〔天皇杯優勝〕クラブW杯敗戦を、自分達の血肉に変える事できた | 鹿島アントラーズと歩むブログ

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鹿島アントラーズに関する所感・考察を書いてます。 戦術系より、選手プレーや心理、及びクラブ・監督の戦略が中心かも。 ◇専門家含め世論を読まず、自分の思った是々非々にて書いてるので『くさや系ブログ』かもしれません(苦笑)

 

はい、こちらが通常の試合振り返りです。

 

鹿島は満男・ソガ以外の選手と、監督にも、

皆少しずつの“隙”がありましたね。

 

それに加え、相手川崎は、

CS準決時に不在だった大島居た効果か、

ケンゴも本来の怖いプレーしてきた。

 

このブログでも懸念した通り、

最初から大久保が気持ち前面に出してきて、

前半の鹿島は、全然リズム掴めなかった。

 

今日前半に関しては、「ボールを持たせてた」と

正反対の「攻められてた」で、合ってると思う。

 

失点しないで済んだのは、運による所大きく、

「ソガのおかげ」な場面、明らかに多過ぎた。

 

そんなイヤな空気をいち早く察知した

「2003年元日のフワフワ敗戦を知る男」

小笠原が、前半早々にケンゴとやり合ったり

して鼓舞したが、

 

クラブW杯時に、岡田氏が言ってたように

「1度緩んでしまったネジは、簡単には

 戻らぬ」で、

 

その満男が黄紙を貰わざるを得なかった程、

他選手は低空飛行脱せずに、前半終了。

 

山本脩斗がCKから先制ゴール決めたが、

もっと優秀なGKなら、止められてた気もする。

 

だから、オレは前半終了時に内心

「むしろ、川崎1-0が妥当スコア」

と、正直思っていた。

 

 

そして後半、

「とにかく鹿島1-0で折り返せた幸運を

 このまま生かし、貫録勝ちして欲しい」

と書いた自分の願いは届かず、

 

後半から、鹿島も持ち直しつつあったが、

小林悠にファインゴール決められ、

追い付かれてしまう。

やはり、サッカーの神様は甘くない。

 

そこから再び、勢いに乗った川崎に

猛攻を受ける。ただ、Vを見返した訳では

ないけど、

 

鹿サポ的には、「運動量は本来でない

なりに、急所は抑える事できてる」

という感じで、前半よりはヒヤリとする

シーン少なめだった印象。

 

 

90分終了時、ここをプチ更新した時には

「点取られて、延長戦に持ち込まれて、

 両頬をビンタされれば皆目覚めるだろ」

という精神面と、

 

「88分まで満男を引っ張れたし、

 今日は再び2列目で機能不全気味

 だった岳が、ボランチとなる延長は

 流れを掴んで戦えそう」

という分析面の両方で、

 

「何とか、延長で決められるのでは」

という期待を持てる様になっていた。

 

思ったより早く、延前4分に勝ち越し点

挙げられたので、後は“ノウハウ”のある

「1点リードした時の戦い方」に切り替え、

 

ポスト等に阻まれ追加点取れなかった

けど、ほぼ危なげなくそのまま勝利と。

 

 

石井監督の“隙”は、両SB共に不安ある

コンディションとなってた以上、メディカル

からOK出てても、保険かけて右は伊東

先発で行くべきだった、でしょうね。

 

でも、その石井監督がファブ途中起用

をまた的中させ「自分の不発スタートを、

自分でリカバーした」。

 

今日に関しては、満男・ソガ以外の

鹿島選手ほぼ全員もそんな感じ

だったのでは、と映りました。

 

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でも、とにかく勝てたから良かったです。

ここで負けてたら、先のクラブW杯が

「皆に感動を与えた」だけで終わり、

 

鹿島というクラブにとっては、

「あまりプラスを残さなかった」で

終わりかねない所だった、と自分は

ずっと捉えてたので。

 

 

その根拠の1つは、

テレビ中継なかったせいか、あまりサッカー

ファン内でも有名じゃないかもだけど、

 

「本気のトップクラブと試合する経験だけ」なら、

鹿島は、2004年にバルサとやってるので。

 

あの時は、バルサほどのクラブが5年間

無冠に飢えてたから、ジャパンツアーでも

ガチで戦ってきて、0-5で鹿島敗れた。

 

当時の国立で試合は開催された。

オレも当時は、国内サッカー掲示板をよく

読んでたけど、

 

その試合見に来ていた、他Jクラブサポも皆

「鹿島がだらしなかったんじゃなく、

 バルサが凄かった。見に行ってよかった。

 多分今年からバルサ復活するわ」

的な書き込みがほとんど占めてた記憶あって、

実際その年からバルサは復活した。

 

だけどその時の経験が、今の鹿島に何か

生きてるか、といえは「全然」と言わざるを

得ない。

 

 

ごくシンプル論理で、「強い相手とやった」

だけでは、チームは強くならなくて、

 

その経験を生かして実践して結果残し、

はじめて「強い相手とやって負けたが、

経験値にはなった」とは言えるだろう、

と個人的には思ってます。

 

まぁ勿論、あくまでバルサ戦は親善試合

でしたから、公式戦クラブW杯Rマドリード戦と

全く同列に並べてる訳じゃありませんが。

 

 

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話題の展開下手くそで御免なさい(苦笑)。

 

「叩いて伸びるタイプ」と見込んで、

クラブW杯後に敢えてここでダメ出しした植田が、

見事にあの試合から、この天皇杯で汚名返上

してくれました!嬉しい!

 

決勝で1失点してしまい、3戦連続完封とは

ならなかったけど、今日の失点に関しては、

チーム全体の責任、と自分は思います。

 

あと、地味な扱いのまま終わったけど、

今回の天皇杯での一番収穫は「伊東が90分出て

“チームを勝たせられる選手”になったこと」

でしょうね。これは、今後の鹿島にとってデカイね。

 

 

 

インタビューで語っていたファブだけでなく、

CSまで先発で使われてて、クラブW杯から

ベンチに回ったソッコも、

 

報道あるし、今日カップを掲げていたので、

おそらく来季は他クラブでしょう。

 

選手間の評判通り、ソッコはいい人でしたね。

普通なら「J優勝に貢献したのに、何故クラブ

W杯に出られないのか」と言う選手の多そうな所を

来季以降鹿島の為に、植田に譲ってくれた。

 

ユース上がりで、2年で金沢に移籍する大橋も

そうだけど、「選手を大切にするクラブ」

というのが、鹿島サポの私の一番の誇りです。

 

今後も、強くて、そして優しい

鹿島アントラーズであり続ける事を、

私は願っています。

 

 

オフで、選手達には鋭気を養ってもらい、

2017シーズンこそ、ACLも獲りましょう!!