と延べ9万人もの跳人(はねと:躍り手のこと)達が
『ラッセーラ』と掛け声をかけながら街を練り歩く姿は壮観でしょうね
これからも夏の風物詩として頑張って欲しいものですね
せめて、1回は生で見たいな~
「ワ・ラッセ」を出ると、街はすっかり宵闇に包まれていました
そろそろお腹も減ってきたので、晩ごはんを食べに行くことにしました
今回食べに行ったのは「のっけ丼」と並ぶ青森名物の食べ物です
その名もズバリ「味噌カレー牛乳ラーメン」
『えっ、何ラーメンですか』
『はいはい、何回でもいいですよ
でも、もう着いたんで実物を見てください』
そのラーメンを出す店とは「味の札幌 大西」
その昔札幌ラーメンを広めたいとの思いから、「味の札幌」を開業したが
当時の中高生たちの間でケチャップ・マヨネーズ・コーラなどを入れる遊びが流行したそうです
そんな中、味噌ラーメンにカレー粉と牛乳を入れるというアイデアが生まれたみたいです
昭和53年から表メニューに昇格したそうですよ
店の入口で能書きを垂れていると凍えそうなので、早速店内に入りました
オーダーして、待つこと10分
漸く出来上がってきました
『あれっ、思ったより普通だな』
このラーメンは、味噌にカレー粉をまぶし、牛乳をかけると聞いていたので
スゴいラーメンを想像してましたが、見た目は普通
まずは、スープから
『おっ、いけるね』
マイルドなカレー風味の味噌スープという感じです
単に言葉を並び替えただけの気もしますが
そして、縮れた太麺を一気に食べると
『美味~い』
カレー党員兼ラーメン党員としては、申し分のない味でした
バターを溶かすと濃厚な味になり~
チャーシューも美味しく頂きました
中高生の遊びの中から生まれたラーメンは、大変美味しゅうございました
これも、歴史が生み出した文化ですね
帰り際に、こんなポストを発見
『粋な文化だね~』