条件付き契約となった場合の考え方 | 保険日記

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生命保険会社9社、損害保険会社1社の保険代理店経営者です。

先日、60代女性のお客様から医療保険のお申込みをいただきました。


しかし健康状態を問う時点で眼科に通院し、目薬を点眼していることが分かりました。


「緑内障」の疑いとのこと。


この場合、「目に関する疾患で入院や手術をしても保障されない」という特定部位不担保 という条件付き契約となってしまいます。


お客様としては、「眼科に通っていて目に不安があったから、保険に入ろうと思ったのに、その肝心な目が保障されないんじゃ保険に入る意味がないじゃないですか!!!」という気持ちかもしれません。


お気持ちはよく分かります。


しかしこのように考えてみてください。


目の疾患は保障されませんが、がんを含む他のすべての部位の疾患については保障されます。


それも一生涯の保障です。


たとえば加入したあとで目の疾患で入院、手術をしたとしましょう。


その治療費の自己負担は10万円だったとします。


目については保障されないので医療保険からの給付はありません。


なのでこの10万円は自己負担となります。


でも一方で、がんなどの重大疾患に罹患し、総額で100万円の治療費がかかったとします。


この場合、目と関係なければ保険給付されます。


つまり、特定の部位が不担保となっても、その部位以外はすべて保障の対象となるため、加入のメリットはやはりあるということなんです。


「目に条件が付くなら加入しない」


こうしてしまうと、目を含むすべての疾患で保険が担保されなくなってしまいます。


条件がついたとしても、他の重大疾患に備える手段として、医療保険に頼らざるを得ない状況も多々あります。


この点を十分にご理解いただき、このお客様にも条件付き契約のご承諾をいただきました。


1つの条件にこだわり過ぎず、多角的に検討していくアプローチもときには大切なんですね。


ご参考になれば幸いです。




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