「LEO先生(矢野真弓先生 )と一緒に行くフランス旅行」

の話を伺った時!


私の中に強烈に、「行きたい!」っと思う衝動がありました。

素直に自分のその気持ちに応えてみようか?っと内観する私の中に、

その気持ちとは別のところに、

もうひとつ、この旅に惹かれた理由がありました。



モン・サン・ミッシェル です。







2年半前に亡くなった義母の最期の旅は、フランスでした。(パリ。

フランスから帰国後、具合が悪くなりそのまま入院、10日後に亡くなってしましました。


旅好きで博識だった義母は、旅行から帰ってきたら必ずいろんな話を聴かせてくれましたが、

フランス旅行の思い出だけは何ひとつ聴くことなく、おみやげだけがわたしの手の中に残りました。


そんな義母が、最後にどうしても行きたい!と、訪問したモン・サン・ミッシェルに、


わたしも行ってみたい、と願う気持ちも、


心の中に在るひとつの理由でもありました。




母が憧れていた地は、すばらしかった。

その場に足を踏み入れた瞬間、涙溢れ、感極まる体験がありました。

美。静寂。鎮魂。祈り。

文字にするのも軽すぎるような、、、多くを内包する荘厳さがありました。



義両親の旅は、冬のオフシーズンで、通例の日本人ツアーの旅でした。

義父から聞いた話。

楽しみにしていたモン・サン・ミッシェルで、

足元がおぼつかなくなりつつあった義母は、トイレにいったことで、同行ツアーから遅れ、

気持ち慌て動揺し、スリにも狙われ囲まれ(義父が一喝したとか)

かわいそうなことをした、もっと、配慮してやっていたら、と・・・それは、義父の後悔。



今回の旅。

フランスのすばらしい季節の、

天晴れの中、

トイレの心配をすることなく、(とても配慮された旅でした)

人がほとんどいない、早朝の静寂に包まれたモン・サン・ミッシェルを、

フランス公認プロのガイド 恵子さんのすばらしい詳細な案内で、

ゆっくりと観て、感じて、廻れたこと。


それは、私自身にとっても、素晴らしい体験でしたが、

義母にとって、完璧な追体験をさせてあげられた、と思います。


あーー、よかった。

義母も、わたしを通して体感してくれたと信じます。

















お義母さん、

今更ですが、この世での、ごめんなさい、と、ありがとうございました、を。