電気ポット×水道水 | 台本、雑記置場

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電気ポット×水道水


CAST
電気ポット:攻め
水道水:受け


~劇中表記~
ポット:♂:
水道水:♂:


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ポット:おっ、新しい水か。よくきたな。
水道水:ここがポットの中か…。ひんやりしていて落ち着きます。
  ポットさん、よろしくお願いします!


ポット:おいおい、いきなり俺の中に勝手に入ってきて、
  よろしくお願いしますだとぉ?
水道水:え…。そ、そんなこと言われましても…。僕だって無理やりここに
  流し込まれただけで…あの…。


ポット:ふぅ~ん。無理やりねぇ。天然水でもないただの水道水が、
  生意気に俺に口答えしようってのか?
水道水:い、いえ…でも本当なんです…!決して勝手に入るつもりは…。


ポット:…まぁいいけどね。生意気な口がきいていられるのも今のうち…。
  お、電源が入ったみたいだな。
水道水:あの…?電源?…あれ、なんだか身体が暖かい…ほてってきた…。


ポット:俺の身体にスイッチが入ったのさ。暖かいとか寝言いってられるのも、
  今のうちだろうけどな。
水道水:え…スイッチって…?なに…これ…?どんどん熱くなって…あう…!


ポット:ほらほらどうした?まだ始まったばっかりだぜ?
水道水:んうぅ…、熱い、身体が熱いよぉ!お、音が…。(水泡的な意味で)


ポット:なに一人で音たててやがんだよ、この変態野郎が!
水道水:ち、違う!これは…。


ポット:こんなにしておいて、何が違うんだ?
水道水:これは、その…ポットさんがぼくを熱くするから…。


ポット:熱く…ね。ひとのせいにするつもりか?まあ、いいさ。

  お前はどうされて熱くなってるんだよ。言ってみろよ。
水道水:ひぁ…!う、うう…身体に電気が走ってるみたいに…身体中を
  刺激されて…熱い…です…。(*電気ポットの中で水自体に電気は走りません)


ポット:おいおい…。どんどんすげぇ音になってるぜ…?何そんなに喜んでんだ?
水道水:違うぅ…これは、身体が…声が勝手に出て…(沸騰的な意味で)


ポット:ほら、ほら!くくく…、随分派手な声で鳴くんだなぁ?ええ?
水道水:う、うううう…だめぇ…。


ポット:何がダメなんだ?もう白いのが出始めているぜ?
  この汚らしい水道水がっ!(あくまで白い湯気的な意味です)
水道水:だってぇ!だってぇぇぇ!もう…でちゃう!でちゃうぅぅ!
  (カルキ抜き的な意味でカルキが出ちゃいます)


ポット:随分でたんだな…。まだまだおわらないからな。

  このままお前の身体をずっと熱くさせてやるよ…!(保温的な意味で)
水道水:そんなぁ…。あ…おかしくなっちゃうよぉぉ…。


ポット:俺と…これからも一緒にいてくれるよな?
  お前が出ていっちまうまで…ずっとこうして抱きしめててやるから。
水道水:うん…。…ありがとう、ポット…。ずっと…暖かくしていてね…。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


終わり







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