2008.5.13(tue)
今日は雨の予報でしたが、嬉しい誤算でした。
えんの会のメンバーと福岡博物館で開かれている「インカ マヤ アステカ展」を見に出かけました。
インカ文明についてはあまり詳しくはありませんでしたが、その素晴らしさに圧倒されました。
ジャングルの中に広大な国家を築きあげたマヤ文明、20万人を超える大都市を湖上に築いたアステカ文明、そしてアンデス山脈にそって巨大国家を繁栄させた
天空の文明インカ
そのどれもが何千年前に人間が作り上げたとは思えないほど、緻密で多様性に満ちた文明を中南米に作り上げたのです。
しかしそんな文明もスペインの侵略によってあっという間に滅びてしまいます。
その歴史が世界初となる展示物をはじめ多くの遺産が今回ここ福岡で紹介されています。
私は天空の都市といわれるマチュ・ピチュにすごく興味があっていつか自分の目で見てみたい所でしたので、今日マチュ・ピチュの出土品が数多くあり疲れるほど真剣に見てしまいました。
インカ文明では文字を持たなかったにもかかわらず、その交易の広さや文明の発達には驚かされました。
紐のようなものをどの場所で何回結ぶかによって言葉の伝達がなされて、それは驚くほど正確に伝わっていたそうです。
大人と子供ミイラにはちゃんと洋服も着せられており、その表情はあまり恐くないんです。むしろその穏やかに見える顔に惹かれました。
エジプトで見たこちらを睨みつけるような形相のミイラとは全然違っていました。
犬のミイラもあったのですが毛も残っており、ただ寝そべっているのでは
ないかと思うほど優しい顔なのです。
これはどうしてかな~
季節や時間を知るための英知
生きていくために絶対に必要なことだったのでしょう。
アステカのピラミッドにあるヘビの形をした石の階段は春分の日の夕方
に必ず光輝くように作られていて、そのヘビが光ると種まきがはじまるそうです。
これは現在でも同じように光るそうです。今もたくさんの観光客が
感嘆の声をあげるそうです。
この時代の人々にとって蛇は神の使いのような扱いを受けていますね。
これはエジプトでも日本でもそうです。
これは蛇は脱皮をすることや水中、陸上でも生きれることなどから
地上と天上を繋ぐ生き物としてあがめられていたようです。
あらためて本物の遺跡を見たくなりました。