先日、30代の女性のお客様から医療保険のご相談を受けました。
その際に、こんなご質問を受けました。
「保障期間は終身で考えているのですが、払込期間については年をとってからもずっと払っていくことは大変だと思うので、60歳で払込みが終わるようなタイプの方がいいと思いますがどうなのでしょうか?」
よくある質問ですが、非常に良い質問です。
まずポイントは以下のようになります。
①毎月の保険料は、終身払込タイプ<60歳払済みタイプ、であること。
②60歳払済みタイプは60歳で払込が終了し、以後、保険料を払い込む必要がなく、終身保障を得られること。
③終身払込タイプは生きているかぎりずっと保険料を払い込んでいかなくてはいけないこと。
これら3つのポイントを踏まえたうえでも、私は、「終身払込タイプ」をお勧めする立場をとっています。
その理由について以下の通り解説します。
ここでのポイントは、保険料負担や今後の見直し可能性など総合的にみてどちらが合理的であるか、ということになります。
【ある医療保険(30歳女性、120日型、日額10,000円)】
60歳払済タイプの保険料:5,490円
終身払込タイプの保険料:3,820円
【60歳払済タイプの払込保険料総額】
5,490円×12か月×30年間=1,976,400円
【終身払込タイプが60歳払済タイプの払込保険料総額を上回る年齢】
1,976,400円÷3,820円÷12か月=43.1年
⇒ 終身払込タイプの払込総額が60歳払済タイプを逆転するのは73歳以降
【結論】
①30歳で加入した医療保険を73歳以降までそのままずっと継続するようであれば60歳払済タイプが良いこと。
②加入したあとで他にもっと条件の良い医療保険が発売されて、新しい医療保険への見直しを考える場合には終身払済タイプの方が合理的であること。
⇒医療技術の進歩や社会保障制度の変化に合わせて、生命保険会社各社の医療保険の新商品開発が活性化しており、②の可能性が高いと思われるため、私は、保険料負担の軽い(割安な)終身払込タイプをお勧めしています。
医療保険選びの参考にしてください。
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