台本、雑記置場

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現在comicoノベル公式にて毎週日曜日、電子の海のコックリさんを連載中です。
『電子の海のコックリさん』 http://novel.comico.jp/19928
こちらもよろしくお願いいたします。

テーマ:

アラサー魔法少女ティンクルレッド

 

・神山 咲(かみやまさき)29歳
 心の汚い大人にしか見えない妖精ティン=クゥワーヴェルに選ばれし魔法少女。独身。
・ティン=クゥワーヴェル
 心の汚い大人にしか見ることの出来ない妖精。名前の発音を気にする。
 自分の姿を見ることが出来る相手を探していた。
・宮脇部長(みやわき) 52歳
 神山の上司。魔法少女光線に巻き込まれて魔法少女になる。心の綺麗なバーコードはげ。
・阿久野博士(あくのはかせ) 35歳
 魔法少女の武器を作成している。ロシアルートと仲がいいのでそっちで買いあさっている。
 語尾がじじいくさいので、じじいにしてしまうのも、逆に若い語尾に変えるのもOKです。
・ドスドスコイ
 イメージとしてはドスジャギィ的な発音。お相撲さんたちの負の気持ちが具現化したモンスター。
 後半分散してミニドスコイになる。ミニドスコイはミニマムなかわいい声。

 

~劇中表記~
神山:♀:
ティン:♀:
宮脇:♂:
阿久野:♂:
ドスコイ:♂:

___________

SE:オフィス喧騒

 

宮脇:神山さん、悪いんだけどこれ、次の会議の資料。コピー頼めるかな。皆今忙しくって……
神山:はい、部長。かしこまりました。
宮脇:すまないねー。あ、そうそう、オフィスのコピー機、全部使用中だから、資料室のやつ
  使ってもらっていいかい?
神山:わかりました。次回の会議の資料なら10部ずつでよろしいでしょうか?
宮脇:おっ、わかってるねー。それでよろしく。
神山:はい!

 

SE:オフィスを出て資料室へ向かう、ヒールの音
  ドア、乱暴に開けてしめる。

 

神山:失礼しまーす。…誰もいない、よね。…はぁ~~、ふっざけんなよクソ部長が!
  なぁにが「おっ、わかってるねー」よ! 知らねーよバーコードはげ野郎!
  あーあ、かったるい。だいたい皆忙しいっていって私をパシるとか何様なわけ?
  私だって忙しいっつーの! あー、イライラする。ったく……

 

SE:キィ……とロッカーの開く音、小さい音

 

神山:っ!? やば、誰かいたりします~? ……返事なし。シカト? なんの音かしら?
  こっちのロッカーのほうから聞こえてきたんだけど…。んっ、なにか、光って……

 

SE:キラキラン、と妖精が現れ舞う音

 

ティン:ああ、どうしましょう。このままでは、この世界が危ない……
神山:うわっ、なにあれ? 小さな、女の子……? 空、飛んでるけど……羽もあるし……
  あっ、なんかこっち来た!
ティン:そこのあなた! くたびれたアラサーOL!
神山:ひとこと余計よ。
 

ティン:すごい、あなた私の声が聞こえるのね、バカヤロウ!
神山:ケンカ売ってんのかコラァ!(SE:紙を筒状にして殴る)
ティン:きゃ! いきなり何するのよ、もう。ひどいなぁ。
神山:あんたこそうちの会社にいきなり出てきて、なんなわけ? 新手の昆虫?
 

ティン:私の姿が見えるみたいね。それなら、きちんと自己紹介するわ。私は心の汚い大人にしか
  見ることの出来ない妖精……ティン=クゥワーヴェルよ!
神山:いやな妖精……っていうかティンカーベルって……
ティン:ノンノンノン! ティン=クゥワーヴェル! クゥワーヴェルよ。
神山:あっそ、どうでもいい。さっさと消えて。
 

ティン:いやん無関心! 普通妖精とか見たら、もっとときめかない? 不思議じゃない?
神山:不思議だけどさ、うざいし。めんどくさそうだし?
ティン:ああんさすが心の汚いオ・ト・ナ。これは見込みあるかも……
神山:はぁ? 何ひとりでブツブツ言ってるの?
 

ティン:驚かないで聞いて! 今、地球は滅亡の危機を迎えているの!!
神山:……。
ティン:解放された邪気が大気中に満ちて、眠っていた太古の怨念をよみがえらせてしまい……
神山:……。
ティン:まがまがしい力によって、イデアの胎動が歪みその邪悪が現世に降臨してしまったのよ!
神山:……。
ティン:この危機に立ち向かえるのは……
 

SE:コピー機動かす音、神山が無視してコピーをはじめる
 

ティン:聞けよ!
神山:いやー、滅亡とか宗教とかそういうの、結構ですから。
ティン:ほんとに危ないの! いちいち会議用の資料をいやがらせで9枚ずつコピーしている
  場合じゃないのよ!
神山:チッ、バレたか……。でもねー、危機とかいわれても実感ないしー。
ティン:なら、こっちから窓の外をみてみてよ、ホラホラ! ちょうど今邪悪が暴れてる!
神山:はぁー? しょうがないなぁ。
 

SE;シャ、とカーテンを開く
 

ドスコイ:ドスコーイ!
 

SE:張り手でビルを壊している音
 

ドスコイ:オオオオオ……。 God and death…(ごっつぁんです)
神山:……なによ、アレ。
ティン:あれはちゃんこ鍋を夕方まで我慢し続けるお相撲さんたちの空腹の念が集まって出来た
  魔物……ドスドスコイよ!
神山:……食えよ。ビル壊すほど耐えるなら食えよ飯。
 

ティン:いつもならあんな風に具現化したりはしないけど…今日は大気中の邪気の密度が高い、
  だからこうして魔物として現れてしまったの。
神山:大気中の邪気。
ティン:あの魔物を倒せるのは、私たち妖精の加護をうけた魔法少女だけよ!
神山:……魔法、少女。
 

ティン:さあ、心の準備はいい!?
神山:……はい?
ティン:えっ、ここまで説明してわかんないとか……もしかして、ばか?
神山:うるっさいわね! 私に戦えってことでしょ! むり!むーりー! 
  あんなでっかいばけものと私がどう戦えっていうのよ!
 

ティン:そこはさー、普通流れでうなずく場面でしょ? 「私しかいないんだ!」って意味不明な
  使命感、感じない?
神山:感じない。全っ然感じない。
ティン:うわぁ、KY……
神山:空気読んで自分一人で苦労しょい込むくらいなら、KYなほうがいいわー。ラクだわー。
ティン:じゃあ、今から魔法少女になる儀式を始めるね!
神山:まさかの強行採決!? ちょ、やめなさいよ、この! 叩き潰すわよ!
 

SE:ぶうん、と避ける羽音
 

ティン:あなたの決意、受け止めたわ。私の力であなたを魔法少女にしてあげる!
神山:強引に進めるなー!
ティン:ティンクルティンクル、クルクルパー……。この光を浴びればあなたはたちまち
  アラサー魔法少女に……。いくわよ……。ティンクル~~ (SE:ガチャ、とドアが開く)
宮脇:神山さん、コピーまだぁ?
神山:ちょ、部長!あぶなっ……
ティン:魔法少女になぁ~~っれ!!!
 

SE:(魔法音、光が二人を襲う)
 

神山:きゃああ!?
宮脇:うわぁぁぁ!?
ティン:あれあれ?バーコードはげまで光を浴びちゃって……。いっけなーい!
  これって、もしかして……。
宮脇:う、うおぉぉぉ!? なんだ、この全身に満ち満ちている得体のしれないパワーは……
神山:ぶ、部長!? って、あれ、なんか、私も体が熱い、これ……なんなのよぉ!?
 

ティン:なんてこと! しかたがないわね、大事なことだから、よく聞いてね。
 一回しか言わないから。
神山:大事なことなら何度でも言えバカ!
ティン:その全身に駆け巡る力は、魔法少女の力……。呪文を唱えてコレに変身するのよ!
神山:なによそのミニスカート!超恥ずかしいんだけど!
  ってか魔法少女なのに自分で着替えるわけ?魔法で着替えさせなさいよ!
 

宮脇:……神山さん、さっきから誰と話しているんだい?
神山:へ? 誰って今目の前にいる羽虫みたいな妖精と……
宮脇:えっ、目の前……どこだい?
ティン:あれ、もしかして……やーい、このはげー?
 

神山:部長、この生き物見えないんですか?
宮脇:ん? んん? この部屋には君と私だけだろう?
ティン:えっ、もしかしてこの人間……
神山:部長ってばもしかして……
 

神山・ティン:心の綺麗な大人っ!?
 

宮脇:なんだい突然。照れるなぁ、はっはっは。しかし、さっきの光はなんだったんだろうねぇ。
神山:(ちょっと! どーすんのよこれ! 部長、アンタのこと見えてないじゃん!)
ティン:(知らないわよ! まさか50も過ぎたおっさんがピュアな心の持ち主だなんて、想定の
  範囲外よ!)
神山:(私、さっきの恥ずかしい説明伝えるの、絶対いやだからね!)
 

SE:地響き
 

ドスコイ:オオオオオ……ドスコーイ……MY know ME……(まいのうみー)
ティン:私は私を知っている……なんていう哲学!
神山:いいからこの状況なんとかしなさいよ。このわけわかんないパワーどーすりゃいいの!?
ティン:しかたないわね。こっちよ、ついてきて!
神山:ちょっとぉ!部長、こっちです。なんか、さっきの光の解説してくれるって。
宮脇:ああっ、待っておくれよ!
 

SE:二人駆け足、階段を下りる
 

神山:ここは……地下室?
宮脇:うちの会社に、こんな場所があったなんてねぇ。知らなかった。
ティン:こっちよ。阿久野博士ー!
神山:あくの、はかせ? はぁ……いやな予感。

 

SE:ドア開ける。

 

阿久野:ようこっそ、わたしが~あくの、はかせだ……
神山:(帰りたい)
阿久野:君たちが新しい、魔法少女かぁ~。んー、少女には見えんが……まあ、いい。
神山:ねぇ、あとは博士がしゃべってくれるなら、部長に声が聞こえないアンタはいらなくない?
 

ティン:ちょっと! 魔法少女にマスコットキャラクターは必需品でしょ!
神山:羽虫のくせに……
阿久野:んー、汚い大人だなぁ。君が選ばれたのがよくわかるよ。
宮脇:むっ、こ、これは……! 私の髪が!
 

SE:ピーン、とバーコード頭の毛が数本逆立つ音
 

ティン:それは!魔法少女アンテナ!
阿久野:説明しよう!魔法少女アンテナとは!周囲に危険が迫ったとき、その危険の位置と
  驚異の大きさを逆立つ髪の量と方角で指し示す、万能アンテナなんじゃ!
神山:間違ってもハゲに与えていい能力じゃないと思うんだけど……
ティン:あれは事故ですー。
 

神山:まあ私の髪が逆立たないだけマシだけど。で、どうなの、あの立ち方は。やばいわけ?
阿久野:むうう!毛髪不足でアンテナの測定ができん!
神山:くそ妖精、能力一個無駄にしたわね。
宮脇:い、いかん!これ以上勢いよく逆立つと、わしの毛が抜ける!
神山:踏んだり蹴ったりですわねー部長。
宮脇:嬉しそうね、君……
 

SE:地響き数回
 

ティン:はかせ、どうやらドスドスコイが接近してきているみたい!
神山:あんなくそデカイやつ丸見えなんだからアンテナいらねーじゃねーか。
阿久野:うむ、次回改良の余地ありじゃな。とにかく!今は敵が迫っておる。
  アラサー魔法少女レッド、ならびに巻き添えブルー!すぐに着替えて戦闘準備じゃ!
神山:あの化け物に私がどう立ち向かうわけ? 魔法ってさー、簡単にやっつけられるの?
 

阿久野:まあその辺はおいおい、ね。早く着替えてきてくれないかのー、話進まないから。
ティン:口動かす前に体動かしやがれくださいー。
神山:こいつら……
 

SE:ババーン!とファンファーレ
 

宮脇:魔法少女ブルー!参・上!
神山:きゃあ! 静かになったと思ったら着替えてたんですかぶちょ……なにその格好。
阿久野:魔法少女っていったらミニスカートに
ティン:まほうのつえに、各自のテーマカラーに……
 

神山:青いミニスカはいたオッサンと並びたくねぇよ。
宮脇:神山さん、急いで着替えたまえ!地球の危機だぞ!
神山:(コスプレするとその気になるタイプね……)はいはいわかったわよ もー!
 

SE:ファンファーレ
 

ティン:魔法少女登場、さあ決め台詞を、はいっ!
神山:魔法少女、ティンクルレッド! ……はっ!?無意識のうちに、口が……
宮脇:魔法少女、ティンクルブルー! 二人合わせてー!
神山・宮脇:ティンクルティンクル・クルクルパー!
 

阿久野:素晴らしい、完璧だ!
ティン:コスチュームをきると無理矢理セリフが口から出ちゃう呪い、もとい魔法!大成功!
神山:いつか殺す……絶対殺す……
宮脇:ううむ!力が溢れてくるぞ!それで、我々はどうやって戦うのだね、博士!
 

阿久野:うむ、ドスドスコイは沢山のお相撲さんたちの邪気が形になったもの。まずはそれは
  ひとつひとつの小さな邪気に分解してゆく!
ティン:そして小さくなった邪気をひとつずつ破壊していくのよ!
神山:それさ、言うほど簡単に出来るわけ?
阿久野:うむ、ここに二つの武器がある。ひとつはロシアより直輸入、産地直送の新鮮な
  RPG‐7.戦車も行動不能にするナイスなクルップ式無反動砲じゃ。そしてもうひとつが
  わしが独自に改良を加えたAKv(エーケーヴィー)47機関銃。1分間に最大600発連射可能!
  数うちゃ当たるを実践していく前向き弾丸野郎。過酷な環境下での使用にも耐えうるタフで
  頼れるナイス銃器じゃ!このふたつで……
 

神山:魔法関係ねーじゃねーかくそ博士がぁ!
阿久野:あぼぉぐ!?
ティン:やめて!博士に乱暴しな……
神山:おめーもだこの羽虫!
ティン:アギャン!?
 

SE:地響き迫ってくる
 

ドスコイ:どすこーーーい、どす…こーーーい……
神山:もーいい。もういいわよ!さっさとあのでかぶつやっつけて、アンタラへのお説教は
  そのあと。覚悟しといてね。いきましょう、部長!
宮脇:オッケーよ、レッド!
神山:(こいつもあとで殺す…)
 

SE:階段をあがる、ドアをあけ外に出る。
 どしんどしんと足音が迫ってくる。
 

神山:部長!まずはそのでっかいのであいつをふっとばして!
阿久野:その魔法武器は大変危険じゃ、広い場所で、後ろにスペースのある空間で発射するんじゃぞ!
宮脇:ティンクルティンクル~~ ファイアー!!
 

SE:バシュ、という発射音のあと弾道が空に向かっていく、ドスコイにあたる爆発音
 

宮脇:おおおっ、わたしの魔法が当たった。大きな化け物が粉々になったぞ!
神山:あれのどこが魔法よ……
ミニドスコイ;どすこい! どす! どすどす! こーい!(ミニマムな声)
阿久野:今じゃレッド!
 

神山:誰がレッドよ、ああもう!アンタラはさっさと消えちまいな! このぉ!
宮脇:レッド、そこは魔法の言葉を唱えないと……
神山:うるさーい!さっさとここからいなくなれー!
 

SE:マシンガン発射音
 

ミニドスコイ:どす!? ぎょわ! うっちゃり! ごっつぁ…!? あっー! カドバン!?
   きゅおーん……
ティン:やったわ!ドスコイが消えていく!
阿久野:うむ、魔法少女の大勝利じゃ!
宮脇:やりましたね、博士!見えない妖精さん!
 

ティン:ふうー。色々あったけど、終わりよければすべてよし!
阿久野:よくやってくれたぞ、ティンクルブルー!それにティンクルレッ……ド?
ティン:レッド、どうして私たちに銃口を向けているの?
神山:あんたらぁ~。人をさんざんおもちゃにしてくれたわねー!覚悟しなさい!これが、
  私の魔法攻撃よー!
 

SE:マシンガン連射
 

阿久野:い、いかん!レッドは、アレだ、邪気にあてられておる!ここは逃げるのじゃ!
ティン:心の汚いレッド、どうか正気に戻って!
宮脇:神山さん、冷静に!会議に遅れちゃうから!ねっ、ねっ!
神山:うるさーい!問答無用ー!!
阿久野、ティン、宮脇:うわあぁぁぁぁぁ……!!
ミニドスコイ:チャンチャン。

 

 

 


 

________________

 

☆こちらの台本はいつもお世話になっております、ファミリアカンパニー様の

四周年記念企画に書き下ろしさせていただいた作品です!

ぜひふぁみかん様の四周年ボイスドラマのほうも聴いてみてください!

 

http://www.nicovideo.jp/watch/1492423213

 

 

 

 

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